資料を確認し合うナースとドクター

「あれ。なんか今日のオシッコの色、濃いかも」と思ったことありませんか。尿の色が濃い時はいくつかの原因が考えられます。今回は心配しなくていいケースから病気が潜んでいる場合もなど、尿の色が濃い原因対処法を紹介します。



尿の色が濃いのはなぜ?気になる4大原因と病気のリスク


1)尿にも種類が?尿の色の6つの種類とは

尿の色にはだいたい以下、6種類あります。

(1)淡い黄色

淡い黄色は健康な尿の色です。

(2)透明

透明な場合は水分の摂り過ぎによるものです。特に心配する必要はありません。

(3)濃い黄色

濃い黄色は脱水症状を起こしかけている可能性があります。

(4)茶色

茶色は脱水症状が起こっている、あるいは肝臓などの病気が潜んでいるケースがあります。病院へ行きましょう。

(5)

赤色は赤色の色素を含むブルーベリーなどの食品を食べたあとなら問題ありません。ですが、そうでないなら、尿に血液が混ざっている可能性があり、膀胱炎などの病気を発症しているかもしれません。

(6)白っぽい

何らかの病気の可能性があります。まれに飲み薬によって尿に色がつくこともあります。この場合、尿が緑色になるなんてこともあるそうですよ。

2)要チェック!健康な尿の色とは?

(1)淡い黄色

健康な尿は淡い黄色をしています。また、にんにくやカレーなど、匂いの濃い食べ物を食べた特、尿が匂うことがあります。この場合は心配しなくて大丈夫です。

(2)こんなケースは注意

ただ、(尿の)悪臭を感じた時に同時に尿が白く濁っているなど他の症状を伴った場合は注意が必要です。このケースでは尿路に炎症などが起きている可能性があります。さらに、糖尿病の人は尿が甘酸っぱい匂いがすることもあります。

3)なぜ濃くなる?尿の色が濃い4大原因とは

それでは、なぜ尿の色は濃くなるのでしょうか。尿の色が濃くなる原因には下記が考えられます。

(1)脱水症状によるもの

(2)ビタミンCなどの過剰摂取

(3)濃い色素の食べ物の摂取

(4)病気によるケース

尿の色がいつもより濃いと感じたら、体調はどうか、水分不足ではないか、何を食べたかなど状況を判断して、思い当たるふしがなければ病院で尿検査をしてもらいましょう。

4)症状が続く場合は注意・・考えられる病気とは?

尿の色が濃い場合、考えられる病気には以下のケースがあります。

(1)赤色(血尿)・赤褐色の場合

膀胱炎、急性糸球体腎炎、慢性糸球体腎炎、急性腎盂炎、腎臓結石、尿管結石など。以上の場合、同時に起こる症状としては、むくみ、高血圧、多尿、腹痛、背部痛、発熱、頭痛、吐き気、嘔吐などを伴います。

(2)黄褐色・茶褐色の場合

急性肝炎、胆管炎、肝硬変、肝がん、膀胱結石、胆管細胞がんなど。この場合に同時に伴う症状として、黄疸、右上腹部痛、発熱、風邪の症状、意識障害、吐き気、嘔吐、腹部のはり、しこりなど。

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5)専門家での受診を!行うべき検査方法とは

(1)検尿の検査を

尿検査は「検尿」ともいいます。受診する場合は内科を、総合病院では腎臓・高血圧科などがあればなお良いでしょう。「検尿」は、小中高校時代にすでに経験があるかと思います。朝一番の尿をとり、学校に提出しましたね。これを試験紙につけて色々な成分を分析します。蛋白、血尿、白血球などの有無を調べます。

(2)検尿を受ける前の注意点

検査はいたって簡単です。決められた時間に尿をとって提出するだけです。ただし、いくつかの注意点があります。検査前日にはビタミンCが入っているジュースやドリンク剤、風邪薬はNGです。尿の成分に影響が出て、判定がしづらくなるからです。また、尿をとる時は出始めの尿ではなく、中間の尿をとりましょう。ばい菌が入るのを防ぐためです。女性の場合、生理中は尿検査を控えましょう。健康な人でも年に一度は検尿をしましょう。尿の色は健康のバロメーターと言えるのですから。

6)病院で行われる可能性のある治療方法とは

(1)抗生剤や点滴治療

尿の色が濃く、尿検査を受けた結果、腎臓病や膀胱の病気など見つかれば、治療を開始します。内科を受診しましょう。安静にし、症状に合った抗生剤を飲み、病状によっては点滴治療をします。

(2)水分摂取

腎臓や尿路の病気の場合、できるだけ水分を取りましょう。薬は自己判断で中止をせず、必ず医師の指示に従って下さい。

7)食事法にも注意を!症状への効果的な食事方法

尿の色が濃い場合、腎臓などが弱っている可能性もあります。特に治療する必要がない場合でも、以下のことには気を付けましょう。

(1)塩分を摂り過ぎない

塩分の多い食材はハムやソーセージなどの加工食品、ちくわやはんぺんなどの練り物です。

(2)タンパク質を摂り過ぎない

肉や魚たまごなどの良質なたんぱく質はむしろ一日にとるたんぱく質の量の半分は摂りましょう。ごはん、パン、イモ類、果物などにふくまれるたんぱく質は摂り過ぎないように。

(3)効果的なメニューについて

良質なたんぱく質である肉や魚、たまごを、タンパク質を含まないこんにゃくやきのこ類を上手に組み合わせて調理しましょう。また、しょうがやレモン、トウガラシなどの調味料を上手に使い、なるべく塩分を控えた味付けにする工夫をしましょう。野菜はゆでて食べるようにしましょう。尿の色が元に戻るまでは塩分やタンパク質はなるべく控えましょう。

8)生活習慣から改善を!尿の色が濃い症状への予防方法

(1)水分摂取

尿が濃い、と感じる時、まずは「水分不足」を疑いましょう。体の3分の2は水分でできています。一日に必要な水分の摂取量は1,5リットル~2リットルです。この量は意識して摂らないとなかなか取れません。

(2)朝起き直後のコップ一杯

例えば、「昨日いつ水分を摂ったか」が思い出せますでしょうか。思い出せない人は、まず朝起きたらコップ一杯の水分を摂る習慣から始めてみましょう。運動後や入浴後にも必ず水分補給をする習慣をつけましょう。さらに寝る前にも少量でOKなので白湯を飲んでみましょう。



今回のまとめ

1)尿にも種類が?尿の色の6つの種類とは

2)要チェック!健康な尿の色とは?

3)なぜ濃くなる?尿の色が濃い4大原因とは

4)症状が続く場合は注意・・考えられる病気とは?

5)専門家での受診を!行うべき検査方法とは

6)病院で行われる可能性のある治療方法とは

7)食事法にも注意を!症状への効果的な食事方法

8)生活習慣から改善を!尿の色が濃い症状への予防方法