朝食を食べる女性

血糖値にも基準値が設けられています。血糖値が低すぎても、高すぎても身体に影響が出てきます。

しかし、高血糖の場合高血圧と同様に血糖値が高くなっても進行してからでなければ自覚症状が表れにくいという事が問題です。今回は血糖値の基準値解説予防法をお伝えします。






血糖値の基準値解説!効果的な6つの食材


1)血糖値のそれぞれの基準値とは

(1)血糖値の基準値について

日本糖尿病学会は、血糖値が正常値かどうかの判断を3項目によって判断しています。

空腹時血糖値の正常値 100mg/dl未満 

食後の血糖値の異常値 140mg/dl未満 

ヘモグロビンA1正常値 6.2%未満

としています。

(2)血糖値の分類について

まず、”正常値”としては空腹時血糖正常値100mg/dl未満、食後血糖140mg/dl未満、ヘモグロビンA1正常値6.2%未満としています。

次に、”正常高値”と呼ばれるのは空腹時血糖正常値110mg/dl未満、食後血糖140mg/dl未満、ヘモグロビンA1正常値6.2%未満となっています。

境界型糖尿病の判断基準としては空腹時血糖正常値110~126mg/dl未満、食後血糖140~200mg/dl未満、ヘモグロビンA1は検査を推奨となっています。

糖尿病だと診断されるのは空腹時血糖正常値126mg/dl未満、食後血糖200mg/dl未満、ヘモグロビンA1正常値6.5%以上となっています。低血糖の基準は血糖値が70mg/dl以下になります。

2)血糖値が低い場合い・高い場合の2つの症状

(1)高血糖の症状とは

高血糖の自覚症状としては“異常な喉渇き”“尿量が多い””疲れやすい“”食べても痩せる“といった症状が出ます。

このような自覚症状が発症している場合には重症です。しかし、高血圧同様に初期では症状がないケースが多く、検診等で高血糖と判明する事が殆どです。

(2)低血糖の症状とは

低血糖を引き起こす原因には様々な物がありますが、正常であれば血糖値が70mg/dl以上に維持されていますが、糖尿病の治療によりインスリン投薬などによるインスリンが過剰な状態になった場合などに現れます。

最初に、空腹感、あくびが出てきて50mg/dl以下になると中枢神経の働きが低下し、無気力や倦怠感がでてきます。

そして30mg/dl以下になると意識障害を起こし、それ以下になると痙攣や昏睡状態になります。

3)血糖値が低い場合・高い場合に考えられる5つの原因

(1)血糖値が高い原因

・過食

過食・偏食といった事が挙げられます。高カロリーで高炭水化物、飲酒が好きという食生活や食事の時間が不規則というのは危険です。規則正しく、バランスの良い食事を摂取します。

・インスリンの低下

2つ目として内臓脂肪がたまり、によるインスリンの働きの阻害です。

・血糖値の上昇

3つめに運動不足による筋肉量の減少です。基礎代謝が減り、ブドウ糖の消費量が減る事で血糖が上昇します。

・精神的ストレス

4つ目として仕事や人間関係のストレスです。強いストレスを受けると、血糖を下げるインスリンの分泌が低下します。

・遺伝や環境要因

5つ目として遺伝で家系に糖尿病の人がいると血糖値が上がりやすい体質となり、インスリンの働きが低下の可能性があるので注意が必要です。

(2)血糖値が低い原因

低血糖の原因が多い理由としては、外的要因になります。糖尿病の治療薬であるインスリンや経口血糖降下薬の服用によるものになります。

ほとんどは病的な事が原因で、低血糖の治療が必要な疾患としては“膵臓β細胞の主要性増殖”“平滑筋骨肉種”“肝臓がん”等の腫瘍や“インスリン自己免疫症候群です。

Closeup on medical doctor woman writing in clipboard

4)血糖値が低い状態・高い状態を放っておく3つの危険性

(1)血糖値が高い状態を放置しておく危険性

血糖値が高いと危険な事としては、糖尿病になるリスクが高くなります。糖尿病が進行してしまうと、糖尿病による3大合併症になります。糖尿病は自覚症状がなく病気が進行すてわかる事があります。

糖尿病の合併症として“糖尿病性網膜症”“糖尿病性神経障害”“糖尿病性腎症”になります。糖尿病性網膜症は失明の原因、糖尿病性腎障は人工透析の必要の可能性があります。

そして壊痕が発生するのが糖尿病性神経障害です。神経障害の場合は、末梢神経に血流がいかなくなり、最悪の場合切断となります。

(2)血糖値が低い状態を放置しておく危険性

低血糖の中で一番怖いのが、糖尿病の悪化で自律神経に影響を受けてしまっている場合、無自覚性低血糖になる危険性は高くあります。

低血糖に身体が慣れてしまい、不可解な行動や意識を失って倒れるなどという事もあります。本人は低血糖だという事に気が付いていないことが殆どです。

昏睡状態に陥ってしまう事もあるため、命の危険も考えられます。

5)血糖値改善にオススメの6つの食材

(1)キノコ類

シイタケ・舞茸・ナメコ・マッシュルーム等ざまざまですが、低カロリーで食物繊維が法でコレステロールを体外に排出してくれる作用があります。食物繊維には血糖値の上昇を抑える効果もあり、糖質の吸収が緩やかになります。

(2)海藻類

糖尿病に効果のある食材に昆布やワカメ、ヒジキなどの海藻類があります。海藻類にはビタミンやミネラル以外にも必要な食物繊維が含まれている事や、低エネルギーなのでダイエットにもおすすめです。

(3)野菜類

野菜は低エネルギーでビタミン・ミネラルが豊富です。低エネルギーなのでたくさん食べて満腹感を得ることが出来ます。

(4)トウモロコシ

トウモロコシもビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富です。胚芽部に良質なリノール酸が含まれるため、動脈硬化にも効果があります。

(5)玄米・発芽玄米、発芽米

お米を玄米に変えるという事はとても効果的です。パンでいうとライ麦パンにするのがお勧めです。食物繊維だけでなく、ビタミンなどの抗酸化作用のある成分が多く含まれており、糖代謝異常の発症に関与していると言われています。糖尿病や動脈硬化の予防にもなります。

(6)豆腐

大豆に含まれるたんぱく質は、血液中の脂肪分を低下させます。また血管に弾力やしなやかさを与え血管を強く丈夫にする働きがあります。

Women are cooking fresh fruit juice

6)血糖値を改善させるための3つの対処法

(1)食事療法

食べる量と食べる時間に気を付けます。1日3食規則正しい時間に摂取をするように心がけます。野菜類は1日300gを目安に、食品から取ることが理想的です。

食事として摂取する事が難しい場合にはミキサーなどでドリンクにして飲むというのも一つの方法です。また、血糖値の上昇が緩やかな食材(低GI値食)を選ぶとよいでしょう。

豆腐、玄米、レタス、枝豆、納豆、肉類、魚介類、サツマイモ、牛乳、ヨーグルト、ミカン、リンゴ、バナナ等です。

(2)運動療法

運動をする事により血糖のコントロールやインスリンの抵抗性、脂質の代謝の改善が得られます。

運動療法の目安としては、週に3回~7回を目標とし、時間は20分~60分程度、運動強度は“ややきつい”と感じるウォーキング等の有酸素運動をすることがお勧めです。

(3)薬物療法

食習慣や運動習慣を改善しても効果が表れないような場合には、食事療法や運動療法と並行して薬物療法を利用します。薬物療法には“経口血糖降下薬”と“インスリン注射”があります。

インスリン注射は膵臓からのインスリンが殆ど分泌されない場合に行われます。

7)血糖値改善を目的に相談できる4つの専門家

(1)高血糖改善

血糖値が高いかどうかという検査については、血液検査が行われます。その結果して血糖値が高いという事であれば専門の病院を受診したほうが良いでしょう。

その場合には、内分泌代謝内科、糖尿病内科、糖尿病科、糖尿病外来といった専門医を受診するのが良いでしょう。

(2)検査方法について

血糖が高いという場合に糖尿病の診断のために検査を行うのですが、血糖値測定のタイミングを3つに分けたものになります。

①随時血糖検査

食後からの時間を決めずに採取し、血糖値が200mg/dl以上である場合に糖尿病と診断されます。

②早朝空腹時血糖検査

検査当日の朝食を抜いた時の毛統治を測定するもので血糖値が126mg/dl以上で糖尿病型と診断されます。

③75gOGTT(75g経口ブドウ糖負荷試験)

検査当日の朝まで10時間以上絶食して空腹のまま採取し、血糖を測定します。次にブドウ糖75gを水に溶かしたものを飲み、ブドウ糖負荷後に30分・1時間・2時間後に採取し血糖値を測ります。

2時間経過で200mg/dl以上ある場合は糖尿病型と診断されます。






今回のまとめ

1)血糖値のそれぞれの基準値とは

2)血糖値が低い場合・高い場合の2つの症状とは

3)血糖値が低い場合・高い場合に考えられる5つの原因

4)血糖値が低い状態・高い状態を放っておく3つの危険性

5)血糖値改善にオススメの6つの食材とは

6)血糖値を改善させるための3つの対処法とは

7)血糖値改善を目的に相談できる4つの専門家とは

血糖値には適正な基準値というものが設定されています。高すぎても、低すぎても身体に負担がかかるのです。高血糖や低血糖にならないためにも規則正しい食生活や運動習慣をしておくことが大切です。