指先の痛みの検査を行う医者

指先をけがしたり突き指をして痛むことって誰でも一度や二度は経験しているのではないでしょうか。ただ、原因が分からないのに痛みが出ている時には、思ってもみない疾患が潜んでいる可能性もあります。今回は指先の痛みの原因や病気の可能性をお伝えします。



指先の痛みはなに?気になる8大原因と病気の可能性とは


1)どんな症状が現れる?指先の痛みの代表的な症状とは

(1)指先が腫れて痛む 

突き指などの外傷によって、腱や靭帯を損傷するこで起こるようなケースです。 

(2)爪を押すと痛む 

爪の下に腫瘍が形成されることで痛みが出るようなケースです。 

(3)ピリピリ痛む 

指先に至る神経がどこかで圧迫されることによって、痛みが出ているようなケースです。 

(4)朝起きるとこわばり痛む 

慢性関節リウマチの初期症状では、朝起きた時の手指のこわばりが見られことがあります。 

(5)手を使うと痛む 

腱鞘炎などの理由で痛みが出ているようなケースです。 

2)なぜ痛みが?指先の痛みで考えられる8つの原因 

(1)外傷 

スポーツなどによって、指の関節や腱、靭帯などを痛めることによって痛みが生じます。 

(2)免疫不全 

自己免疫疾患である関節リウマチによって、痛みが出ているような場合です。 

(3)使い過ぎ 

デスクワークや手をよく使う作業をすることで、指先の腱などに損傷を抱えるケースです。 

(4)腫瘍 

指先にできる腫瘍によって痛みが出ることがあります。 

(5)神経圧迫 

指先に至る神経がどこかの部分で圧迫されることによって、指先に痛みが出ることがあります。 

(6)変形 

加齢などにより、指の関節が変形することによって痛みが出るケースがあります。 

(7)細菌 

指先の傷などから細菌感染を起こすことによって、痛みが出ることがあります。 

(8)湿疹 

水をよく使う仕事や主婦などの場合に、指先に湿疹ができて痛むことがあります。 

問診を行うドクター

3)試せる処置はある?痛みへの対処方法とは

(1)保温 

神経圧迫は冷えや筋緊張で起こることがよくあるので、お風呂などでゆっくりと温めて血行を改善することで、症状の回復が早まることが期待できます。  

(2)マッサージ 

関節に痛みが出ている時には、軟膏などを用いてマッサージすると痛みが緩和することがあります。 

(3)休養 

手の使い過ぎによって痛みが出ている場合には、可能であれば原因となっている作業や動作をしばらくの間控えます。 

※痛みが長く続く場合や、原因が分からない場合には、自己判断をせずに早めに医療機関を受診するようにしましょう。 

4)症状が続く場合は注意!考えられる7種類の病気とは 

(1)腱鞘炎 

指の腱や、その通り道の腱鞘が腫れることによって、指の曲げ伸ばしをするときに痛みが出る疾患です。 

(2)関節リウマチ 

指の第2関節が赤く腫れて痛みが出ます。初期症状は朝起きた時のこわばりですが、症状が進むと次第に大きな関節も侵されてきます。特徴としては、左右両方に症状が現れることが挙げられます。 

(3)へバーデン結節 

指の第一関節が徐々に変形していく、変形性関節症の一種です。原因ははっきりとは分かっていませんが、中年以降によく見られます。症状の進行するスピードによって痛みの現れ方も違うようです。 

(4)グロームス腫瘍 

指先のつめの下に腫瘍ができることによって痛みが現れる疾患です。爪に何かが当たるとひどく傷みますが、治療を行えば完治するタイプの腫瘍です。 

(5)ひょう阻 

指先の傷や爪のささくれなどから細菌感染することによって、腫れと痛みが出る疾患です。通常は時間の経過とともに軽快しますが、膿がたまっているような場合には取り除く手術を行います。 

(6)手湿疹 

水仕事をする人や主婦などにみられる疾患です。洗剤や水などの慢性的な刺激によって発症する皮膚炎です。 

(7)手根管症候群 

妊婦さんや出産後の女性、手を使う仕事の時に女性に多くみられる疾患です。手先へ延びる正中神経が圧迫されることによって起こります。 

5)治まらない場合は専門家でへ!試すべき検査方法 

指先の痛みが続く場合には、通常は整形外科を受診しますが、明らかな傷や湿疹がある場合には皮膚科を受診しましょう。 

(1)レントゲン 

骨に異常がないかをX線画像診断で調べます。3割負担で1,000円程度のところが多いようです。 

(2)エコー検査 

超音波を用いて患部の中の状態を調べます。通常エコー検査だけを行うことはまずないので、治療費や初診料を合わせて、3割負担で1,200円程度のところが多いようです。 

(3)視診 

湿疹やひょう阻の場合は目で見てわかることがほとんどです。 

(4)血液検査 

リウマチの疑いがあるような場合には、血液検査でリウマチ因子の有無を判断します。治療費や初診料と併せて6,000円程度かかるところが多いようです。

Doctor and surgeon looking at a computer 

6)どんな治療が行われる?行われる可能性のある治療方法 

指先の痛みが続く場合には、通常は整形外科を受診しますが、明らかな傷や湿疹がある場合には皮膚科を受診しましょう。治療費や治療期間に関しては、症状の程度や既往、年齢、運動経験の有無など個人差が大きいので、担当の先生に相談するようにしましょう 

(1)薬物療法 

リウマチの場合は抗リウマチ薬や抗炎症薬、細菌性の感染症の場合には抗生剤が処方されます。 

(2)整形外科的治療 

各種電気治療や罨法、シップや包帯を用いて治療を行います。3カ月通っても変化が見られないような場合は、病院を変えたり、整体を利用するのも一つの手です。 

(3)手術 

リウマチが進行した場合や、グロームス腫瘍の場合には手術療法を行います。 

(4)リハビリ 

手術後にはリハビリを行うことで、筋力低下を防いだり、関節の可動域を向上させたりします。 

7)生活習慣から改善を!痛みへの予防ポイントとは? 

(1)休養 

ストレスや疲労は病気の元なので、疲れを次の日に残さないよう、しっかりと休養をとることが大事です。 

(2)食習慣の改善 

リウマチの原因はよくわかっていませんが、一説によると冷たい飲み物や食べ物を好む傾向があるそうです。 

(3)入浴 

体が冷えると、さまざまな疾患の原因となってしまいますので、お風呂に入って温まるなどして、普段から血行を良くしておくことが大事です。 



今回のまとめ 

1)どんな症状が現れる?指先の痛みの代表的な症状とは

2)なぜ痛みが?指先の痛みで考えられる8つの原因 

3)試せる処置はある?痛みへの対処方法とは

4)症状が続く場合は注意!考えられる7種類の病気とは 

5)治まらない場合は専門家でへ!試すべき検査方法

6)どんな治療が行われる?行われる可能性のある治療方法

7)生活習慣から改善を!痛みへの予防ポイントとは?