手首を検査している医師

手首の血管が浮き上がり動かすと痛かったり、手首が腫れて痛いなどの症状がある場合には、様々な原因や病気の可能性が考えられます。

病気によっては放っておくと悪化し重大な症状を引き起こす場合もあるため、症状が現れたら一度しっかりと専門医に相談をしましょう。



【5大原因】手首の血管が痛い症状の原因と治療方法とは?


1)血管が痛いとは?痛み方の代表的な症状とは? 

血管が痛い場合なには、何らかの原因で血管が腫れたり、血流が悪くなっていたりと様々ですが、その代表的痛み方としてはズキン、ズキンと脈に合わせた痛みや、動かすことで痛むなどがあり、その他にも痺れや夜間痛などの症状がみられることもあります。 

2)考えられる原因とは?手首の血管が痛い場合の5大原因 

(1) 高血圧 

高血圧は血管を圧迫する症状で、動脈硬化を起こす原因となります。動脈硬化により血流も悪くなり様々な箇所への影響がみられます。その中の一つに通風があり、通風により手首なの血管が痛む場合もあり、結果的に手首の血管の痛みの原因となります。 

(2) 甲状腺の異常 

甲状腺に異常がみられるバセドウ病や橋本病においては、関節や腱に炎症を起こしやすく、一般の患者に比べ4倍も腱鞘炎などを起こしやすいといい、手首の血管が浮き出て痛いといった症状を引き起こす原因となります。また、症状が関節リウマチと似ており血液検査をしないとなかなか区別がつけにくいようです。 

(3) 妊娠・更年期 

妊娠や更年期では女性ホルモンのバランスが乱れやすく、それが原因となりドルゲバン病 

という、親指の腱鞘から腱にかけての炎症が起こります。これは腱鞘炎の一種で、症状は患部が腫れたり、血管が浮き上がり、押すと痛みを生じ熱を持たったりします。 

(4) 関節リウマチ 

関節リウマチは原因は様々あり、はっきりとしていませんが白血球から出るサイトカインという物質により関節や血管に炎症を起こし痛みを生じるといいます。また中高年層以上に多くみられ老化が原因の一つとも考えられています。 

(5) 糖尿病によるさ神経障害 

血糖値が上がることで発症する糖尿病は、血流を悪くしたり神経障害を引き起こします。末梢神経にも影響が及ぶことで手や足に、ピリピリや、じんじんといった痛みが現れます。 

3)試せる処置はあるの?症状への対処方法とは 

(1) ストレッチ 

血行不良から症状が出ている場合もあります。その場合ストレッチをすることで血行が良くなり症状が改善することがあります。 

(2) 安静 

デスクワークでのパソコン作業を一時中止し、安静にすることで痛みが和らぐ場合もあります。 

(3) 禁酒 

アルコールを控えることで尿酸値が下がり、通風への対策となり手首の痛みが治まることがああります。 

※上記はあくまで一時的な対処であり、症状が繰り返しあるようなら病院で診てもらいましょう。下記は、手首の血管に痛みがある場合の病気への判断基準です。参考にしてみましょう。

尿酸値が高い ・血糖値が高い ・お酒をよく飲む ・手首以外にも関節痛がある 

4)症状が続く場合に可能性のある4種類の病気とは

(1)手根管症候群 

手根管症候群とは手首の神経が圧迫されている状態をいい、手首内部の腫れに起因しているため、糖尿病や関節リウマチ、腱鞘炎に妊娠、更年期などもこの症状の要因となり得ます。 

(2)通風 

通風の症状として尿酸値の高さがあり、尿酸値を調べることで確認できます。通風は関節なら何処にでも起こり、手首や指にも症状がみられる場合があります。腫れがひどく箸が持てなかったらり、歯磨きが出来ないなど生活への支障もあるといいます。 

(3)バセドウ病・橋本病 

バセドウ病は甲状腺ホルモンが過剰分泌され常に運動しているような活動的な状態が続きすぎる病院で、逆に橋本病はホルモン分泌が滞りがちで運動機能が低下してしまう病気です。どちらも甲状腺への異常がみられる甲状腺疾患で手首や肘など関節に痛みを生じる場合があります。 

(4)糖尿病 

先にも記したように、糖尿病は血糖値が上がることで発症する病気です。その症状の一つに神経障害があり、手根管症候群などを引き起こす原因ともなります。更に神経障害が進むと逆に痛みに鈍感になりケガなどに気づきにくくなるといった重大な症状に至る場合もあります。 

5)専門家で試したい検査・治療方法とは 

(1)検査方法 

整形外科や通風外来。

・検査 

血糖値、尿酸値の検査、エコー、MRIなど症状にあった各種検査を行います。 

(2)治療方法 

・手根管症候群 

鎮痛剤やビタミンBなどの飲み薬、塗布薬、シーネ固定、腱鞘炎を緩和させる手根管内腱鞘内注射などの保存的療法、その他、鏡視下手根管開放術や直視下手根管開放術などの手術療法が行われます。 

・通風 

非ステロイド抗炎症薬や尿酸降下薬などの薬物療法や、生活習慣の改善などの保存的療法が行われます。生活習慣の改善にはアルコール類や果糖、プリン体の制限などがあります。 

・バセドウ病・橋本病 

治療は共に薬物療法が中心となり、バセドウ病では甲状腺ホルモンの分泌を抑える薬、橋本病では甲状腺ホルモンを補充していく薬を、それぞれに服用していきます。

薬物療法は長期に渡るため根気強く続ける必要があります。またバセドウ病では薬物療法だけで改善がみられない場合には、アイトソープ治療(放射線療法)や手術療法を医師より推進されることもあります。 

・糖尿病 

糖尿病は一度、発症してしまうと完治することは無いため、食事療法、薬物療法、運動療法の3つを組み合わせた保存的療法が行われます。 

6)日常からできることは?手首の血管が痛い症状への予防習慣とは 

(1)食習慣 

アルコールや果糖、プリン体などは避け、ビタミンさC、Bを摂取することを心がけていきながら、ダイエットにも気を使いましょう。 

(2)生活習慣 

暴飲暴食や寝不足に気をつけ、デスクワークの際には休憩を入れることを心がけましょう。生活習慣を見直すことで、通風や糖尿病の症状を軽減してくれます。

(3)運動習慣 

運動習慣も見直すことが必要で、ストレッチやウオーキングなんかを取り入れていくことが大切です。また、ダイエットを心がけることも痛みの緩和に繋がり、良いとされています。



今回のまとめ 

1)血管が痛いとは?痛み方の代表的な症状とは? 

2)考えられる原因とは?手首の血管が痛い場合の5大原因 

3)試せる処置はあるの?症状への対処方法とは 

4)症状が続く場合に可能性のあるや4種類の病気とは

5)専門家で試したい検査・治療方法とは 

6)日常からできることは?手首の血管が痛い症状への予防習慣とは