男性患者を診察中の女性の医師

全身に発疹が出た経験はあるでしょうか?その発疹ができたことによって、かゆみがあったことはないでしょうか?全身に発疹が出るだけでも辛いですが、かゆみを伴うとなおさら辛いですよね。今回は全身に現れる発疹に伴うかゆみについてご紹介したいと思います。



全身に発疹が!かゆみの5大原因と注意したい病気とは


1)症状の解説!発疹の6つの種類と症状の違い

(1)発疹が全身に広がる

体全体に発疹が出る場合は、アレルギー反応、何かの病原の感染が疑われます。

(2)発疹と同時に発熱がある

発疹が出ると同時に発熱がある場合は、アレルギー反応、またはなにかの感染が疑われます。

(3)突然に発疹が現れ急に広がる場合

突然に発疹が出る場合は、アレルギーが原因になることがありますが、中でも薬物のアレルギーになると起こる頻度が高いため、危険な場合もあります。

(4)発疹が水ぶくれになる場合

発疹が水ぶくれになったり、その部分の皮膚が切れてしまったりする場合は、アレルギー反応、薬物反応、内因性の要因

(5)発疹が痛い場合

発疹ができ、その発疹が痛みを伴う場合は、医療機関を受診してください。

(6)発疹が感染している場合

発疹部分がかゆくてかいてしまうと、感染が起こることがあります。発疹が腫れる、痛む、熱くなる、浸出液が出るという場合があります。

2)何が原因?全身に発疹ができてしまう5大原因とは

(1)外的なものからの刺激

化学物質、ハウスダスト、花粉、ダニ、細菌、紫外線、化粧品、紫外線、摩擦による外的なものからの刺激による原因が考えられます。これらの場合は見た感じでわかる場合が多いようです。

(2)内的なものからの刺激

アレルギー体質、乾燥肌、皮脂分泌異常、発汗異常などがあります。これらの場合は見た目ではわかり辛く、検査でわかるものが多いです。

(3)急性湿疹

全身や手足、背中に急に発症する湿疹のことで、かゆみが強く、湿っていることが特徴です。信仰すると水ぶくれになります。

(4)じんましん

アレルギー性のものと、非アレルギー性のものがあります。急に痒くなり、全身に広がる場合は急性じんましんです。かゆみ止めでよくなる場合が多いです。

(5)貨幣状湿疹

腕時計などの接触アレルギーや静脈瘤から起きることもあります。現れると、ジュクジュクしてくるのがこの貨幣状湿疹です。

3)試せる処置はある?かゆみへの対処方法とは

痒いからといって搔かないことが大切になってきます。痒い時はかゆみを抑えるために冷やしましょう。また、刺激を与えると悪化する場合がありますので、刺激はなるべく控えましょう。痒みが酷い場合は市販薬を使うのも一つの方法です。経過を観察して、状態が変わらない状態やひどくなる場合には病院を受診してください。

4)これって何かの病気の前兆?病気の判断基準とチェック項目

特定の物を食べたら、全身がかゆくなる場合は食物アレルギーになります。他には、何かアレルギーがないか、金属や肌に敏感なものと触れていないか、ストレスが溜まっていないか、自然と触れ合い虫に刺されたりしていないかも、皮膚に関する病気の判断基準になります。

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5)症状が続く場合は注意!考えられる5種類の病気とは

(1)接触性皮膚炎

外的刺激が接触した部分に、赤い発疹や丘疹、水疱などの湿疹が起こります。皮膚の健康な部分と患部の境目がはっきりしているのが特徴。かゆみや痛みのある場合もあります。この接触性皮膚炎には、刺激性接触皮膚炎とアレルギー性皮膚炎の2つの種類があります。

(2)内因性湿疹

内因性湿疹は体のいたるところで見ることができます。強いかゆみがあること、慢性化という特徴があります。乳幼児の場合、湿った湿疹が多く、水疱が見られる場合もあります。小児のばあいは、乾燥した湿疹が見られます。大人の場合は、赤みを帯びた湿疹で、乾燥していくにつれて硬化していきます。

(3)脂漏性湿疹

皮脂の分泌の多い場所、顔の中でもおでこや鼻の周辺、頭皮、耳の首の後ろ側、脇の下、胸、背中の上部、太ももの付け根などに起こりやすい湿疹になります。症状としてはかゆみ、赤み、皮膚が荒れる、かさつき、皮膚のはがれなどが起こります。放置すると皮脂の酸化が起こってしまい、薄毛の原因、加齢臭に近い臭いが出てきてしまいます。

(4)ビダール苔癬

首のうなじ部分、太ももの内側、陰部によくみられるものです。皮膚が熱くなり発疹が起こります。子の湿疹ができることによって、色素沈着や色素脱失になることもあります。東洋人、中高年の女性に多く見られる皮膚の疾患で、とても強いかゆみがあり、入浴中や飲酒で血行が良い状態になると、強いかゆみを感じることが多いようです。まれに、かゆみを感じないケースもあるようです。

(5)尋常性湿疹

紅斑、水疱、かゆみ、痛みなどの様々な症状があるものの、原因が不明とされるものになります。特に多いのは、食物アレルギーやダニ、細菌、ウイルス、紫外線、ほこり、乾燥などが理由に挙げられます。体の保護機能が、これらの刺激に負けることによって、肌の内部で免疫反応が起き、症状が現れるとされています。

6)専門家での検査を!かゆみが気になる場合へ試したい検査・治療方法

(1)検査方法

まず、皮膚のことですので受診するのは皮膚科になります。視診や問診を終えたら、スクラッチテストという、アレルギーに対する検査を行います。また、パッチテストもスクラッチテストと同じくアレルギーに対する検査になります。その後血液検査を行う場合があります。

(2)治療方法

痒みや炎症を抑えるために内服薬や外用薬を使用します。痒みに対しては内服薬を使い、炎症においてはステロイドの外用薬を使います。

7)生活習慣から予防を!全身の発疹への予防習慣とは

(1)軽傷のうちに手をうつ

軽傷の場合は自然治癒する可能性も高いのですが、軽傷のうちに市販薬で改善をすることも一つの方法です。自分の症状と合う、塗り薬などを薬局で相談して購入し、湿疹や発疹のある部分に塗り、様子を見ることも一つの方法でしょう。早くに発見することで、早期に治ることもあります。

(2)慢性化させない

市販薬を使用して、2日程経過を見ても変化がない場合、あるいは症状がひどくなる場合は、皮膚科を受診してください。慢性化してしまうと改善に時間がかかることもあります。

(3)皮膚科に相談する

確実に治すためには、やはり専門医である皮膚科を受診することが大切です。簡単に考えていても複雑な皮膚疾患の場合もありますし、市販薬が合っていない場合もあります。自己判断で悪化する前に、皮膚科を受診することをオススメします。



今回のまとめ

1)症状の解説!発疹の6つの種類と症状の違い

2)何が原因?全身に発疹ができてしまう5大原因とは

3)試せる処置はある?かゆみへの対処方法とは

4)これって何かの病気の前兆?病気の判断基準とチェック項目

5)症状が続く場合は注意!考えられる5種類の病気とは

6)専門家での検査を!かゆみが気になる場合へ試したい検査・治療方法

7)生活習慣から予防を!全身の発疹への予防習慣とは