病気で寝込んでいる女性

低血圧にも種類があるということをご存じでしょうか。低血圧の1つである、起立性低血圧を放置しておくと場合によっては、全身の臓器へ影響を及ぼし、他の病気を引き起こす原因になることもあります。

今回は起立性低血圧の2つの原因と、その治療法についてご紹介します。






起立性低血圧の2つの原因!その治療法とは


1)起立性低血圧とはどんな病気か

起立性低血圧とは、寝ている状態から身体を起こしたり、座っている状態から立ち上がったりするときに、血圧がストンと落ちるように低下して、その結果、脳への血流が一時的に減少してめまい、立ちくらみ、動悸、失神などが起こる病気です。

一般的には高齢者に多く見られます。

2)低血圧の4つの種類とは

低血圧には種類があり、主に次の4つがあります。

(1)本能性低血圧

原因不明な事が多く、自覚症状が無い人もいます。特に治療の必要がない人もいます。

(2)病状性低血圧

体内の臓器などの病気が起因します。

(3)食後低血圧

食事の後になります。

(4)起立性低血圧

今回ご紹介している低血圧です 上記1)をご参照ください。

3)起立性低血圧の6つの症状

次の6つが起立性低血圧の代表的なな症状です。

(1)めまい

(2)ふらつき

(3)立ちくらみ

(4)動悸(心臓がドキドキ、バクバクする等)

(5)軽い疲労感

(6)失神

Doctors have a discussion

4)起立性低血圧の2つの原因

起立性低血圧の主な原因は次の2つです

(1)心臓の機能が低下しているとき

心臓の病気までには至っていなくても、心臓の機能が低下していると、立ちあがった際に脳まで血液を正常に送る力が不足すると考えられます。

(2)体内の血液循環の低下

2つ目は、多量の尿や汗などにより体内の水分が少なくなり、体内の血液量が少なくなっているときです。

血液の量が少なくなると、脳まで血液を正常に送ることができなくなります。高齢者で利尿剤の薬を飲んでいる方は、排尿時には注意が必要です。多量の汗をかいたときなどに適切に水分補給ができないときは注意が必要です。

5)起立性低血圧の検査方法

起立性低血圧の検査方法で代表的なのは血圧測定です。ただし普通の血圧測定とは異なる点があります。電動自動血圧計で測定することができますが、ふらつきやめまいなどで転ばないように注意しましょう。

次のような手順で血圧を測定します。

(1)寝ている状態で血圧を測定する

できれば2~3回測定します

(2)立ち上がり血圧を測定する

ここもできれば2~3回測定します。

(3)寝ている状態で測定した血圧値から、立ち上がって測定した血圧値を引き算する

最高血圧値どうしと最低血圧値どうしで引き算します。

(4)最高血圧の差が20mmHg以上、また最低血圧の差が10mmHg以上だと

起立性低血圧の可能性が高いです。

6)起立性低血圧の2つの治療法

起立性低血圧の治療法は主に次の2つです。

(1)薬物療法

医師の診察にもとづき処方されます。処方される飲み薬の分類はビタミン剤系、神経ホルモンを整える薬、抹消血管の収縮を調整する薬などです。漢方薬を処方する医師もいるようです。

(2)生活指導を含んだ一般療法

医師などが生活習慣なども含めて生活上気をつける点などを指導します。改善への生活上のポイントは後述します。

Male medicine doctor hand holding stethoscope head

7)起立性低血圧にオススメの4つの食材

起立性低血圧にオススメの食材のキーワードはたんぱく質・ビタミン・ミネラルです。次の5つがオススメの食材です。

(1)大豆製品

納豆や豆腐など。

(2)レバー

(3)青魚

いわし、あじ、さばなど。

(4)貝類

かき、ほたて、あさり、はまぐりなど。

(5)チーズ類

特にチューダーチーズは血圧を適度に上昇させる効果があるようです。

8)起立性低血圧の改善への4つのポイント

起立性低血圧の改善に向けて、生活の中で取り入れると良いことを4つ紹介します。

(1)水を多く取るようにする

味がついているものは避け、純粋なミネラルウォーターのようなものを1日の中でこまめに多めに取るようにします。

尿が近くなりすぎないように取るのがポイントです。

(2)軽い運動を生活の中に取りいれる

ジョギングや早歩き程度のウォーキングでもかまいません。1日10分程度でも行うと効果があるようです。

(3)足を挙げる時間を作る

横になるか、椅子に座ったときに膝を伸ばして脚を挙げる時間を作ってみましょう。血液が脳に届きやすい状況を作るためには、下半身に血液がたまりすぎないようにすることも大切です。

日中横になることが難しければ、椅子に座ったときには膝の高さまで脚を挙げてみましょう(もう1つ椅子を用意するか、踏み台みたいなものを活用して脚を乗せる)。

時間を日中10分でも作ると効果があるようです。

(4)睡眠時間を十分取る

心臓の不調が原因の場合もあります。睡眠時間を十分に取り、心臓を休ませてあげましょう。






今回のまとめ

1)起立性低血圧とはどんな病気か

2)低血圧の4つの種類とは

3)起立性低血圧の6つの症状とは

4)起立性低血圧の2つの原因とは

5)起立性低血圧の検査方法とは

6)起立性低血圧の2つの治療法とは

7)起立性低血圧にオススメの4つの食材とは

8)起立性低血圧の改善への4つのポイント