タブレットを使用している医者

首筋に何か違和感を覚えた経験はありませんか?よく触ってみると首筋にしこりができていたなど何かしらの異常があったりした経験があるかもしれません。

そこで今回は首筋にしこりができてしまう症状についてご紹介します。



【原因解説】首筋にしこりができる症状の5種類の原因とは?


1)そもそもしこりとはなに?他の似ている症状との違いとは

一体しこりってなんだろうと感じた方もいるのではないかと思います。しこりとは、軽いものでは肩こりのようなものから、深刻な乳がんのようなものまで様々な体の中にある異物感をさすものをいいます。血液やリンパの流れが悪くなってしまってできるものに関しては、揉んでほぐしたりすることで解消されたりします。

しかし、ガンなどのしこりは揉んでも解消されないもの。しこりと言ってもいろいろなものが存在します。しこりと似ているのが腫れです。腫れものができてしまうとやはりしこりのように感じますが、腫れは触ると痛い、赤くなっている、時間が経つと引いていくという違いがあります。

2)どんな症状が現れる?首筋にしこりができる場合の症状とは

首に起こるしこりは、頸部腫瘤とも呼ばれるものです。大きいものもあれば、とても小さいものの場合もあります。首のしこりは良性のものがほとんどで、リンパ節の腫れなどの軽度な原因で起きるものがほとんどです。少ない確率ながら、感染症やガン、深刻な疾患の場合もあることもあります。

硬いしこりの場合や柔らかいしこりの場合があり、また、押したら痛みを伴うこともある場合と、痛みがない場合があります。しこりの発生した場所により、そのしこりが何なのかという判断をする手掛かりにもなるのです。頸部内には様々な組織があるので、もしかしたら重大な病気のしこりである場合も否めません。

3)どうしてできるの?首筋にしこりができる5大原因とは

(1)筋肉のこり

頸部には筋肉もあります。肩こりと同様、首にもこりができる場合があります。肩と違い首をひどく酷使することは少ないですが、筋肉があるので首が全く凝らないという事はありません。悪性の可能性はないですが、姿勢や寝方など体の使い方に無理がある可能性が高いので、無理な体の酷使をしないようにしましょう。

(2)脂肪腫

脂肪腫とは脂肪組織からできてしまう腫れになります。これも悪いものではなく、良性のものです。40~50代の女性に起こりやすいものです。

(3)リンパの腫れ

首のしこりの原因で一番多いのがこのリンパの腫れです。首に通っている、リンパ管というところに菌などが入ってしまい、しこりができてしまいます。わずかに悪性の場合もありますが、ほとんどは良性です。しかし、長引くしこりの場合にはもしものことを考えて医療機関を受診することをおすすめします。

(4)甲状腺の腫れ

首の中の内分泌系の器官が異常を起こしてしまい、腫れてしまう場合があります。甲状腺の病気の8割以上を占めるのが女性です。甲状腺の病気で有名なものが、バセドウ病です。ほとんどの場合は良性なのですが、まれにガンという場合もあります。注意しましょう。

(5)悪性リンパ腫

リンパ系組織のガンです。これは早期発見が望ましい病気です。この病気にかかる可能性は低いのですが、全くその可能性がないわけではありませんので、気になる際は早めに医療機関を受診することをおすすめします。早期発見が完治に向かいます。

4)試せる処置はあるの?しこりへの対処方法とは?

そのしこりが何が原因なのか、何の病院なのかで変わってきます。風邪などの菌で首のリンパが腫れてしまったときなどは、風邪に対する対処法などが有効です。睡眠をしっかり取り、水分補給をしっかり行う、熱が高い場合には解熱剤などを使ったり、冷たいタオルなどで首元などを冷やし熱をとる、そして一番は体を休めることです。

病院に行って薬を処方された際は、しっかり飲むことも大切です。首のこりや肩こりでしこりができた場合には、首のリンパに疲労物質が溜まっています。ストレッチやマッサージを行って血流をよくしてみましょう。そして正しい姿勢を心がけるようにしましょう。

以上の場合は、自分で何とかできる範囲ですが、他の原因や病気の場合は自分だけではどうにもならない場合もあります。無理にマッサージをして逆に悪くなってしまう場合もありますし、違う効果の薬を飲んでしまい悪化する場合もあります。抗生物質の薬が必要な場合や、しっかり検査をしなければならないときもあるので、その際は早めに医療機関を受診しましょう。

Female doctors are examination of the patient

5)これって病気なの?病気かどうかのチェックと判断基準とは

明らかに首がこっている場合や、肩がこっていて首に影響が出てしまっている場合ははっきりと何が原因なのかわかる分、病気ではなく首のこりという事がわかりますが、病気かどうかの判断は難しいものになります。

例えば、高熱が出たり、しこりを触ると痛みがあったりする場合は何か重大な病気の隠れていることがありますので、早めに医療機関を受診することをおすすめします。

6)症状が続く場合が注意!可能性のある4種類の病気とは

(1)唾液腺ガン

唾液腺ガンとは、唾液腺の部分にガンができてしまうという病気です。唾液腺は、唾液を作り口の中に唾液を出す働きをしています。唾液腺は3つの腺から成り立っています。その中の1つに耳の下にある耳下腺があります。耳下腺とは、左右の耳の前やや下方向にある大きな唾液腺になります。しこりができるのはもちろん、食事中に痛みが伴ったりします。

このしこりは増えることがあります。しかし、この耳下腺にできるガンはかなり稀なもので、しこりができたから必ずしもガンだとは決めつけることはできないので、医療機関を受診することが大切です。

(2)甲状腺腫瘍

甲状腺は喉元にある臓器になります。甲状腺がんは30~40代の女性に、また60代を越えると男性に多い病気になります。この甲状腺腫瘍によるしこりの特徴は、他のガンのしこりよりも触りやすいため発見がしやすいのが特徴です。しこりとともにふくらみができ、左右非対称に膨れるのが特徴です。

(3)悪性リンパ腫

悪性リンパ腫は別名、血液のガンとも言われます。悪性リンパ腫は、首や脇の下、足の付け根などの体の表部分に近いリンパ節にグミのような弾力性のあるしこりができます。悪性リンパ腫の特徴は、他のガンよりも特徴的な症状が少ないことが特徴的です。

倦怠感や微熱、貧血などの日常の不調とあまり変わりのない症状が続いて、悪性リンパ腫の発見が遅れることも少なくはありません。人によりますが、しこりの付近に皮膚のかゆみを感じることがあります。

なぜかというと、全身を悪性になったリンパ球が移動するので、全身倦怠や吐き気、めまいを感じることが出てきて、なおかつしこりの付近にかゆみを感じることがあるのです。首だけではなく喉の方にまでしこりが達してしまうと、咳や痰がでる風邪のような症状を見せることもあります。

(4)赤ちゃんや子どもにできるしこり

赤ちゃんや子どもには首にしこりができやすいと言われています。しかし、幼い子どもは首にしこりができていてもわからない可能性が非常に高いです。病気でいえば、大人がなる病気と変わりはないのですが、気付きにくいのが難点です。

そして、赤ちゃんや子どもの場合軽視せずに、できるだけ早く医療機関を受診し、検査などをしてもらうことをおすすめします。首のしこりは気にすることない症例が多いですが、大したことないと思っていることが一番怖いですし、小さい子はしっかり症状を伝えることができません。ですので、早めに専門の機関で調べてもらうことをおすすめします。

7)専門家での検査を!症状が気になる場合へ試したい検査・治療方法

(1)検査方法

首にしこりができる場合の受診科は、状況により何科を受けるかが変わってきます。その場合、総合病院のいろいろな科がそろっている病院に行くのがいいと思われます。問診が行われ、血液検査や尿検査、画像診断でCTやMRIを使ったりします。その時のしこりの状態や症状により検査が異なります。

(2)治療方法

腫瘍が原因だった場合は、手術が行われます。手術をし、入院という事になるので、費用も少し高額になると思われます。

8)生活習慣から改善を!首筋のしこりへの予防習慣

首のしこりに関しては、ガンなどの重大な病気の可能性は低いと言われていますが、それでも全くないというわけではありません。症状が2週間経ってもよくならない場合は、医療機関を受診することをおすすめします。首のしこりがこりの場合に関しては、マッサージを行ったりストレッチを行うことで血流がよくなり改善することがあります。

血流をよくする方法として、入浴する際は湯船に浸かる、シャワーの場合も首元を温めて血行が良くなるようにするといいです。その他、体が疲れていることも考えられるので、睡眠時間を十分にとったり、同じ姿勢でずっとパソコンなどの作業をする際は、休息時間を設けリラックスする時間を作ることも大切です。体の緊張をほぐすことが大切になります。



まとめ

1)しこりはいろいろな種類のものが存在し、腫れと間違えやすい

2)首のしこりは良性のものがほとんどだが、中には感染症やガン、深刻な疾患の場合もある

3)首にしこりができる原因は5つ存在する

4)しこりへの対処法はあるが、症状が気になる場合は医療機関を受診することが大切である

5)首のしこりが続く場合は4種類の病気が考えられる

6)首のしこりの予防習慣は、休養と血流の促進がカギになる