医師より診断を受ける患者

普段の生活で耳がかゆくなってしまうことはありますよね。しかし耳の奥が必要以上にかゆい場合は、放っておけない疾患が隠れている可能性もあります。今回は耳の奥がかゆい場合の考えられる原因・病気の可能性・症状・対処方法をお伝えします。



耳の奥がかゆい・・!気になる4大原因と対処方法とは


1)気になる症状・・耳の奥の違和感の4つの種類と特徴

(1)耳がかゆい

耳の奥がかゆく耳垢がたまっていることがあります。いくら耳かきをしても改善されない場合があります。また痒みとともに耳の奥が汗をかいているような感覚がするときがあります。

(2)耳の皮膚がかぶれたり鼻や喉に違和感がある

アレルギー鼻炎の場合ですと、皮膚が敏感になっているため耳の皮膚のかゆみやかぶれ、鼻水や喉が痛いなどの症状が出る場合があります。またイヤホンやヘッドホンのしすぎで皮膚がかぶれることがあります。

(3)耳がかゆいが耳垢が原因ではない

耳の奥がかゆいからといって耳垢が原因だと思い、つい毎日でも耳の中を掃除してしまいがちになります。しかしこれが逆効果で、ストレスになることがあります。

(4)耳が痛いと同時に頭痛や耳鳴りがする

耳の奥が痛い、頭痛がする、耳鳴りがするという種類のものもあります。この場合は中耳炎の疑いがあることがあります。

2)要チェック!耳の奥のかゆみの4大原因とは?

耳がかゆくて仕方がないというときに考えられる主な原因は何でしょうか。

(1)カビが原因で耳がかゆくなる

どれだけ耳掃除してもかゆいという場合、そのままにしておくとひどくなる場合があります。そんな時は耳の中のカビが原因で耳の真菌症である場合があります。外耳炎であったり、またはイヤホンのしすぎや補聴器が原因の可能性があります。

(2)皮膚の乾燥・皮膚炎など

耳の皮膚がかぶれがアトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎などが原因だった場合は、耳の皮膚がかゆくなることが考えられます。同時に喉や鼻に違和感を覚えることがあります。

(3)耳かきのしすぎ

耳かきをすると、耳の奥がかゆいときすっきりする気分になるかもしれません。ですがあまり頻繁に耳かきをしすぎると耳の奥に傷がついて、耳の奥がさらにかゆくなることがあります。一般的に耳かきは最低3ヶ月に1回で良いとされています。

(4)花粉症が原因

耳の奥がかゆいと同時に、鼻、喉の違和感や目がかゆいといった場合は花粉症が原因の場合もあります。これらの器官はつながっているため、耳がかゆくなることがあるのです。

Female doctor holding a stethoscope in his hand, two doctors and patient are on the background

3)自分でできることは?かゆみへの3つの対処方法

(1)ストレスの場合

ストレスがたまると身体や頭皮などがかゆくなり、掻きむしってしまうことがあります。耳の場合も同じことがいえます。そんな時はストレスを溜めないことも大切です。

(2)カビが原因の場合

耳かきをしょっちゅうしている時に、耳から水が出るような耳垂れが起きている場合は中耳炎の可能性があります。このような時は自己判断せず、耳鼻科を受診するようにしましょう。

(3)皮膚が乾燥している場合

イヤホンのしすぎなどでアトピーやアレルギー性皮膚炎や鼻炎を起こしている場合は、イヤホンではなくヘッドホンにすることで改善される場合があります。花粉症の場合も同様です。

4)かゆみが続く場合に・・考えられる4種類の病気とは?

(1)アレルギー性鼻炎・アトピー性皮膚炎

耳の皮膚の異常、喉や鼻、目の違和感などがあるときは、アレルギー性鼻炎やアトピーが考えられます。放っておくと皮膚がただれたりしてしまうため、早めに病院へ受診しましょう。

(2)耳真菌症

耳の奥がかゆくて仕方がない、耳垂れを起こすなどの時は耳の奥にカビが発生していることが考えられます。そんな時は耳真菌症が疑われます。耳かきのしすぎなどが原因の場合があるので、病院に受診することが必要です。

(3)花粉症

耳の奥のかゆみとともにくしゃみ、鼻水、目のかゆみなどがある場合は花粉症も考えられます。この場合、マスクをするなどして、気になる場合は病院へ行きましょう。

(4)外耳炎

耳かきのしすぎで耳の奥に傷がついてしまい、いつの間にか外耳炎を起こしている場合もあります。耳垂れを起こしている場合などは症状がひどくなる前に耳鼻科を受診しましょう。

Doctor talking to his female senior patient

5)気になる場合は病院へ!専門家で試したい検査方法

(1)耳が痛い・かゆい時の検査

中耳炎などの場合は薬物治療が主になりますが、バイ菌を伴う場合があるため、まず耳鼻科でバイ菌の検査をします。進行している場合は聴力検査をすることもあります。

(2)耳垂れを起こしている時の検査

耳鼻科で耳垂れを吸い取り、その時のバイ菌の種類の検査をします。症状が進行している場合にはCT検査をすることもあります。

(3)外耳炎の場合の検査

耳かきのしすぎなどで外耳炎を起こしている場合は、耳鼻科で菌の種類を調べるのに細菌の検査をします。耳がかゆいなどの検査の場合は、耳鼻科でその場で検査ができます。症状をよく説明し、適切な検査を受けましょう。

6)病気と診断されたら?行われる可能性のある治療方法

(1)中耳炎の場合

点耳薬を用いたり、細菌にあった抗生物質などの飲み薬を服用するのが一般的です。鼻の症状が出ている場合は、鼻水の治療なども行います。

(2)外耳炎の場合

耳の奥が傷ついて痛い場合があるので痛み止めを服用したり、抗生物質を用います。また耳かきをしすぎの場合で外耳炎になる場合があるので普段耳の中を硬いもので触らないように気をつけることが大事です。

(3)耳垢がたまっている場合

耳垢がつまりすぎて、耳の中に固まっている場合は耳垢を取り除きやすくするために柔らかくする点耳薬を用いて耳垢を取り除きます。

7)毎日の生活で改善を!耳のかゆみへの3つの予防習慣とは

(1)耳かきは3ヶ月~半年に一度

耳かきをすることで、逆に耳垢を奥に押し込んでしまったり、耳の中に傷が出来る事があります。頻繁に耳かきをせず、最低3ヶ月に1度にしましょう。

(2)生活や食習慣の改善

アレルギー体質が原因で耳がかゆくなってしまう場合は、食習慣に原因があることがあります。アレルギー鼻炎などを起こさないように、食習慣や部屋の温度の調整などに気をつけることが大切です。

(3)耳栓やイヤホンを避ける

耳の中や奥を刺激しないように、耳栓やイヤホンを避けることも大切です。音楽を外で聴く際はイヤホンではなくヘッドホンにする工夫も大切です。



今回のまとめ

1)耳の病気は、耳かきのしすぎやカビが原因で起こる場合もあります

2)かゆくて仕方がない場合は自己判断だけではなく耳鼻科を受診するようにしましょう

3)耳の検査は主にバイ菌検査などがあり、治療は抗生物質や点耳薬があります

4)耳かきは頻繁にせず最低3ヶ月に1度にしましょう

5)イヤホンなどを避け、ヘッドホンにする工夫も必要です