病院を受診している女性の患者

ある日当然、喉の奥に白いブツブツが出来てしまうのを発見してしまうと不安な気持ちになるかもしれません。しかし、原因と対処法を知っていれば白いブツブツは特に怖いものではありません。今回は喉の奥にできる白いできものについてお伝えをします。



喉の奥に白いブツブツが?4大原因と考えられる病気とは


1)できものにも種類がある?喉の奥のできものの4つの種類と特徴

(1)膿栓

扁桃腺では、細菌やウイルスの体内への侵入を防ぐために白血球やリンパ球の免疫物質が出ています。その免疫物質よって撃退された細菌やウイルスの死骸が白く扁桃腺に付きます。また、食べカスなどが扁桃腺に溜まることでも出来てしまうのが特徴です。この白い物が膿栓と言われる物になります。

(2)ポリープ

ポリープとは良性の出来物で喉を酷使することで出来やすくなります。通常は、痛みを伴わないことが多いのが特徴ですが違和感や異物感を感じることはあります。

(3)炎症の出来物

炎症性の出来物は赤いブツブツが見られることもありますが、白いブツブツでも見られることがあります。

(4)悪性腫瘍

喉にもガンが出来ることがあり、原因は様々ですが白い出来物が出来てしまうことがあります。

2)なぜ白いブツブツが?考えられる4大原因とは

(1)口腔内の汚れ

口腔内が汚れてしまっていると、喉の奥にも影響が出てしまい膿栓や炎症が起きてしまいやすい状態になります。

(2)口呼吸

口呼吸をすると、口腔内が乾燥した状態に陥ります。口腔内が乾燥してしまうと、細菌が繁殖しやすく喉も炎症しやすくなることでしょう。また、喉にも呼吸器にも負担をかけてしまいます。

(3)免疫力の低下

免疫力の低下は、日常生活での疲れやストレスまたは、ステロイド剤の継続使用によって起こります。このことから、免疫力が落ちてしまっているわけですから喉の炎症が起こりやすくなることも当たり前と言えるでしょう。

(4)喫煙

タバコには、200種類以上の有害物質が含まれており喉に多大な負担と悪影響を与えます。タバコによって炎症性の出来物から悪性腫瘍まで幅広く症状が出てしまうことがあります。また、一日のタバコの本数が多い方は喉の悪性腫瘍の罹患率がかなり高くなってしまいます。

3)自分でできることは?症状へ試したい対処方法とは

(1)うがい

喉が出来物や腫れで痛い場合は、市販のうがい薬でうがいをすると炎症や腫れが良くなるかもしれません。

(2)消炎鎮痛剤

喉の痛みやそれに伴う発熱がみられる場合は非ステロイド性抗炎症薬を使用して様子を見てみるのも良いと思います。

診察を受けている患者

4)これって病気?病気かどうかのチェック・判断基準とは

(1)痛み

喉に痛みの自覚があれば喉に何らかの症状が現れていると言ってもよいでしょう。

(2)発熱

喉が炎症すれば、免疫細胞と細菌やウイルスが戦うために身体が発熱します。発熱するのは、発熱することで免疫細胞の力が活性化されるからです。

(3)倦怠感

炎症性の出来物や悪性腫瘍の場合は、身体に倦怠感が症状として現れてきます。ですから、身体の倦怠感が症状の判断基準になりうるでしょう。

5)病気の可能性とは?考えられる5種類の病気

(1)風邪

風邪は、咳や鼻水また喉の痛みが主な症状ですが時に喉の炎症が酷い場合白いブツブツが現れることがあります。

(2)急性扁桃腺炎

日常生活の上において急激な体力低下やストレスなどで免疫力が落ちてしまった時、扁桃腺に炎症が起きてしまうのが急性扁桃腺炎です。発熱は38度以上が出て、扁桃腺が赤くなり大きく腫れて痛みの症状が出ます。主な原因は、様々な菌の中でも溶連菌の感染によるものが大半です。

(3)慢性扁桃腺炎

元々、扁桃腺が大きいのがもとで急性扁桃腺炎がくり返し起きてしまう状態を慢性扁桃腺炎といいます。扁桃腺が弱い状態が続くので、患者さんは喉の違和感や異物感を訴える方が多いです。

(4)膿栓

膿栓とは、扁桃腺に免疫細胞の死骸や食べカスが白い塊となってくっついているもののことです。白い塊は、潰すと大変な異臭を放ち口臭の原因にもなっています。

(5)良性腫瘍・悪性腫瘍

身体のあらゆる場所にできる腫瘍ですが、喉にも腫瘍は出来ます。良性のものは、主にポリープと呼ばれ大きくなければ特に問題は無いでしょう。一方、悪性のものは、放置せずいち早く治療しなければ命を失いかねません。喉のガンの場合、タバコに含まれる有害物質がガンの発生と大きく因果関係にあります。

6)症状が続く場合は注意!喉の奥の白いできものへの検査・治療方法

(1)検査方法

まず内科、もしくは耳鼻咽喉科を受診して診察します。直接、喉の状態を診て異常が確認されれば血液検査、より詳しく喉の奥などを診たい時は鼻から内視鏡を入れてモニター越しで診察を行います。

(2)治療方法

風邪はウイルスが原因なので総合感冒薬などでの対症療法が一般的です。扁桃腺炎は、主に細菌が原因となりますので抗生物質の服用または投与で完治していくでしょう。膿栓に関しては、身体にとっては有害ではありませんが気になるようでしたら、耳鼻咽喉科で取ってもらいましょう。腫瘍に対しては、良性のものは手術による摘出で完治しますが、悪性のものは、腫瘍の大きさや悪性度にもよりますが、第一選択肢は手術で、追加で抗がん剤と放射線治療の併用が行われるでしょう。

7)日常生活から予防を!症状への3つの予防習慣

(1)うがいの習慣

口腔内が不衛生な状態が、膿栓や扁桃腺炎になりやすくなってしまいますのでうがいするクセを生活習慣に取り入れるとよいでしょう。また、真水ではなくうがい薬を用いてうがいをすると効果は更に上がることでしょう。

(2)鼻呼吸

口呼吸のクセが有る方は、どうしても口腔内が乾燥してしまい細菌が湧きやすい状態になってしまいます。鼻呼吸をすると、口腔内の乾燥がなくなることで細菌が湧きにくくなり、風邪や扁桃腺炎になりにくくなります。感染予防のためにも是非、口呼吸の方は鼻呼吸をするようにしたほうが賢明でしょう。

(3)水分を摂る

こまめに水分を摂ることで口腔内の乾燥を防ぐことが出来ます。一度に沢山水分を摂取するのは難しいので少量を1日に回数を多く摂ると水分でお腹も膨れることなく続けられます。



今回のまとめ

1)できものにも種類がある?喉の奥のできものの4つの種類と特徴

2)なぜ白いブツブツが?考えられる4大原因とは

3)自分でできることは?症状へ試したい対処方法とは

4)これって病気?病気かどうかのチェック・判断基準とは

5)病気の可能性とは?考えられる5種類の病気

6)症状が続く場合は注意!喉の奥の白いできものへの検査・治療方法

7)日常生活から予防を!症状への3つの予防習慣