呼吸が苦しそうな女性

激しい運動で呼吸が苦しくなることって、誰でも一度や二度は経験があると思います。でも、思い当たる節もないのに呼吸が苦しくなる場合には、内科的、もしくは精神的な疾患が潜んでいるかもしれません。

呼吸が苦しい原因・病気の可能性・対処法・治療法などをお伝えします。 






呼吸が苦しい5大原因!8種類の病気の可能性


1)呼吸が苦しい場合の8つの代表的症状 

(1)息を吐く時に苦しい 

(2)息を吸う時に苦しい 

(3)夜寝ると苦しくなる 

(4)手足の冷えを伴う 

(5)体がむくむ 

(6)急に体重が増える 

(7)咳や痰が出る 

(8)喘鳴(ゼーゼーという息)がある 

2)呼吸が苦しい5大原因 

(1)ストレス 

仕事や人間関係などで精神的なストレスがたまることによって、原因不明の呼吸困難を起こすことがあります。 

(2)アレルギー 

アレルゲンを含む食品を食べたりすることによって起こる、アナフィラキシーショックで呼吸困難がおこることがあります。 

(3)ウィルス 

ウィルス感染によって気管支に炎症を起こすことで、呼吸が苦しくなります。 

(4)肥満 

太っていると気道が圧迫されて呼吸が苦しくなります。睡眠時に顕著にみられる傾向があります。 

(5)内科系疾患 

臓器に疾患を抱えていると呼吸困難がおこるケースがあります。 

3)呼吸が苦しい場合に自宅でできる3つの対処法 

(1)楽な姿勢をとる 

気管支喘息の発作が起きた場合や、肺に問題がある場合、心不全の場合などには、座ると楽になるケースが多いです。  

(2)薬 

アナフィラキシーショックを起こしたような場合には、アドレナリン自己注射薬(アナフィラキシー補助治療剤)を注射します。 

(3)深呼吸 

精神的な疾患を抱えている場合に息苦しさが出たら、深呼吸を行うことで落ち着くことがあります。 

以上は明らかな病気だと分かっていて、現在治療中の方のみに当てはまります。原因不明の呼吸困難が起きた場合には、速やかに医療機関を受診するようにして下さい。  

Closeup on medical doctor woman explaining something

4)呼吸が苦しい症状から考えられる8つの病気 

(1)気管支ぜんそく 

アレルギー疾患の一つです。呼吸にともなってゼーゼーと息苦しさをともないます。夜寝た時に発作が出るのが特徴です。気管支に炎症を起こし、気道が狭くなることで起こります。 

(2)慢性閉塞性肺疾患(COPD) 

喫煙習慣などにより、慢性的に肺に炎症を起こし、呼吸が苦しくなる疾患です。最近中国で話題になっているPM2.5もその原因に挙げられています。 

(3)睡眠時無呼吸症候群 

睡眠中に呼吸が一定時間止まる病気です。特徴としては、いびきをかいていたかと思うとしばらく静かになり、大きな呼吸音と共に再びいびきをかき始めます。

質の良い睡眠がとれないことから、日常生活にも影響を及ぼします。  

(4)自律神経失調症 

呼吸は自律神経の働きによって管理されていますが、そのバランスが乱れることによって呼吸困難が現れます。 

(5)うつ病 

訳もないのに急に泣きたくなったり、イライラしたり、胸を締め付けられるような不安感と共に呼吸困難が現れます。 

(6)心不全 

心不全にともなう肺水腫(肺に水がたまる疾患)が原因で、呼吸が苦しくなることがあります。 

(7)クループ症候群 

子供によくみられる疾患で、咽頭部に炎症を起こし、呼吸が困難になります。ケンケンというような咳がでて気管支喘息と間違えやすいのですが、声がかれるのがこの疾患の特徴です。 

(8)パニック障害 

前触れもなくある日突然起こるのが特徴で、いまだに原因はよく分かっていません。動機や呼吸困難、冷や汗やふるえ、めまいや吐き気が突然現れる疾患です。 

5)呼吸が苦しい症状が続く場合にすべき5つの検査方法 

(1)血液検査 

アレルギーが原因で症状があらわれている場合には、血液検査をしてアレルゲンを特定します。喘息の場合は呼吸器科か、子供の場合は小児科にかかるとよいでしょう。一つのアレルゲンに対して800円くらいかかるようです。 

(2)問診 

自律神経系の疾患で、その他の病気がない場合は心療内科を受診しましょう。薬物療法と違い、こちらは実費なので病院によって費用はまちまちです。電話で問い合わせるか、ホームページなどで調べるとよいでしょう。 

(3)肺機能検査  

慢性閉塞性肺疾患の場合に、治療前と治療後の確認をするためにおこないます。費用は2,000円くらいの所が多いようです。呼吸器科や呼吸器内科を受診しましょう。 

(4)画像診断  

慢性閉塞性肺疾患で入院する際には、各種画像診断を行います。レントゲンで1,000円くらい、MRIで10,000円前後かかるケースが多いようです。呼吸器科や呼吸器内科を受診しましょう。 

(5)睡眠時無呼吸症候群の検査 

簡易検査の場合で3,000円程度、泊りがけで検査をする場合(寝ている間の様子を見る)は、さらに10,000円ほどかかるようです。耳鼻科か呼吸器科を受診しましょう。 

Patient tells the doctor about her health complaints

6) 呼吸が苦しい症状が続く場合にすべき4つの治療方法 

(1)投薬治療 

自律神経系の疾患には精神安定剤や抗不安薬、喘息の場合には発作を抑える頓服薬などが処方されます。心療内科や内科を受診しましょう。 

(2)入院 

急性心不全や子供のクループ症候群の場合、程度によっては入院して治療を行います。循環器科や小児科のある病院を受診しましょう。 

(3)CPAP(シーパップ)療法 

睡眠時無呼吸症候群の場合、夜寝ている間に鼻に装着することで、酸素の吸入を確保します。経鼻的持続陽圧呼吸療法ともいいます。 

(4)手術 

内科系の疾患が重篤な場合や、睡眠時無呼吸症候群の場合に気道をふさぐ瘤などがあった場合には手術という方法も考えられます。 

治療に要する期間や症状の程度は人によりさまざまなので、費用が心配な方はお医者様に相談するか、ホームページなどで調べると良いでしょう。 

7)呼吸が苦しい症状への3つの予防ポイント 

(1)早寝早起き 

自律神経系の疾患の場合、ほとんどのケースで「原因不明」「ストレス」といわれます。朝日を浴びることが自律神経の調整に有効であることが分かっていますので、なるべく朝イチに日光を浴びるようにしましょう。 

(2)食事の見直し 

睡眠時無呼吸症候群になる人は、多くの場合で太りすぎです。食事の献立や食習慣を見直して、ダイエットすることが大事です。 

(3)運動 

アレルギー症状は副交感神経が優位になっているときに出やすいので、普段から適度な運動を心がけ、心肺機能を強化して血液の循環をよくしましょう。 






今回のまとめ 

1)呼吸が苦しい場合の8つの代表的症状 

2)呼吸が苦しい5大原因 

3)呼吸が苦しい場合に自宅でできる3つの対処法

4)呼吸が苦しい症状から考えられる8つの病気

5)呼吸が苦しい症状が続く場合にすべき5つの検査方法 

6) 呼吸が苦しい症状が続く場合にすべき4つの治療方法

7)呼吸が苦しい症状への3つの予防ポイント