タブレットを使い医者

心臓は、母親の胎内にいるときから働き始めて一生の間休むことなく働き続ける大事な臓器です。このたった一つの大事な臓器を知り、異常が出にくい心臓の問題を早く発見して治療を行い長く使いましょう。

今回は心臓が痛い原因や病気の可能性、治療方法についてお伝えをします。






心臓が痛い3大原因!2つの病気の可能性


1)心臓が痛い場合の症状

(1)胸痛

胸痛は、狭心症、心筋梗塞の典型的な症状です。胸が圧迫されるように痛みます。痛みの範囲は、人によって感じ方は変わります。多くの場合、前胸部のやや下あたり、胸の中央あたりに痛みを感じます。

(2)放散痛

その他放散痛といい、痛みがほかの場所に走ったり散るように感じる場合もあり狭心症、心筋梗塞による痛みの特徴です。

みぞおちに痛みを感じたり、左肩から左腕さらに左手の小指側に圧迫感やしびれを感じることもあります。

奥歯に放散する場合もあります。右側に痛みを感じる場合もあります。肩から背中、肩甲骨のあたり、あるいは首の付け根や下あごに圧迫感を感じることもあります。

2)心臓が痛い場合の3つの原因

(1)何か動作を始めたときの胸の痛み

朝起きて通勤で家を出たときなどに起こります。胸を締め付けられる、胸を圧迫される、焼けるような、刺すような痛みです。

胸の中央からみぞおちのあたりで胃の痛みのような感じるときもあります。左腕や肩、背中、あるいは、あごや奥歯に広がることがあります。

心臓が急に動きだしたときによく起こり労作性狭心症と言います。しばらく休んでいると収まる場合が多いです。時間は15分程度です。

(2)安静時や睡眠中の痛み

安静中に起こる痛みで冠攣縮性狭心症といいます。夜中や明け方の決まった時間に胸の痛みで目が覚めます。

(3)死の不安を伴う痛み

心筋梗塞が起こると、焼け火箸を突き刺されたような、鉄の爪で引き裂くような強烈な痛み襲われる場合があります。痛む場所は、胸の中央からみぞおちあたりで、左側の肩や腕、あごの方に広がります。

数十分から数時間続き安静にしても収まることはなく、死ぬのではないかと思うほどの痛みで冷や汗をかき、顔面巣白に意識を失う場合があります。

3)心臓が痛い場合に考えられる2つの病気

胸痛は、狭心症、心筋梗塞の典型的な症状です。狭心症は血液の通り道が狭くなり一時的に血流が低下したり運動などで血流がたくさん必要な時に血液の需給バランスが崩れた状態です、心筋梗塞とは、血管が詰まって血流が途絶えた状態です。

詰まった先の血流が回復しないと虚血状態になった心筋が壊死してしまいます。

(1)狭心症

狭心症は痛みが1~2分、長くて15分くらい続きます。階段や坂道を上ったり、急いで歩いたときに起きる労作性狭心症があり、安静のしていても起こる冠攣縮性狭心症があります。

(2)心筋梗塞

安静にしていても起こり、痛みがさらに強烈で長く続きます。胸がえぐられるような痛みに襲われ、死の恐怖を感じる人も少なくありません。

前触れとして短い胸痛発作を経験している場合もありますが、多くの場合何の前触れもなく強烈な痛みに襲われることも少なくないです。

心臓の機能が急激に損なわれて、体の各臓器に血液が充分に供給されないため、顔色が紫色(チアノーゼ)になったり、冷や汗、動悸、めまいなどを起こします。

Doctor talking to his female patient

4)心臓が痛い場合への対処法

(1)硝酸薬

胸痛の発作が起こった場合は、少し休むと治まることがあります。狭心症の処方として硝酸薬が処方されている場合、硝酸薬を服用します。

しかしこれらの対策をおこなっても胸痛の症状が治まらない場合やこれまで経験したことがないような強烈な痛みが続く場合は、心筋梗塞の可能性があります。

(2)病院での検査

なるべく早く救急車を呼び治療を開始しなければなりません。なお心筋梗塞に似た症状がでる心筋症といわれるもので精神的、肉体的なストレスが原因となるものがあります。

しかしこれらは、多くの場合時間の経過とともに自然によくなります。また狭心症では、冠動脈の痙攣によって起こるものについて痙攣が起こる部分には動脈硬化の症状が見られる場合が多くあります。

そのため近い将来に心筋梗塞へと進行する確率が高いので、医師の診断、専門的な検査を受けるべきです。

5)心臓が痛い症状が続く場合にすべき10種類の検査方法

(1)心電図検査

心臓の鼓動を司る微弱な電気の流れを記録します。心電図の波形を正常な時と比較して異常がある波形の場所から異常のある部位、種類、状態を診断します。

(2)胸部X線

心臓の大きさや形、大血管や肺の状態を調べます。通常正面と側面の2方向から撮影して調べます。

(3)血液検査

全身の健康状態と心臓の危険因子(コレステロール、中性脂肪、血糖値、グリコヘモグロビン)を調べます。心筋の壊死しているかどうかもわかります。

(4)血圧検査

心臓が血液を送り出すときに血管にかかる圧力を測定します。心臓が収縮する収縮期血圧(最大血圧)と心臓が血液を排出して止まって時の拡張期血圧(最小血圧)を測定します。

収縮期血圧は、動脈の弾力性に反映します。今後の動脈硬化の進行がわかります。拡張期血圧は、排出された血液の流れ具合、すなわち現状での動脈硬化の進行具合がわかります。

(5)運動負荷心電図

運動を行ったときもしくは、運動をしながら心電図を調べます。運動したときに起こる労作性狭心症や運動時に起こる不整脈を調べることが可能です。

心拍数、血圧の上昇により心臓の能力がわかります。

(6)ホルター心電図(24時間心電図検査)

いつ起こるかわからない発作を検査するときに行うもので小型の心電図を付けてそのまま生活し24時間心電図を記録します。

(7)心臓音波検査(エコー)

体内に向かって超音波を発して心臓に反響してくるエコー(反射波)を記録します。心臓の動いている状態を観測することができます。

(8)心臓核医学検査(RI)

医療用の放射性同位元素(ラジオアイソトープ)を静脈に注射してその流れやしんぞうへの分布を撮影します。心臓の筋肉や心臓、肺の血流量を調べるっことができます。

(9)マルチスライスCT

数のX線検出器により心臓を含また3Dグラフィック画像を捉えることができます。

(10)心臓カテーテル検査

柔らかい細い菅(カテーテル)を腕または足の血管から心臓まで差し込んで津力を測ったり造影剤を入れて写真などを撮影します。血管や心臓の内部から構造や動き、血圧、血流などをしらべることができます。

6)心臓が痛い症状が続く場合にすべき治療方法

胸痛は、狭心症と心筋梗塞の典型的な症状です。狭心症と心筋梗塞の違いは、血液の通り道が狭くなり一時的に血流が低下したり、血液の需要と供給のバランスが崩れた状態です。

15分以上症状が続くことはありません。心筋梗塞は、血管がつまった状態で詰まった先の血流が回復しなければ心筋が壊死する状態になることです。それぞれの治療方法は、つぎの通りです。

(1)狭心症の場合

・硝酸薬服用

硝酸薬には、つぎのような作用があります。冠動脈を拡張させて心筋への血流の流れをよくする、全身の静脈を拡張させて心臓へ帰ってくる静脈血の量を減らして心臓への負担を減らす、全身の静脈を拡張し、血圧を下げて心臓への負担を減らすことです。

これらの作用により血流の需要と供給のバランスをとり心筋の酸素不足を解消して発作を鎮めます。

(2)心筋梗塞の場合

基本的には、再灌流治療といい、血管の詰まった部分を再び流れるようにする治療となります。

・カテーテル治療:細い菅を冠動脈の中から詰まって部分を治療する。

・血栓溶解療法:薬を使って血栓を溶かして血流を回復させる治療。

Stethoscope in hands

7)心臓が痛い症状へ未然にできる予防ポイント

(1)食事面

・栄養バランスの取れた食事を摂取する。

・食塩の摂取を減らす

・魚や大豆などからタンパク質を適切に摂取する。

・動物性脂肪より植物性脂肪を多く摂取する。

・野菜、海藻、きのこなどから食物繊維をとる。

(2)生活習慣面

・禁煙する

・アルコール摂取は適切にする

・ストレスをためない

・適度な運動を行う






今回のまとめ

1)心臓が痛い場合の症状

2)心臓が痛い場合の原因とは

3)心臓が痛い場合に考えられる2つの病気

4)心臓が痛い場合に自分でできる対処法

5)心臓が痛い症状が続く場合にすべき検査方法

6)心臓が痛い症状が続く場合にすべき治療方法

7)心臓が痛い症状へ未然にできる予防ポイント