頭皮を確認している女性

心当たりがないのにどうして頭皮に赤みがある?気にして仕方ない時ありませんか?もしかしたら病気の可能性?と心配になる事があります。

これらの原因は病気以前に生活上に原因があるかもしれません。原因や生活で改める項目などをお伝えします。



【頭皮の悩み】赤みが続く?チェックすべき6種類の原因とは


1)頭皮が赤くなるのはなぜ?考えられる6種類の原因とは?

(1)赤みにも種類がある?

病気や加齢などが原因の斑点、掻きむしったあとのようなかさぶた、紫外線やパーマ、ブリーチやカラーなどが原因の湿疹や炎症によるかゆみ、カビ  乾燥肌などです。

(2)頭皮が赤くなる6種類の原因とは?

・皮膚の炎症

アトピー性皮膚炎など病気による炎症による赤みです。原因はさまざまですが、頭皮をはじめとする皮膚の疾患を意味します。合わせて頭皮環境が良くないと赤みのある頭皮が悪化する傾向があります。

・乾燥によるかゆみ

加齢や外部からの刺激や内臓機能低下、自律神経の乱れなどにより、頭皮の乾燥とともに痒みの症状が出てきます。また自律神経の乱れによる内臓の疲労から皮膚のかゆみが現れる事があります。

・毛穴のつまりによる湿疹

男性や女性のホルモンに関係し、ストレスなどによって乱れるホルモンバランスが崩れてくると、頭皮の水分や脂質バランスも乱れが毛穴に皮脂が詰まりやすくなったり、シャンプーの洗い残しや整髪剤が頭皮に付着するなどの原因により湿疹など起こりやすくなります。

・頭皮の増殖によるカビ

毎日シャンプーをせずに不潔な状態を保ったり、シャンプーの洗い残しの原因、タオルドライ後はドライヤーでしっかり乾かさなかったり、スプレーやワックスなどを付けすぎの傾向があれば頭皮環境が悪い状態と言えます。このままでは頭皮にカビが増殖し、フケが出やすくなります。

・ヘアカラー

ヘアカラーは酸化やアルカリなどの薬物を使用して行うため、頭皮への負担がかかり、頭皮の皮脂膜が薄くなり炎症が起こってしまいます。自分では予防できないのが現状ですが、自宅でのシャンプーは頭皮に負担かけない程度に洗います。

・太陽による紫外線

日差しを浴びると体が日焼けすると同じく、頭皮も日焼けをして赤みが出はじめ、太陽に含まれる強い紫外線により頭皮が炎症を起こしてしまいます。そのため予防策として帽子などをかぶります。

2)どんな症状が現れる?頭皮が赤くなるが場合の代表的な症状とは

頭皮全体あるいは頭皮の一部に赤いブツブツや炎症により熱を持つことで頭皮自体が赤みを帯びてきます。また乾燥などが原因で起こるかゆみや炎症による赤みは、季節の変わり目で起こりやすい自律神経が関与します。

内臓の疲れが原因でもあるため、とても疲れやすく、仕事や勉強の集中力が低下したり、免疫が低下することがありますが、症状が収まるまでは1ヶ月程度続くケースもあります。

3)試せる処置はあるの?赤みへの対処方法とは?

(1)ストレスをためない

頭皮の赤みの原因は内的要素と外的要素などあるため、原因が一つではないという事です。一番の対処法として、頭皮にとってストレスを与えないという事です。これは自律神経がバロメーターであり、自律神経である交感神経と副交感神経のバランスがストレスによりバランスが乱れ、頭皮の免疫力が低下する事も原因です。

(2)シャンプーの仕方とケアはしっかり

また、普段のシャンプーの仕方でも、爪を立てずに指の腹でマッサージするように洗い、シャンプーの泡しっかりと洗い流す事が大切です。すすぎ残しのシャンプーはカビの原因や毛穴に汚れが詰まることがあります。そして髪の毛はしっかりと乾かしましょう。

(3)頭皮を清潔にする

髪の毛を整えるために整髪料を使用することがありますが、意外に頭皮に付着し、頭皮の熱と汚れによるカビの増殖の原因になる事があります。特に整髪料を使用した場合は、頭皮をしっかりをきれいに洗い流しましょう。

側頭部を確認している女性

4)これって何かの病気の疑いもある?病気かどうかのチェックと判断基準とは

心が足りがないのに白いフケが出てしまったり、かさぶたのようなものができてしまったり、吹き出物のような所から出血しているケースがあります。

フケに関しては正常なものもあり、乾燥による頭皮の新陳代謝によるものなどあります。しかし、髪の毛がべとついた状態にフケが付着する場合は、毛穴の汚れのつまりや頭皮の汚れによる皮膚炎「脂溶性皮膚炎」の疑いがあります。

かさぶたや吹き出物からの出血は、シャンプーの時に頭皮を傷をつけてしまった、他にはシャンプーの洗い残しが多く、特に病気の可能性はなさそうです。

5)症状が続く場合は注意!可能性のある3種類の病気とは

(1)脂漏性皮膚炎

頭皮の赤みの他にも、痒みや悪臭、抜け毛などの症状が増し、髪がべとべとしている症状があればこの病気を疑います。この病気は頭皮の汚れの蓄積により、悪玉菌であるマラセチュア菌や皮膚ブドウ球菌、アクネ菌と頭皮にある常在菌が反応し起こる皮膚炎です。

(2)アトピー性皮膚炎

遺伝性のもの、食物、花粉症や金属などの外部から起こるアレルギーが原因で起こる疾患で、頭皮の赤みやかゆみ、症状が重くなるとジュクジュクした液体が出て来ることがあります。この疾患は頭皮以外にも全身に症状が現れます。

(3)皮膚がん

「がん」は心臓以外のあらゆる所に発症します。頭皮にできる腫瘍は皮膚がんの一種で、初期症状として一般のホクロに似た症状から始まり見分けがつきにくいというのが現状です。頭皮の赤みの範囲が大きくなったと感じたり悪臭がする場合と便の匂いが強くなったなど症状があればこの病気を疑います。

問診を受けている女性

6)専門家での検査を!症状が気になる場合へ試したい検査・治療方法

(1)検査方法

・脂漏性皮膚炎

ほとんど視診で判断できるのですが、医師による拡大鏡で患者さんの頭皮を診てみます。そして頭皮に付着しているカビを採取し、拡大鏡を使ってカビの有無を確認します。

・アトピー性皮膚炎

血液検査により白血球の数値、たんぱく質の数値である「IgE値」を調べたりし、皮膚の検査としてアレルギー物質を皮膚に貼り付ける「パッチテスト」アレルギーの元となる物質を皮膚にたらして、針でほんの少しだけ皮膚を掻き、数分置いて反応を見る「スクラッチテスト」など行います。

・皮膚がん

視診で診て分かる医師もいますが、色素病変を診るために「ダーモスコピー検査」を行います。この検査は保健適用された場合、1万~2万円くらいです。さらに結果により、X線CT検査、MRI検査、超音波検査などを行い最終的に判別します。

(2)治療方法

・脂漏性皮膚炎

炎症と抗菌剤を使用した外用薬を処方します。また、かゆみの症状の強さにより抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤を使用する内容薬を処方することもあります。また、ビタミン剤などを合わせた内用薬を処方することもあります。

・アトピー性皮膚炎

軽度から重度までの段階により治療法が異なりますが、脂漏性皮膚炎のような症状に合わせ外用薬と内用薬を併用して処方し、経過観察をしていきます。症状により抗ヒスタミン剤や抗アレルギーなどの薬を増減して処方していきます。

・皮膚がん

 外科手術療法、抗がん剤を使用した化学療法、放射線治療、陽子線治療などあります。これらは保険が適用される費用で賄うことができますが、陽子線治療に関しては未だに保険適用されず、全国でもまだ普及されていない治療法で高額になります。

これらはすべて皮膚科で受診しましょう。

7)生活習慣から改善を!頭皮の赤みへの5つの予防習慣

(1)栄養バランスの取れた食事

頭皮はとてもデリケートです。健康的な頭皮を作るためにも、良質のたんぱく質やビタミンB1、B2、B6、マグネシウム、カルシウムなどのミネラルをたくさん含む食生活を心がけましょう。頭皮だけでなく全身の新陳代謝が活発になります。

(2)ストレスをかかえない

ストレスの多い生活をしていると、自律神経や男性女性ホルモンのバランスが乱れてしまい、頭皮の悪環境を作ってしまいます。頭皮の水分や脂質のバランスが乱れ、頭皮にカビが存属する傾向があり、頭皮のトラブルの元になります。

(3)睡眠はたっぷり補う

全身の疲労回復には睡眠が欠かせません。睡眠不足になると、脳の思考回路が途絶え、自律神経も乱れ、頭皮や全身の血流の悪化、体の組織や肌の代謝力の低下、新陳代謝の低下などすべてにおいて悪循環になります。最低8時間たっぷりの睡眠を取りましょう。

(4)適度な運動習慣

軽いランニングやウォーキング、家事などの掃除や洗濯でも良いですが、体を動かし血液の循環を良くしましょう。全身への血流が良くなると、脳の働きもスムーズになり頭皮の血流も改善されます。

(5)頭皮は清潔に

頭皮の付いた整髪料はしっかりと洗い流しましょう。またシャンプーはソフトに洗い上げ、素早く乾かしてから就寝しましょう。これは頭皮の汚れをしっかり落とす目的と、カビの増殖防止に効果的です。



まとめ

1)頭皮の赤みの原因は6種類考えられます

2)頭皮にブツブツ、全体的に赤みがあるなど症状は様々です

3)少なからずシャンプーの仕方を改善すると症状が和らぎます

4)生活上で心当たりがなく頭皮に異変があれば病気を疑います

5)頭皮の赤みの病気の可能性は3つあります

6)皮膚科の専門医に受診しましょう

7)食生活や睡眠などの生活習慣を改める事で予防できる範囲が広がります