汗を拭く女性

「なんだか無性に喉が渇く」という経験はあるでしょうか。飲んでも飲んでも解消されない場合病気の可能性も考えられます。

この記事では喉が渇く原因と、考えられる病気や対処法について紹介していきます。



喉が渇く4種類の病気!5つの治療法とは


1)喉が渇く場合の2つの種類

(1)水分不足による喉の渇き

身体の水分が減ってくると、脳から「水分が必要だ」という信号が送られてきます。そのため、喉の渇きを感じます。

(2)病気による喉の渇き

飲んでも飲んでも喉が渇くというときは、病気の可能性が考えられます。

2)喉が渇く場合に考えられる6大原因 

(1)運動

運動をすると汗をかき、身体の水分が失われます。それによって水分が必要になり、喉が渇きます。

(2)睡眠や入浴

寝ているとき、人は季節を問わずコップ3杯程の汗をかきます。

起きたときに口の中がからからになっている経験は誰にでもあると思いますが、それは睡眠時に水分が失われているからです。

また、入浴中も、人は想像以上に汗をかいています。

身体が濡れるため発汗に気づかないかもしれませんが、入浴時に眠くなる、くらくらするなどの症状が出たときは、水分を取りましょう。

(3)利尿作用のある飲み物を飲む

アルコールを含んだお酒、カフェインを含んだコーヒー・紅茶などには、利尿作用があります。それらを飲み過ぎると水分が多く排出されてしまい、軽い脱水状態になり、喉が渇くのです。

(4)塩分の取り過ぎ

(3)と同じような理由で、塩分を多く取ると水分が失われます。それによって喉の渇きを感じることがあります。

(5)唾液の減少

加齢による水分量の減少や、ストレス・生理などが原因の自律神経の乱れによって、唾液の分泌量が少なくなります。

唾液が少なくなると、水分が不足していると勘違いし喉の渇きを感じます。

(6)病気

病気によって身体に炎症が起きると、その熱を鎮めるために水分が使われます。それによって喉が渇きます。

また、炎症が起きていなくても、病気の自覚症状として喉の渇きを訴えることがあります。

3)喉が渇く症状が続くことで考えられる4つの病気 

(1)糖尿病

糖尿病になると、血糖値が上昇し、血液がどろどろになります。血糖値を下げて血液をさらさらに戻すため、多くの水分が必要になります。

異常に喉が渇き、飲み物を飲んでも治らない、体重が減った、疲れやすくなったなどの症状が出た場合は、病院で検査してもらいましょう。

(2)自律神経失調症や精神疾患・更年期障害など

うつ病や統合失調症などを含む精神疾患や更年期障害などは、自律神経のバランスを乱します。自律神経が乱れると、喉の渇きを調整する機能が壊れ、止めどない渇きに苦しむことがあります。

(3)腎臓の疾患

腎臓に異常があり、尿の濃度を調整する機能が上手く働かなくなると、尿の量が増えてしまいます。

失われる水分の量が多くなるため、喉が渇くことがあります。

(4)その他、喉周辺に炎症を伴う病気

風邪やインフルエンザ、咽頭炎、花粉症、副鼻腔炎などは、喉や鼻周辺に炎症を起こします。炎症が起きて熱が生じると、熱を下げるために水分が必要となります。

特に発熱を伴う病気は、水分の減る量が多くなります。

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4)喉が渇く症状へ自宅でできる3つの解消法 

(1)適度な水分補給を行う

一度に多量の水分を摂取すると、胃液が薄まって食べ物が消化しづらくなり、食欲減退や吐き気の原因になってしまいます。

また、取り過ぎた水分は吸収されず排出されてしまうので、飲むときは少しずつ飲みましょう。

1時間かけてコップ1杯の水を飲む、トイレに行ったら水をコップ1杯飲むなど、自分で工夫するといいです。

1日1.5Lの水分を飲み物から摂取する必要があるので、その量を目標に回数を分けて飲みましょう。

普通の水だと飲みにくかったり、身体がむくみやすくなったりするので、ミネラルを含んだ麦茶がおすすめです。

運動をしている方は、スポーツ飲料も飲むといいでしょう。

(2)乾燥対策をする

部屋の湿度が低い場合、加湿器をつけて湿度を上げると喉が渇きにくくなります。

加湿器が家にない場合は、ストーブの上でお湯を沸かしたり、濡れたタオルを部屋で干すのが効果的です。

また、マスクをつけると、呼気に含まれる水蒸気がこもり喉が潤います。

(3)食生活の改善

利尿作用のある飲み物を飲んだり、塩分を取り過ぎたりすると、喉が渇きます。お酒やコーヒー、紅茶、塩分を控えるようにしましょう。

料理を作る際は、塩の量を減らして出汁を利かせるようにすると、少ない塩分でも美味しくいただけます。

5)喉が渇く症状が続く場合の2つの検査方法 

(1)まずは病院へ

以上の対処法を試しても症状が改善されなかったり、喉の渇きが尋常じゃなかったりするときは、迷わず病院に行きましょう。

内科に行けば、糖尿病を含む様々な病気を診察してもらえます。特に糖尿病の症状(体重減少、疲労感など)がある場合は、糖尿病の専門医がいる内科にかかりましょう。

(2)血液検査

血液検査は、項目にもよりますが、3割負担だと3000円程で受けられます。血液の状態を検査し、血糖値が高くないかを調べます。

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6)喉が渇く症状が続く場合の5つの治療方法 

(1)喉周辺の炎症を抑える

風邪を含む「鼻や喉の炎症」が起こる病気の場合は、炎症を抑える薬を処方してもらいます。

(2)食事療法

糖尿病だと診断された場合は、食生活の見直しが必要です。野菜中心のバランスが取れた食事をし、1日3食をきちんと取ります。

また、食べる順番によって血糖値の上昇度合いが変わりますので、糖分を多く含む主食は後回しにして食べます。

もし糖尿病じゃなくても、塩分を控えバランスのよい食事を取ることは大事ですね。

(3)運動療法

運動をすると、血液中の糖が使われます。1日30分、早足でウォーキングをするのがおすすめです。

運動をしたら、水分を補給するのを忘れないでください。

(4)積極的に水分を取る

特に病気だと診断されなかった場合、単に水分排出量と摂取量が釣り合わない可能性が考えられます。

先程紹介した方法で、無理をしない範囲で飲み物を飲んでください。

(5)ストレスを発散させる

自律神経の乱れが原因の喉の渇きは、ストレスを発散させて治しましょう。人は知らず知らずの内に無理をしているものです。

「ストレスを感じたことなんてないけど……」と思っていても、気づかない間にストレスが溜まっていることもあります。

湯船にゆっくり浸かったり、質の良い睡眠を取ったりするだけでも、ストレスが軽減されます。お風呂に入るときは、自分が「気持ちいい」と思う温度のお湯に浸かってリラックスしてください。

もちろん、お風呂上がりにはコップ1杯の水を飲むことを忘れないでくださいね。

「良質な睡眠が取れない」と悩んでいる方は、身体を温かくして、寝る1時間前にはPCや携帯の画面を見ないようにしましょう。

また、「病気かもしれない」という不安がストレスを助長させることもあるので、安心感を得るためにも病院で相談してみてはいかがでしょうか。

7)喉が渇く症状を未然に予防していくためポイント 

(1)普段から水分をこまめに取る

普段から水分補給を心がけていると、水分不足以外の原因にいち早く気づくことができます。ただし砂糖を含んだ清涼飲料水は避け、麦茶や水などを飲みましょう。

(2)食事は「薄味」を心がける

砂糖の甘味や塩のしょっぱさを感じると「美味しい」と思い、濃い味付けにしがちです。香辛料やハーブ、昆布や鰹の出汁を利かせることで、薄い味付けでも美味しく感じることができます。

料理酒や醤油にも塩分が含まれていることを考え、塩は極力使わないようにしましょう。



今回のまとめ 

1)喉が渇く場合の2つの種類とは 

2)喉が渇く場合の六大原因 

3)喉が渇く症状が続くことで考えられる4つの病気 

4)喉が渇く症状へ自宅でできる3つの解消法 

5)喉が渇く症状が続く場合の2つの検査方法 

6)喉が渇く症状が続く場合の5つの治療方法 

7)喉が渇く症状を未然に予防していくための2つのポイント