パソコンを確認している女性の医師

気付かない内に、まぶたを押すと痛むような事はありませんか?疲労や目の症状など、様々な原因が考えられますが、大した事は無いと自分で判断してしまうのは危険です。今回は、まぶたを押したときの痛みに関して、考えられる原因や病気をご紹介します。



まぶたを押すと痛い?痛みの6大原因と治療方法とは


1)どんな症状が現れる?まぶたの痛みの代表的な症状とは

原因によって痛みの現れ方は異なりますが、まぶたを押したときにまぶた自体に痛みを感じる事もあれば、眼球が痛む事もあります。また、頭痛などを併発する事も多く、その場合には痛みの発生している箇所が特定しづらい事もあります。

目の使い過ぎからの疲労などであれば、目を休める事で比較的短期間で回復する事も多いですが、数日以上に渡って続く場合や、痛みが苦痛に感じる程強い場合には注意が必要です。自己判断はせず、違和感が強かったり続いたりする場合にはできるだけ早い段階で医師の診察を受ける事をおすすめします。

2)痛むのはなぜ?痛みの3大原因とは

(1)眼精疲労

目は人間にとってなくてはならない「五感」のひとつです。「百聞は一見にしかず」ということわざにもあるように、目は一度に大量の情報を入手しています。日常生活にしても、仕事にしても、また遊びにしても起きている限りは外からの光の情報を大量に受け入れる為、疲れが出やすい場所でもあります。

眼精疲労(がんせいひろう)は、日常生活によって目に大きく負担がかかっている場合などに、疲労が蓄積される事により発症します。目は遠くを見たり近くを見たりする事ができるような構造になっていますが、例えばパソコンを一日中見ていたり、スマホを長時間操作し続ける事などは、本来目に適さない「近い位置を長時間見続ける」という動作になってしまいます。

(2)ドライアイ

目が悪い人にとって、メガネやコンタクトレンズは生活する上で必要不可欠なものですが、コンタクトレンズの場合には装用(つけている)時間に注意が必要です。ドライアイは、コンタクトレンズなどの長時間装用などによって、酸素が充分に供給されず、乾燥状態となる事によって発症します。乾燥によって目が開きづらくなったり、場合によっては視力の低下などの回復が難しい症状が現れる事もあり、予防が大切です。

本来コンタクトレンズの装用時間は、製品によっても異なりますが1日8時間程度までとされています。ここ最近では、技術の進歩によりレンズの酸素透過率を上げる事によって長時間装用が可能な製品も発売されていますが、それでも目への負担となってしまう事に変わりはありません。少しでも異常を感じた段階で、メガネへ切り替えたり、最低限の使用に留める事も重要な対策です。

(3)身体自体の疲労に由来するもの

眼精疲労の場合もそうですが、目はストレスと非常に関わりが深く、目の疲労だけではなく、精神的なストレスや肉体的なストレスでも目に症状が現れる場合があります。この場合、検査をしても目の状態に異常が見られないことも多くある為、心当たりがある場合には医師へきちんと伝えておく事が大切です。

3)試せる応急処置はあるの?痛みへの対処方法とは

(1)患部を無理に触らない

まず予防策を取ることが大切ですが、痛みが発生してしまった場合には症状に応じて対処方法が異なります。目にものもらいなどの出来ている場合や、結膜炎の疑いがある場合などは目に触れる事によって家族や周囲の人に手を介してうつってしまう可能性もある為、できるだけ触れないようにし、医師の診察をできるだけ早く受けるようにしてください。

(2)疲労が原因である場合は軽度のマッサージを

ドライアイなど、疲労や乾燥が原因と思われる場合には市販の目薬などを使用し、目の周囲の筋肉を軽くマッサージすることで、症状が和らぐ場合があります。また、可能であればPCやスマホなどの画面をできるだけ見ないようにし、十分に体を休めるように心がけてください。

(3)紫外線のカットを

また、仕事などでやむを得ず画面を見なければならない場合には、コンビニエンスストアやメガネ屋さんなどで販売している「ブルーライトメガネ」「PCメガネ」(製品により名称は異なります)などの「ブルーライト」をカットするものなども販売されています。

ブルーライトとは、紫外線の次に強い光で、可視光線(目にみえる光)の中では2番目に強い光です。PCやスマホなどの画面からはブルーライトが多く放射されている為、疲労の原因となりやすいのです。また、目を温めたり冷やしたり事も症状の緩和に有効です。タオルやおしぼりなどを、温かいものと冷たいもの療法を用意し、交互にあてることで血管を収縮させ、血流を翌する事で一時的に痛みが和らぐ場合があります。

※上記はあくまでも対処方法ですので、症状が続く場合は専門家にすみやかに相談をしましょう。

Men are undergoing medical examination

4)これって病気?病気かどうかのチェック項目と判断基準とは

疲労やドライアイなどによる症状の場合には、上記のような対処で緩和する事もありますが、可能であれば病院で一度診察を受ける事をおすすめします。また、目が赤くなっていたり、痛みが強い場合、出来物ができている場合などでは、素人判断は感染防止の観点などからも危険である為、迷わず病院で診察を受けてください。

5)症状が続く場合は注意!考えられる3種類の病気とは

(1)麦粒腫・霰粒腫

麦粒腫(ばくりゅうしゅ)・霰粒腫(さんりゅうしゅ)とは、標準語圏などでは主に「ものもらい」とも呼ばれます。また地方によって多くの呼び名があり、関西では「めばちこ」、そのほかにも「めいぼ」「めばち」「めこじき」「めっぱ」など様々です。

麦粒腫は、まぶたにある毛穴や脂・汗の分泌腺などの小さな穴から最近が入る事によって発症する病気で、まぶたの一部が赤く腫れ、かゆみなどの後から痛みが生じる事が多いようです。霰粒腫は、細菌への感染が無いものもらいの事で、まぶたに小さなしこりのようなものを感じます。しかし、霰粒腫が途中で最近に感染する事もあり、判断が難しい場合も多くあります。

(2)眼瞼下垂

眼瞼下垂(がんけんかすい)とは、先天的な理由や目の疾患、加齢やコンタクトレンズの装用などにより、上まぶた(上眼瞼)の機能に障害が発生している状態を指します。根本的な治療方法は無く、症状が進行すると目を開ける事もままならなくなる為、上まぶたを切開する手術などが行われる事もあります。

(3)結膜炎

結膜炎は良く知られた病気ではありますが、種類が数多くある事をご存じでしょうか?症状としては、まぶたの裏や白目の部分が炎症を起こし、目の痛みや周囲の痛み、まぶたの腫れや目やに、かゆみなどの症状が現れます。ウイルスや細菌が原因となるウイルス性・細菌性のものや、アレルギーによるもの、アトピーを原因とするもの、また、乾燥が原因となるものなどもあります。

原因となるものによって治療も異なってきますが、結膜炎の場合には感染するケースも多い為、できるだけ早い段階で医師の診察と適切な治療を受けなければなりません。

6)治まらない場合は専門家へ!まぶたを押すと痛い症状への検査・治療方法

まぶたや目に関する病気が考えられる場合には、一般的に眼科を受診します。原因が特定できない場合や、はっきりとした症状が見られない場合は、費用は高くなりますが総合病院や大学病院などの大規模な病院を受診する事で、他の診療科目での受診が必要な場合でもスムーズに診察を受けられる場合もあります。

また、近年でな「総合診療科」という科目がある病院もあり、様々な側面や視点から複合的に原因を特定する為、これまで原因が特定できなかった病気でも診断を的確に行えるようになりつつあります。

(1)検査方法

一般的な視力や眼圧などの基本的な検査と共に、様々な検査によって他の疾病などが無いかも検査します。原因として考えられる病気に応じて、行われる検査も様々です。

(2)治療方法

症状が軽い場合や、結膜炎の場合などには抗生物質や点眼(目薬)による治療が主となります。眼瞼下垂など、まぶたが原因の病気などでは手術などの外科的治療が行われる場合もあります。費用ですが、個人クリニックなどの小規模な地域の病院で診察を受ける事で費用を数千円程度に抑える事ができます。

ただし、使用可能な設備は限られる為、場合によっては検査の為に大規模な病院を紹介される事も多くあります。この場合でも、紹介状を持って受診した方が費用は抑えられる為、時間に余裕がある場合にはまず近くの小さな病院を受診することをおすすめします。

また、日ごろからかかりつけの眼科をもっておく事で、カルテなどに体の状態の記録が残る為、後々その情報をもとに診断が下される場合もあります。可能であれば、日ごろから定期的に検診などを受けると良いでしょう。

7)生活習慣を改善しよう!症状へ実践したい予防習慣とは?

最優先項目として、まず目に疲労を溜めない事が非常に大切です。私たちの体は、通常通り免疫が機能していればある程度の病気は食い止める事が可能です。しかし、疲労やストレスなどが蓄積されると、本来の機能を発揮する事ができず、日和見感染(ひよりみかんせん、通常では防ぐことのできる病気に免疫昨日の低下によって感染すること)を起こす場合があります。

そのため、液晶画面などからのブルーライトを避けたり、睡眠時間をきちんととって目を休める事が一番の予防となります。また、アントシアニンなどを多く含むブルーベリーなどの食材や、最近では手軽に利用できるサプリメントなども販売されています。これらの成分は、目の疲労を和らげ、また目の機能を向上する為にも有効です。目をしっかりと休め、睡眠時間や食生活などの生活スタイルに注意する事で防ぐことのできる病気はたくさんあります。



今回のまとめ

1)どんな症状が現れる?まぶたの痛みの代表的な症状とは

2)痛むのはなぜ?痛みの3大原因とは

3)試せる応急処置はあるの?痛みへの対処方法とは

4)これって病気?病気かどうかのチェック項目と判断基準とは

5 )症状が続く場合は注意!考えられる3種類の病気とは

6)治まらない場合は専門家へ!まぶたを押すと痛い症状への検査・治療方法

7)生活習慣を改善しよう!症状へ実践したい予防習慣とは?