診察中の医者

咳をしていて喉がいたかったり、痰が絡んだりするという経験は皆さんお持ちかと思います。それでは痰が出る原因と、考えられる病気にはどのようなものがあるのかということについて見て行きましょう。また、応急処置などの対処法について記載していきます。



痰が絡むのはなぜ?注意したい14種の病気と対処法とは


1)そもそも痰とは何?痰が出る3大原因とは?

(1)ウイルス

ウイルスが入ることにより、炎症を起すというものが主な原因になります。入る場所によって病気の名称は異なってきますし痰の色も変わってきます。免疫力の低下により、症状が発症します。

(2)細菌

ウイルス同様に細菌感染というものがあります。細菌が体内に入ったときに、症状が出てきます。免疫力が低下しているときに発症しやすく、菌の種類によっても病名が変わってきます。

(3)アレルギー

細菌感染症ではウイルスなどによる感染で発症する気管支炎を言いますが、アレルギーが原因で起こるものもあります。

2)種類の解説!痰が絡む症状から考えられる14種類の病気

(1)急性気管支炎

気管支に入り込んだ微生物が主な原因となり、気管支の粘膜が炎症をおこし痰や咳が出るというものです。風邪やインフルエンザと併発して起こることが多く発熱を伴うこともあります。白色や白っぽい黄色、黄色の色の痰になります。通常状態であれば痰の色は透明に近くなります。細菌感染などをした場合には黄色い痰が出るようになります。

(2)急性肺炎

肺に入り込んだウイルスが主な原因となり肺に炎症を起します。急性気管支炎と同様に風邪やインフルエンザと併発する事が多いのですが、特徴として胸の痛みや倦怠感を伴います。痰の色は、白色や白っぽい黄色、黄色になります。

(3)急性咽頭炎

鼻と喉の境にある咽頭がウイルスや細菌により感染し、炎症を起す症状の事になります。喉に急激な痛みを発祥するというのがとくようです。細菌性であれば、粘り気のある黄色っぽい色の痰がでます。

(4)びまん性汎細気管支炎

機関紙と肺をつなぐ部分に炎症が起こる病気になります。長期にわたる症状や咳と痰、息切れが特徴に成ります。痰の色は濃い黄色となります。

(5)副鼻腔炎

別名で蓄膿症になります。頬や額にある副鼻腔という空間に炎症が起こるものになります。鼻から膿の混じった黄色い鼻水が喉に落ち痰のように絡みつくことが原因です。喉が臭いや口臭があるようであれば、副鼻腔炎の可能性もあります。ひどくなると緑色の痰がでるようになります。

(6)慢性気管支炎

原因不明である痰や咳が3ヶ月以上継続して、収まったと思ってもまた再発して3ヵ月以上続くというように繰り返して2年間以上継続した状態を言います。原因がはっきりしている場合は慢性気管支炎には該当しませんが、濃い黄色や緑色の痰がでます。原因としては長期間にわたる喫煙だといわれています。

(7)気管支拡張

気管支が拡張してしまい元に戻らないという状態のことを言います。慢性的な咳と痰が特徴で、多いときには1日100mlを超える痰が出ます。呼吸困難や高熱、全身の倦怠感、体重減少といった症状も現れるのが特徴です。痰の色としては黄色から緑ですが、血液が混ざる場合もあります。

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(8)逆流性食堂炎

食べたものが胃酸とともに食道に入り、食道の入口付近まで逆流する事で食道に炎症を起す病気です。胃酸の増加や筋肉が弱くなることが原因で引き起こされます。粘り気のある透明から緑色の痰がます。その他の症状としては胸焼けや吐き気、ゲップといった症状も見られます。

(9)肺結核

結核菌が肺に進入する事で感染症を引き起こす病気です。初期症状は風邪に似ているのですが、黄色や緑の痰が出て進行すると血液が混ざります。肺結核の患者の3分の1は胸水と呼ばれる胸の痛みや息切れといった症状が初期の頃から現れ始めます。

(10)緑膿菌

水中や植物、人間を含めた動物などあらゆる場所に存在をしている常在菌です。免疫力が低下しているときなどに症状を引き起こします。呼吸器に感染した場合には緑色の痰が出ます。また、消火器に感染した場合には下痢や腹痛をおこします。

(11)アレルギー性気管支炎

花粉やハウスダストやダニが気管や気管支に付着する事で炎症を起します。はじめは乾いた咳が出るというのが特徴になりますがゴホゴホした咳にかわり喘息症状なども現れます。基本的にアレルゲンを排出する為に粘り気のある無色透明の痰がでます。

(12)気管支喘息

気管支が通常より狭くなることで、呼吸時にヒューヒューという音が聞こえてきたり息苦しくなる症状です。アレルギー性の炎症なので透明の痰がでますが、痰が出るために気管支が狭くなるというものです。

(13)COPD(慢性閉塞性肺疾患)

70歳以上の人の6人に1人が発祥するといわれています。喫煙が原因といわれ息切れや痰が出るようになります。痰の色は無色透明で粘り気のあるものですが、黄色や緑の痰が出ることもあります。

(14)肺胞上起癌

肺がんになりますが、原因の多くは喫煙になります。早期発見できれば治療が可能な癌です。発見が遅れるとしにいたることが多くなります。症状としては咳や、ゼエゼエとした呼吸、息切れ、痰がでますが痰は無色透明の場合や血液が混じる場合もあります。

簡単に言うと痰が出るということは大概から入ってきた異物であるウイルスや細菌を痰に絡めて口から外へ吐き出す事でおこる人間の防御反応になります。そのため、痰がでたら吐き出すようにしましょう。長期間の症状であれば単なる風ではなく上記にあげた病気にかかっている可能性もありますので、早めに医療機関を受診するようにしましょう。

3)日常生活から改善を!痰が絡む症状への予防習慣とは

(1)水分で粘性を弱くする。

ネバネバしたものが多いのですが、このネバネバが少なくなることで痰が出やすくなりますのでぬるま湯や、薄い食塩水を飲んだり、うがいをする事で緩和されます。

(2)禁煙する

喫煙をしている人はタバコが喉や肺に悪影響を及ぼすということを覚えておきましょう。長期の服用でCOPDという慢性閉塞性肺疾患を起す可能性があるものです。タバコを吸ったり、吸わない人は受動喫煙にならないようにタバコを吸っている時に近づかないようにしましょう。

(3)呼吸方法

お腹で呼吸をする腹式呼吸を意識します。口呼吸ではなく、深呼吸をするイメージです。腹式呼吸にする事で痰がでやすくなります。



今回のまとめ

1)痰が絡む原因は3つある。

2)痰が絡む病気には14種類の可能性がある

3)日常生活の予防法には3種類ある