菊芋のきんぴら

「菊芋」とは北米原産のキク科の植物です。秋になると菊に似た黄色い花を咲かせます。この菊芋の成分の研究がヨーロッパなどで進められていて、栄養価が非常に高く、今注目を浴びている食材なのです。

今回はこの「菊芋」の効果と菊芋のレシピについて紹介します。



天然のインスリン!菊芋の4つの効果とレシピ


1)菊芋に含まれる代表的な栄養素

(1)食物繊維が豊富に含まれている

菊芋の糖質にはでんぷんが含まれていません。「イヌリン」という水溶性食物繊維が豊富に含まれています。

イヌリンはたまねぎ、にら、ごぼうなどのキク科の植物に含まれていますが、この菊芋にはイヌリンが特に多く含まれているのが特徴です。

(2)その他必須アミノ酸にも注目

菊芋には他にもミネラル、ビタミン、酵素、必須アミノ酸などが含まれており、栄養価が高く注目されています。

新鮮な菊芋は生でも食べられますが、粉末状になって売られていたり、葉は乾燥させてお茶として飲んだりもできます。摂取量に制限はありませんが、食べ過ぎるとお腹がゆるくなることがあります。

2)菊芋に期待できる効果

(1)便秘改善

菊芋は整腸作用が高く、便秘の解消が期待できます。

(2)体内の余分な塩分排出

また、カリウムが豊富に含まれているので体内の塩分を排出してくれる働きがあります。

(3)中性脂肪の軽減の効果

さらに、中性脂肪を減らす効果も期待できます。

(4)過食防止

満腹感も高いので、過食が防げます。美容やダイエットに敏感な女性には特にうれしいですね。

3)菊芋が糖尿病予防に効果的な理由

でも、なんといっても菊芋がすごいのは「天然のインスリン」と呼ばれていることからも分かるように、糖尿病の予防が期待できることです。

イヌリンはノンカロリーの糖質です。分解しても果糖にしかならず、しかもこの果糖は血糖値をほとんど上げないことが分かってきています。血糖値の上昇を防いでくれる、逆をいえば、血糖値を下げてくれるのです。

イヌリンには糖分の吸収をゆるやかにする働きがあるため、結果的には、糖尿病の予防の効果が期待できるのです。

Enjoying  family dinner

4)菊芋は万能食材

菊芋は様々な料理と相性が良いので、主食にも副食にもなります。食感を楽しみたいのなら少し大きめにカットして使ったり、また、生でも食べられるのでサラダにもピッタリです。

炒め物、煮物、また、漬物やみそ漬けにもできる、まさに万能食材です。味噌汁やスープの具にもなりますよ。

5)菊芋を活用したオススメの5種類の料理

それでは、菊芋を使った簡単なレシピを紹介します。

(1)煮物料理

じゃがいもの代わりになるので、菊芋の煮っころがし、菊芋を使ったカレー、みそしるの具など、煮もの料理や汁ものに。ポタージュスープにしても美味しいですよ。

(2)サラダ

生で食べられるので、皮をむいてサラダや和え物に使います。しゃきしゃきした食感が楽しめます。酢漬けにしても良いですよ。

(3)炒め物

スライスして他の野菜やベーコン、肉などと炒めたり、きんぴらにしても美味しいです。また、オーブンでまるごと焼いてバターをつけて食べても美味!

(4)揚げ物

素揚げでポテトフライにしたり、またてんぷらにして食べても美味しいです。

(5)お漬物

醤油やお酢、お味噌で漬けても頂いても、ご飯と相性が合って美味しく召し上がれます。

Mother and daughter eating yoghurt

6)菊芋の自宅栽培

(1)雑草並みの生命力

菊芋は自宅でも栽培できます。畑があればほとんど肥料は必要ありません。雑草並みの生命力があるので、繁殖も容易です。

ただ、一度植えると根絶が難しいので畑や庭に植える時は場所を選ぶなど、よく考えてから栽培しましょう。

(2)土に埋めたままで保存

自家栽培した菊芋は食べる分だけ掘り起こして、残りは鮮度を保つためにも土に埋めたままで保存しましょう。プランターでの栽培なら手軽にできます。

(3)先ずはプランター栽培

初心者はまず、プランター栽培から始めてみるとよいでしょう。ただ、プランターはできるだけ大きいものを選びましょう。

7)菊芋を保存するうえでの2つのポイント

(1)じゃがいもと一緒と考えましょう

菊芋はじゃがいもと同じで、保存方法が良くないと芽が出てしまいます。新鮮な菊芋が手に入ったら、できるだけ土をつけたまま冷蔵庫に入れるなどして冷蔵保存をしましょう。

(2)長期保存は土に埋める

長期保存する場合は、土の中に埋めると良いですよ。また、乾燥させても鮮度が保てます。菊芋を洗ってスライスし、さっと水洗いして屋外で2日間ほど干せば、手軽に乾燥菊芋ができます。

その後は密着性の高い保存容器などで冷凍保存すればOKです。

8)糖尿病予防に効果的な菊芋

(1)脂肪燃焼と過食防止に菊芋を

糖尿病は一度発症すると完治が難しいので、予防がとても大事です。食べ過ぎや飲み過ぎを防ぎ、毎日適度な運動や十分な睡眠の確保をしてどんなに健康に気をつけていても罹ってしまうこともあります。

特に40代以上になると中性脂肪が増えてきて、メタボになりやすくなります。食生活を改善しないと、糖尿病になるリスクもより高まってしまいます。

(2)毎日の食卓に天然のインスリンの活用を

菊芋は、そんな糖尿病予防のための食生活改善の強い味方である、と言えます。糖尿病はインスリンの減少や働きが悪くなることが原因とされています。

菊芋は「天然のインスリン」と言われているほど同じような働きをしてくれるのですから、食事の改善に役立ち、健康維持のためにも取り入れてみてはいかがでしょうか。



今回のまとめ

1)菊芋に含まれる代表的な栄養素とは

2)菊芋に期待できる効果とは

3)菊芋が糖尿病予防に効果的な理由

4)菊芋は万能食材

5)菊芋を活用したオススメの4種類の料理

6)菊芋の自宅栽培

7)菊芋を保存するうえでの2つのポイント

8)糖尿病予防に効果的な菊芋

「菊芋」は北米原産のキク科の植物で、栄養価が非常に高く、イヌリンが豊富に含まれている。「天然のインシュリン」と呼ばれるほど、食後の血糖値を下げてくれる働きがあり、糖尿病の予防が期待できる食材。

生でも食べられるうえに、煮もの、焼き物、揚げ物、ポタージュスープなど万能食材として、幅広い調理方法が可能。自家栽培も容易にできる。