健康的な和朝食

空咳が続くと呼吸が苦しくて大変だったという経験はありませんか?これは気管支炎を引き起こしているかもしれません。特に睡眠中に咳き込むと睡眠不足になってしまいます。

気管支炎の種類や原因、つらい症状をサポートする食べ物をこれから紹介していきます。



【気管支炎×食べ物】気管支の炎症をサポートする食べ物16選


1)気管支ってどんなところ?役割とは?

(1)気管支とは何?

口から酸素を取り入れた時、肺へと繋がっている「管」の事です。咽頭と繋がっている10cm程度の部分が気管支です。左右に分岐して肺に酸素が張り込みますが、気管支は右側が太くなっているため誤嚥をしてしまうことがあります。

(2)気管支の役割とは?

口から入ってきた微生物や異物の侵入を防ぐための役割があります。口から食べ物が入った時は食道を通り胃へと送り込みますが、万が一気管支へ入ってしまうと気管支は、肺への侵入を防御するために分泌された液とともに外へ排出しようとします。

2)気管支の炎症にもいくつかの種類がある?代表的な3種類と違い

(1)急性気管支炎

急性的に気管支に炎症を起こす事です。原因は風邪などの「ライノウイルス」「パラインフルエンザウイルス」や、粉塵や煙などの汚染物による外部からの刺激物によって気管支炎を引き起こすこともあります。乾いた咳とぜんそくのような症状を起こし、風邪の治りかけで炎症を起こしてしまう事から風邪と診断されることもあります。

(2)アレルギー性気管支炎

タバコや大気汚染、その他のウィルスによるアレルギー感染などが原因で起こる場合があり、特にダニやハウスダストによるアレルギーは性気管支炎になる原因が多く、胸の痛みや乾いた咳と高熱になる場合もあります。

(3)喘息性気管支炎

喘息に似た症状から名称が付いた疾患で、通常の気管支炎がさらに腫れてしまうため呼吸する時「ゼーゼー」と音がするようになります。この原因で考えられるのは「マイコプラズマ」「クラミジア」などのウィルスです。初期は咳と鼻水発熱と言った症状が起こり、痰が絡んだ咳が起こるようになります。

3)気管支炎を放っておくとどんなリスクが?代表的な3つのリスク

(1)慢性気管支炎

急性気管支炎を何回も繰り返していくと、どんどん慢性化してしまい治りにくくなってしまいます。このような状態が3ヵ月以上続くことで肺の機能低下や息がしづらくなる「慢性閉塞性肺疾患」を併発する場合があります。

(2)肺炎併発

気管支と肺炎は繋がっています。気管支の炎症が広がってくると肺にまで炎症が広がってきます。症状がひどくなると肺炎を併発する場合があります。症状として風邪によく似た症状で発熱や痰が絡んだ咳などです。特に高齢者は命にかかわる場合があるので注意が必要です。

(3)筋肉痛・関節痛・骨折

乾いた咳が続くことで呼吸がしずらくなり、胸やお腹の筋肉痛や肋骨、鎖骨の痛みが現れることがりますが、あまりにも症状がつづくようになると肋骨を骨折することもあります。

病院のデスクに座っている医師

4)気管支炎はなぜおこる?主な原因とは

(1)微生物による気管支粘膜の炎症

微生物のウィルスが気管支の粘膜に付着する事で炎症を起こしてしまう事がわかっています。原因として考えられるウィルスは「インフルエンザウイルス」「パラインフルエンザ」「アデノウイルス」などです。

(2)冬場や空調による乾燥

粘膜は潤っていることで微生物の侵入を防ぐことができるのですが、冬場や空調による乾燥はせっかく潤っている粘膜の状態を保つことができません。外部からのウィルスは乾燥した環境をとても好む傾向があります。これにより気管支に負担がかかってしまいます。

5)ここに注目!気管支の改善に大切な5種類の栄養素

(1)EPA

青魚の脂に多く含まれている成分で、脳の働きやその他の神経組織の新陳代謝に有効な栄養素でもあります。気管支は炎症を引き起こしやすい粘膜ですが、EPAには炎症を鎮める作用や喘息を鎮める効果も期待できます。

(2)DHA

EPAと共に青魚の脂に多く含まれています。EPAと違う所は脳の健康を守る働きの他、コレステロール値の安定や血液サラサラ効果があります。気管支の毛細血管の強化や粘膜の修復作用があります。

(3)タウリン

イカやタコなどの滑りに多く含まれている成分で、肝臓強化効果や眼精疲労回復効果など期待できるほか、気管支の収縮を補助する効果なども報告されています。栄養ドリングに含まれている代表的な栄養素ですが1日1000mgを目安としましょう。

(4)β-グルカン

マイタケなどのキノコ類に多く含まれている「ブドウ糖の一種」で、血糖値やコレステロール値の安定、抗がん作用など強い免疫力があるため、気管支炎などの修復に効果が期待できます。

(5)ビタミンA・C

緑黄色野菜や果物などの食べ物から摂取できて、ビタミンは炭水化物、タンパク質や脂質などの代謝に必要な栄養素でありながら生命に必要な栄養素です。

ビタミンAは粘膜の修復効果とビタミンCには免疫力アップ効果があります。しかしビタミンAは脂溶性ビタミンと言われ、取りすぎは返って体に害を与えてしまうため、成人男女ともの上限が3000μgとされています。

冷やっこ

6)気管支に効く食べ物14選

(1)パイナップル

パイナップルには「システインプロテアーゼ」と言われるたんぱく質の分解酵素が含まれています。これは肉類などの繊維質を柔らかくする性質があり消化を助ける作用があります。さらに筋肉の緊張をほぐす効果あるため、気管支炎によっておこる筋肉の緊張をほぐす効果があります。

(2)大根おろし

大根おろしにする事によって殺菌効果があると同時に免疫力を高める「ビタミンC」が豊富で、気管支に起こる炎症を鎮める効果があります。また体を冷やす効果もある為、高熱がある時に食べることでさらに効果が期待できます。

(3)卵の白身

インフルエンザ予防接種に含まれている成分は「卵の白身」も含まれています。そのようなことから卵は積極的に取るようにしましょう。白身の含まれるたんぱく質は免疫力のアップさせ、さらに体力をアップさせてくれる食べ物です。

(4)白身魚

卵と同様に白身魚のたんぱく質には免疫力や体力アップ効果があります。魚類の中でも比較的低脂肪であり、免疫力低下により胃腸機能が低下していて食欲がわかないという時でも、煮魚にしたりすると消化吸収も良く食べることができます。

(5)豆腐

生命に必要なたんぱく質やビタミン類やミネラルが含まれています。気管支炎によって体力が奪われてしまうと、通常の2倍ほどの体力を消耗してしまうため豆腐は低カロリーでありながら高栄養素で手軽に食べられます。さらに「サポニン」が含まれており、粘膜の修復や血管を強化してくれる効果もあります。

(6)生姜

生姜は過熱する方法と過熱をしない方法で作用が変わってきます。気管支炎を発症しているならば炎症を抑える効果をのある、すり下ろした生姜を食べることが有効です。生姜には「ジンゲロール」という成分があり、気管支の炎症を鎮める効果があります。

(7)長ネギ

長ネギの白い部分には「ビタミンC」や辛み成分の一種である「アリシン」が含まれます。これらは胃腸の免疫を助けたり殺菌効果があります。また青い部分には「βカロテン」が含まれ粘膜の修復に期待できます。

(8)レンコン

レンコンは昔から風邪の万能薬として使用されていたと言われています。風邪の初期症状による乾いた咳や炎症を鎮める働きがあり、さらにビタミンCが含まれ、リンパの働きを促進する効果もあり免疫力がついてきます。

(9)にんにく

にんにくは体力をつけるためには優れた食べ物で、気管支炎を起こす前に食べることであらかじめ免疫力を付けることができます。また辛み成分である「アリシン」には殺菌効果があり、ウィルスを寄せ付けない働きもあります。

(10)イチジク

たんぱく質を分解する酵素である「フィシン」があります。この酵素は気管支粘膜や筋肉を和らげる効果があり、さらにイチジクの果実の白い部分には抗酸化作用があるため消炎効果も期待できます。他には血糖値やコレステロール値の安定にも効果があり、日頃の生活習慣予防に役立ちます。

(11)キウイ

たんぱく質分解酵素である「アクチニジン」が含まれています。パイナップルやイチジクなどにも含まれる酵素の一種でもあります。さらにビタミンCや不要な塩分を排出するカリウムがたくさんあります。そのため体内の異物やその他ウィルスの排泄するには有効な食べ物です。

(12)ニンジン

ニンジンは2分の1本を食べることで1日分の必要なβカロテンを補うことができます。この「βカロテン」は皮膚や粘膜の炎症や傷を修復する効果や美肌効果、血管の強化などのアンチエイジング効果など期待できる食べ物です。

(13)ケール

スーパーではあまり手に入らない物ですが、「青汁」などの主野菜として知られています。キャベツや小松菜などの青野菜よりも鉄分や亜鉛、その他のビタミンミネラルを比較するとダントツで、5個分のトマトに匹敵するβカロテンが含まれています。そのため免疫力の温存や粘膜の修復効果など効果があります。

(14)ヨーグルト

ヨーグルトは発酵食品です。人間は産まれた時から生命に必要な「酵素」がたくさんあるのですが、加齢と共に段々と減少して行き免疫力や新陳代謝が低下していきます。ヨーグルトの酵素成分が新陳代謝を活性化し、免疫力を高めて気管支炎を予防できます。

フルーツとヨーグルト

7)飲み物にも注目!積極的に摂取したい飲みもの3選

(1)緑茶

殺菌作用のある緑茶には「カテキン」というポリフェノールの一種があります。口臭予防や虫歯予防としてうがいをするほどの効果が期待できるため、風邪などウィルスの侵入した場合退治してくれる効果があります。さらに免疫力を高めるビタミンCも含まれ事前に予防することができます。

(2)生姜湯

風邪の原因とも言われる鼻や気管支の炎症を予防してくれます。生姜湯は温めた生姜によってできる成分の「ショウガオール」には体の芯から温める効果があるため体力をつけることができます。また生姜は漢方としても使われているほど薬用効果があります。

(3)ココア

温かいココアに含まれる「テオブロミン」には血流を改善する働きとリラックス効果があります。さらに体を温め気道を広げて和らげる働きもあり、気管支炎を起こしている時でも呼吸を和らげることができ、さらに免疫力向上や抗炎症作用効果もあります。

8)どんな食べ方・食べ合わせがオススメ?

長ネギや豆腐を使用した「湯豆腐」で食べましょう。大根おろしと生姜など薬味として使用するなら栄養面など理に叶った食べ合わせで免疫力アップや体を温める効果があります。

他にもレンコンや白身魚を使って煮物にするのも良いですが、長ネギをプラスしたりすることで風味が増して栄養効果も高まります。さらにニンジンを加えることで色合い時も良くおいしく仕上がります。

9)上記の食べ物・飲み物を摂取する上での注意点とは?

(1)食べ物の注意点

パイナップルやイチジクやキウイなどはデザートとして食べましょう。果物は水溶性ビタミンCが多い余分なものは排泄されます。一度にたくさん食べるよりは、少々ずつ食べる方が効率よくビタミンCを取ることができます。

(2)飲み物の注意点

緑茶はカフェインが含まれています。空腹時やむやみにたくさん飲むと胃に負担がかかったり、カフェインの取り過ぎによる自律神経の交感神経が優位になりやすい傾向があり、緑茶を飲む時は1日5杯程度が理想とされていています。また「1日5杯」は糖尿病や認知症予防などに効果的な数字でもあります。

10)毎日の生活から改善を!気管支の炎症予防に大切な生活習慣とは?

日頃の生活習慣から免疫力を高める生活を行うことが大切です。またタバコを吸っている人は禁煙をしましょう。タバコ自体が気管支をはじめ体に害を与えてしまうからです。

さらに十分な睡眠を8時間確保と睡眠の質をよくするためにお風呂にゆっくり浸かったり、1日のストレスはその日のうちに発散する事などが大切です。また日頃の手洗いやうがいはしっかり行ったり、喉や鼻の乾燥を事前に防ぐためにもマスクを着用しましょう。



まとめ

1)気管支は侵入してきた微生物などを防御する働きがあります

2)代表的な気管支炎は3種類あります

3)気管支炎を放置すると慢性化、筋肉痛や骨折をする事もあります

4)気管支粘膜の炎症や乾燥などが原因で炎症が起こりやすくなります

5)気管支炎に注目する栄養素は5つあります

6)14選ある食べ物が気管支を大切にします

7)免疫力を高める緑茶は1日5杯にしましょう

8)タバコは禁煙し、生活習慣から予防しましょう