Close up of a male doctor holding an application form while consulting patient

特になにもしていないのに、唇がしびれたように感じることがあります。何が原因で、そのような症状が起きてしまうのでしょうか。

もしかすると、日常の中で気づかない体の異常を表すサインかもしれません。今回は唇がしびれる原因・病気の可能性・対処方法をお伝えします。






唇のしびれの6大原因!症状・病気・対処方法とは


1)唇のしびれの症状とは

(1)唇がピリピリ・じんじんする

感覚的な違和感がある時、このような刺激に似たしびれが生じます。

(2)唇が動かしづらい

特にピリピリしたたり、じんじんしたりという感覚的な違和感がなくても、なんとなく唇を動かしにくいと感じる症状です。

2)唇のしびれの6大原因とは

(1)乾燥

唇の表面が乾燥することで、粘膜が過敏になってしまっています。唇がひび割れたようになることで、その隙間に空気がふれることでしびれるような感覚を起こします。

(2)ストレス性の原因

日常や仕事などのストレスがたまってしまうと、神経に負担がかかります。神経の異常は全体的に様々な痛みやしびれを引き起こすようになり、それが唇に表れることがあります。

(3)貧血

赤血球の減少は、めまいや立ちくらみなどの症状のほか、唇などの末梢神経のまひを起こします。

(4)アレルギー反応

食べ物の中にアレルギーを持っているものがあると、唇が刺激されてピリピリとしびれたようになります。また、かゆみも同時に起こります。

(5)虫歯や口内炎などの口腔内トラブル

口腔内のウイルスや雑菌が神経に侵入することで、唇のしびれなどを起こすようになります。

(6)その他、病気の可能性

上記の原因に当てはまらない場合は、何かしらの体内の不調や病気の可能性があります。何日も唇のしびれが続くようでしたら、早めに総合内科へ行き、適切な診察を受けましょう。

3)唇のしびれへの2つの対処方法

(1)保湿

乾燥が原因で唇がしびれている場合は、リップクリームやワセリンでの保湿を行いましょう。唇のひび割れまでは起こっていない状態でも、それ以上の予防につながります。

(2)ビタミンの摂取

唇のしびれは、乾燥やストレス性起因、貧血、口腔内のトラブルからくるものは栄養不足も伴います。緑黄色野菜などのビタミンB1や、特に乳製品や小魚などのカルシウムを含む食物の摂取が改善につながります。

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4)唇のしびれが続く場合に考えられる4つの病気

(1)過換気症候群

呼吸が通常よりも早くなり、呼吸困難を引き起こす病気です。

通常よりも空気による唇の摩擦が増えることもあり、また喉から口への神経が異常をきたすために、唇のしびれが起こります。

(2)低カルシウム血症

血液中の血清カルシウム濃度が低下することで、体の末梢神経にしびれが発生し、それが唇にも現れます。これは、副甲状腺ホルモンの低下によって、カルシウムの排出が多くなってしまうことも原因とされています。

(3)糖尿病

体内の糖質が上昇してしまうことで起こる成人病の一つですが、その代表的な症状として、体の末梢神経がまひすることがあります。

(4)脳障害

脳の血管や神経に異常が生じることで、体のどこかに麻痺が起こります。特に考えられるのが、脳梗塞のようなトラブルの前触れともいえる「一過性脳虚血発作」と呼ばれる症状です。

脳の障害は体の半身に表れることが多いのですが、この「一過性脳虚血発作」は、症状が発生しても1日で消えることが多いものです。

唇以外にしびれを同時期に感じることがあれば、脳障害が本格的に発生してしまう前に、病院で受診する必要があります。

5)唇のしびれが気になる場合にすべき検査方法

(1)血液検査

血中のカルシウム濃度を調べることができます。通常、総合病院や内科を扱う診療所では、どこでも扱っている検査です。

また、カルシウム以外の血液成分の数値で、体の異常を発見することもできます。

(2)MRI

脳の異常が疑われる場合、血液の流れや血管の状態をより詳細に確認できる画像検査がMRIです。総合内科や脳神経科で受けることができます。

造影剤投与による精密検査なので、約30分近く所要時間がかかります。検査費用は保険適用内で約6000円ほどと考えられます。

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6)唇のしびれが気になる場合に考えられる治療方法

(1)ビタミン剤やカルシウム剤の摂取・投与

様々な原因からくる唇のしびれを改善するのが、ビタミンおよびカルシウムの補給です。特に体内の粘膜組織を維持するビタミンB1群は、唇のしびれを体の中から改善します。

(2)ストレス軽減療法

日常の気分転嫁がなかなかうまくいかない場合は、心療内科でのカウンセリング治療も効果的です。心からのストレスが軽減されるようにプログラミング治療が行われます。

心療内科は、総合病院でも扱っているところが限られている場合がありますので、確認が必要でしょう。診療所でも、メンタルクリニックがあります。

※上記はあくまでも治療法のひとつに過ぎませんので専門医での検査の上、治療法をご相談してみましょう。

7)唇のしびれへの4つの予防ポイント

(1)食生活の見直し

どのような症状でもそうですが、やはり健康は食生活のバランスが一番です。ビタミンはもちろん、カルシウムを含む食物も摂取しましょう。

(2)規則正しい生活の見直し

睡眠不足など、リズムが乱れてしまうと、やはり体にストレスを与えることになってしまいます。その結果として、自律神経の不調や体内の必須成分の減少を招いてしまいます。

食生活とともに、生活習慣も見直してみましょう。

(3)ストレスの軽減

忙しい現代社会には、ストレスはつきものです。

好きなことをしてみたり、絶対にパソコンを触らない日を作って仕事から思考を遠ざけてみたりと、上手に時間を使って体にやさしい気分転換をはかってみましょう。

(4)唇の保湿

「リップクリームは女性のものだ」ということはありません。皮膚組織に水分補給や保湿が必要なのは、性別を問わないものです。

特に乾燥しがちな冬場や、エアコンが活躍する夏場などは乾燥しがちです。リップクリームで唇を保湿ケアしてあげましょう。






今回のまとめ

1)唇のしびれの2つの症状

2)唇のしびれの6大原因

3)唇のしびれへの2つの対処方法

4)唇のしびれが続く場合に考えられる4つの病気

5)唇のしびれが気になる場合にすべき検査方法

6)唇のしびれが気になる場合にすべき治療方法

7)唇のしびれへの4つの予防ポイント