PCで作業をしているドクター

耳の軟骨が赤く腫れてしまい、痒くなったり、痛みを生じてしまい、音が聞こえにくくなると言った症状があった場合はどのような原因でどのような病気が考えられるのでしょうか。

症状や受診する医療機関、治療法などについてご紹介します。



【軟骨の痛み】耳の軟骨が痛い場合に注意したい3種類の原因


1)耳の軟骨ってどうなっている?仕組みや役割とは?

耳は耳介から入ってきて外耳道を通り、鼓膜から「ツチ骨・キヌタ骨・アブミ骨」という小さい3つの骨を伝わりながら増幅されます。

内耳の蝸牛に伝わり、音の強弱や高低を判断した後に聴神経から大脳に伝わり、大脳で音として認識されます。耳介は耳に手をかざすと音が良く聞こえるようになる集音効果があります。また音源の方向の特定する事ができますので、片耳を塞ぐとこの働きがなくなってしまいます。

外耳道は外耳で集中された音が、外耳道内の共鳴によりさらに大きくなる外耳道共鳴が発生します。内耳は聞こえ司る蝸牛と平衡感覚を司る三半規管から成り立っています。役割としては、音の強弱や高低の分析をします。

2)なぜ痛みが現れる?耳の軟骨が痛い場合に考えられる原因とは?

(1)耳介軟骨膜炎

症状としては、耳たぶ全体が赤くはれ上がり酷くなると熱を持ち激しく痛みます。全身の発熱を伴う事もあり、放置すると耳介を形作っている軟骨が壊死し、耳介が変形する事もあります。

(2)再発性多発性軟骨膜炎

耳の軟骨が痛い場合に考えられるのは、外傷が原因で起こる耳介軟骨膜炎と細菌に感染していないのに炎症を繰り返す、再発性多発性軟骨膜炎があります。

再発性多発軟骨炎は難病認定されています。耳介軟骨膜炎はピアスの孔を空けるときに軟骨が傷ついたり、凍傷、火傷などで軟骨膜に炎症や細菌感染が起こると熱感が出て痛みが強くなります。

3)自分でできることは?症状へ試したい対処方法とは

基本的には一度でもかかってしまうと、耳の痛みが消えなくなってしまうケースも考えられます。自分自身では対処方法しにくい為に、医療機関を速やかに受診しましょう。

耳介軟骨膜炎に大きな力を発揮するのは薬の治療とされています。薬の処方は医療機関でしか出来ませんし、出来るだけ早めに対処する事で早期治療が可能になります。ただ、自分で試せる保方として金属アレルギーを持っている場合、ピアスなどの装着を控える事で腫れや炎症リスクを軽減する事が出来ます。

4)これって病気?病気かどうかのチェック・判断基準とは

耳介軟骨膜炎以外に考えられる病気としては「メニエール病」や「再発性多発軟骨炎症」があります。症状としては外耳炎と似た症状として、難聴や声や音が聞き取りにくいと言うこともあります。

また、めまいといった症状も起こります。ただ、傷口が無いため、痒みといった症状は有りません。メニエール病の大きな特徴としては難聴と激しいめまいになり、立っているのがむずかしいというほど、酷いめまいを伴う事があります。自己判断はせずに、医療機関を受診しましょう。

診察を行っている医師

5)病気の可能性とは?考えられる3種類の病気

(1)耳介軟骨膜炎

上記で説明したとおり、耳かきやピアスの孔を空けるときに軟骨が傷ついたりする事で起こるものになります。基本的には赤くはれ上がり、声や音が聞きにくくなるという症状があります。

(2)再発性多発軟骨炎

これは全身の軟骨組織に炎症と破壊が生じるまれな病気です。耳・鼻・関節などの軟骨で炎症性の破壊による様々な症状が出現します。

症状は耳介の疼痛や変形を伴い関節痛や鼻筋の変形で診断される事も多く有ります。呼吸器の症状として呼吸困難などを引き起こす可能性もあり、腎炎や血管炎、膠原病などを合併する事もあります。

(3)メニエール病

内耳からくる回転性のめまいや吐き気が起こります。進行すると耳鳴りや難聴もひどくなります。アレルギーや血流不全、免疫の低下、ストレスなど様々なケースが考えられています。

6)症状が続く場合は注意!試される可能性のある検査・治療方法

(1)検査方法

耳鼻科を受診して、外傷や無視に指されたような傷があれば外耳炎として診断される事が殆どです。耳の軟骨に赤い腫れや痛みと言ったもの以外に激しいめまいなどがあれば、別の検査を行いメニエール病などではないかを確認します。

(2)治療方法

感染の為に膿が待った場合には、切開して排膿を行ないます。熱感染の場合胃は冷やす程度にしますが、冷やしすぎて凍傷を起こさないように気をつけなければいけません。痛みが強い場合は、痛み止めを用います。耳介軟骨膜炎の完治には1ヶ月以上かかることが殆どです。

7)日常から改善を!耳の軟骨が痛い症状への予防習慣とは

予防法としては、金属アレルギーの方がピアスをしているのであれば、ピアスの装着を控える事で腫れや炎症リスクを軽減する事が出来ます。

また、ケガなどによる感染・虫さされ・打撲・裂創・耳に負荷がかかる外傷は皮下組織が少ないため。感染やピアスの金属による機械的な刺激により炎症が起こりやすい状況をつくってしまいます。耳に外傷を負ったら直ぐに治療をする事や、耳に負担をかけないような生活を送る事が予防になります。



まとめ

1)耳の軟骨が痛い2つの原因

2)自分で対処するのではなく医療機関で診察をしてもらう事が大切

3)耳の軟骨が痛い場合に3種類の病気が考えられる

4)耳介軟骨膜炎は薬物療法が有効である

5)耳に外傷などを負った場合には直ぐに治療を行なう