患者の手を握るドクター

手がしびれるのは小指だけだからと、普通に日常生活を送っている方もいると思います。

しかし、痺れるということも身体から出される病気の兆候のサインでもあります。今回は小指のしびれの原因や病気などご紹介します。



小指がしびれる5大原因!検査・治療方法とは


1) 小指がしびれる6つの代表的症状

(1) 疼痛

身体の節々が痛くなったり、痛みを伴うことがあります。関節痛などもこれらに入ります。

(2) 頭痛

持続的に続く頭痛や突然急な頭痛に襲われることがあります。

(3) 顔面麻痺

顔面の片側に一時的な麻痺症状が出ることがあります。身体の片方にも麻痺症状が出る場合などもあります。

(4) 過呼吸

過呼吸や脈が速くなって動悸などの症状が起こり息苦しくなることがあります。

(5) 首の痛み

首の骨が痛くなったり、肩こりなどの症状が起こることがあります。

(6) 腰痛

腰痛がひどくなるにつれて、手や足などの痺れが出てくることがあります。

2)小指がしびれる5大原因

(1) 指を使いすぎ

長時間、指を使う動作を続けたりしたりすることによって、小指が痺れたり痛みが出たりすることがあります。パソコンのタイピングのしすぎなども原因として挙げられます。

(2) ストレス

ストレスが過度にかかることにより過呼吸が起きた場合に小指が痺れたり、身体が痺れたりなどの症状が出ることがあります。

(3) 冷え

身体が冷えることにより、手先や足先など痺れたり痛みが出ることがあります。

(4) 外傷的原因

野球をしていて、ボールが小指に当たったりして外部からの刺激が加わることにより、痛みや痺れなどの症状が出ることがあります。

(5) 病気

病気の初期症状や進行した場合に、小指の痺れや痛みなどが出ることがあります。

3)小指がしびれる症状への4つの対処方法

(1) 保温

温めることにより、小指の痺れなど軽減されることがあります。温めることにより血流が良くなる為痛みが出てる場合にも効果があります。

(2) 市販薬

腰痛や首の痛みから小指の痺れなどがある場合や頭痛の症状が出た時に、温シップを貼ったり、痛み止めを服用したりして様子を見たりしましょう。

受診前や時間がない時などの一時的な対処法としてご紹介します。痛み止めは、胃に負担をかけるので、胃薬と一緒に服用するようにしましょう。

(3) 過呼吸時対応

過呼吸による、小指や身体の痺れの場合はビニール袋を口に当て呼吸をして整えましょう。

過呼吸は、吐くことはできても吸うことができないため、脳が一時的に酸欠状態となり小指の痺れや手全体、身体など痺れる症状がでる為、上記の方法にて、呼吸が整えば痺れはなくなります。

抗不安薬などもっている方は頓服として服用しましょう。

(4)受診

小指の痺れは、身体の病変のサインであり危険な場合もあります。気になったりしたら、すぐに病院へ受診しましょう。何科かわからない時などは総合病院などに行くことをお勧めします。

doctor with tablet pc and ill woman at hospital

4)小指がしびれが続く場合に考えられる6種類の病気

(1) うつ病・パニック障害

突然な不安に襲われたりする精神疾患です。電車やバスなど、自分が逃げられないよう環境などに恐怖を感じたり、外出など人ごみなどを避けるようになったりなど。

日常生活が困難になる病気です。過呼吸など発作が出た時などに、足の裏の痺れや手の痺れなど生じることがあります。

うつ病やその他精神疾患でも過呼吸などの症状が出ることがあります。うつ病は、気分が沈んだ状態が続きやる気がない興味や関心なども持つことができなくなるといった病気です。

(2) 椎間板ヘルニア

背骨にある椎間板という軟骨が飛び出し、神経を圧迫することにより激痛やしびれなどが生じる病気です。

初期症状では、腰痛や足の裏の痺れや足全体の痺れなど、次第に体を少し動かしただけでも激痛を生じ寝たきりなるなど重病ともいえる病気です。腰痛や坐骨神経痛と誤診されることも多い病気でもあります。

(3) 頸椎間板ヘルニア

首にある骨の頸椎の椎間板という軟骨が飛び出し神経を圧迫することにより、少し首を動かしただけでも指が痺れたり、激痛は走ったりなどする病気です。

腰部の椎間板ヘルニアと似ている部分があります。病態は同じ原理です。

(4)腱鞘炎

手首や指にある腱鞘という、腱の包んで動きを良くしたりする円状の一部です。その腱鞘が指の使いすぎなどにより炎症を起こしてしまう病気です。

(5)脳梗塞

脳の血管が詰まることによって、脳の組織などが壊死したりする病気です。それによって、身体に様々な神経障害などを起こし、場合によっては詰まった血管が破裂し出血するなど命に関わる危険な病気でもあります。

出血など微量の場合などでも、神経症状として足の裏が痺れたりする場合などがあります。

(6) 糖尿病

病的に血糖値が上昇し、神経障害や意識障害など数々の合併症を引き起こしていく現代病です。

トイレの回数が増えたり、尿量が多くなるといった症状などがありますが、手足の痺れの症状が出たりして進行すると細胞壊死などによって最悪、部位切断という結果になることもある危険な病気です。

5)小指がしびれる場合にすべき6つの検査方法

(1) 尿検査

健康診断などでも行う検査です。検尿することにより、細菌や尿糖や血尿など数々の病気の兆候があるかないかを調べることができる検査です。

糖尿病予備軍や糖尿病など見つかることがあります。診療所でも行われますが、総合病院などお勧めします。

(2) 血液検査

血液を取り、血液中の成分を調べる検査です。炎症など疑われたりした場合や糖尿病疑いで血糖値を見る為に行われることがあります。炎症反応を見る為にも行われます。

診療所でも行われますが、足の裏の痺れなどの場合は幅広い病気が潜んでいる可能性がある為、総合病院をお勧めします。

(3) レントゲン検査

X線撮影することにより、頸椎や腰椎、手の部位の骨の形状に異変はないかなど調べることができます。外傷的なものが疑われた場合などにも行われます。

微量ですが被ばくする為、妊婦などは事前に説明することをお勧めします。総合病院に受診することをお勧めします。

(4) CT検査

問診にて説明し、脳血管障害や頸椎や脊椎の病気が疑われた場合などに行われます。X線にて頭部や腰部や首など撮影し、撮影した画像を輪切りにして、処理された画像を見て病変箇所などを特定していきます。

造影剤など注入することにより脳血管障害なども特定できるようになります。円状の検査機の中に入る為、閉所恐怖症の方は事前に説明し対応してもらうことをお勧めします。総合病院を受診することをお勧めします。

(5) MRI検査

頭部や腰部や首のCT検査よりも、鮮明な画像処理により、いろんな角度から検査箇所を見ることができる検査です。病変や病気がはっきりと映し出される為、医師も診断しやすい検査です。

X線検査とは違い、微量の被ばくもなく安心ですが、固定され狭い円状の空間に入る為閉所恐怖症の方は説明しましょう。

強力な磁石などが使用されている為、事前説明にてネックレスや装飾品など外してくださいなどがあります。

浴衣のような検査着に着替える為、検査中寒く感じることがあります。総合病院の受診をお勧めします。

(6) 心理検査

心療内科や精神科などで行われる検査です。IQテストやロールシャッハというインクを垂らした画像を見せ、染みの部分が何に見えるなど指摘していく検査です。

その時時間を計り、表情なども見られ、性格診断や病気の傾向などを診断することがあります。専門の臨床心理士が行い、結果を医師に説明します。

Stethoscope in hands

6)小指がしびれる場合にすべき5つの治療方法

(1) 薬物療法

痛みなどの症状がある場合、シップなどの張り薬や内服薬では、痛み止めや筋肉の緊張をほぐす薬などが処方されます。また脳梗塞の場合、血液の流れをよくする薬など処方されます。

糖尿病の場合は、血糖値を下げる薬や上がり過ぎないよう抑える薬が処方されます。用法容量を守り服用し、医師と相談しながら薬の調整などを行っていただきましょう。

パニック障害やうつ病からくる精神的な分野では抗不安薬や抗うつ剤が処方されます。頓服などとしても可能ですが依存性があったりするので、医師と相談しながら服用しましょう。

(2) ブロック注射

痛みのある脊椎や頸椎の部位に麻酔薬を注入します。痛みやしびれなどが一時的になくなりますが、通院することになります。

膝の軟骨がすり減った方などにも行われる治療法でもあります。

(3) 認知行動療法

精神的な分野で広く使われている療法です。考え方に重点を置き、もののとらえ方から生まれる考えそして行動。その中の考え方を変えていく療法です。

パニック障害や精神疾患を患っている方などに行われる心理的なリハビリでもあります。

(4) 運動療法

お尻の筋肉を鍛えたり、歩行の訓練、小指の痺れなどで動かしずらくなったりした場合などに行われるリハビリです。術後などの基礎的な筋肉維持や向上などを目的に組み込まれることがあります。

理学療法士と組み相談しながら行えます。入院中は理学療法士がメニューを状態に合わせ組み立ててくれます。退院前など、家でできるトレーニングなども説明されるので積極的に取り組みましょう。

(5) 手術

椎間板ヘルニアの場合、保存治療で対処できる患者のほうが多いのですが、手術が必要な患者もいます。病院選びや医師が少ない現状もありますが、難しい手術でもあります。

患部の椎間板を取り、そこに上と下の脊椎を結合させるという術式です。脳梗塞などの場合はバイパス術という、詰まった血管とは別のルートを人工血管にて作り血流をよくする術式など、出血がある場合などは、血腫を取り除く術式などがあります。

糖尿病で壊死の進行などによっては患部切除という手術が行われます。頸椎間板ヘルニアは、椎間板を全て切除し人工骨を入れて固定する術式があります。

程度によって術式は異なりますが、医師や家族などと相談して決断しましょう。

7) 小指がしびれる5つの予防ポイント

(1) ストレス発散

ストレスにより、精神状態が不安定になるだけではなく、身体に様々な身体症状として現れることなどがあります。自分の趣味に使える時間を作ったり、ストレス発散できる環境を作りましょう。

悩みや相談など専門的に話を聴いてくれたり、アドバイスをくれるカウンセラーなどに頼るのも1つの予防でもあります。

(2) 食生活見直し

野菜中心に食事をとるなど3食食べるようにするよう工夫してみましょう。

暴飲暴食することによって、今問題視されている糖尿病予備軍でも手足のしびれが起こる為、食事にも気を配るようにしましょう。

(3) 入浴

手足のしびれや痛みは血行が悪くなることや冷えにより起こります。湯船につかることによって血行が促進され軽減されることがあります。

入浴中などに、ふくらはぎなどマッサージするとより効果がみられるでしょう。腰部などを温めて寝るなどすることによって、痛みや痺れなどが軽減されることもあります。

(4) 首の負担を減らす

首の骨などを疲れた時などに鳴らす方などがいますが、首に負担がかかっています。たまに、横に傾けた時に痛みが走ることがあったりすることもあると思います。

日頃から首に負担をかけないように、姿勢を正したり、同じ姿勢で長時間作業したりせず、休憩を挟んだりして予防しましょう。

(5) 指を使いすぎない

長時間、指を使う作業など行う場合は、途中に休憩や指を軽く揉んだりしながら行いましょう。



今回のまとめ

1) 小指がしびれる6つの代表的症状とは

2) 小指がしびれる5大原因

3) 小指がしびれる症状への4つの対処方法

4) 小指がしびれが続く場合に考えられる6種類の病気

5) 小指がしびれる場合にすべき6つの検査方法

6) 小指がしびれる場合にすべき5つの治療方法

7) 小指がしびれる5つの予防ポイント