オフィスで疲れている男性

高血圧患者数は年々増え続ける一方です。その高血圧はどのような原因が具体的に起因しているのでしょうか。

今回は血圧が高い原因、症状、対処法、またどのような点に注意して予防をすれば良いのかなどお伝えをしていきます。






血圧が高い8つの原因!3つの改善点とは


1)血圧の正常値とは

あなたの血圧は果たして正常でしょうか。これは意外と答えるのが難しい問題です。なぜなら血圧は個人差があり、また人種によっても違ってきます。単純にこれこれの数値からとは決めつけにくいものなのです。

しかし公的な機関により決められた数値があり、それを上回ると高血圧とされます。WHO(世界保健機関)とISH(国際高血圧学会)が基準とした血圧の数値が一般的に使用されています。

(1)診察室での血圧測定

140/90Hg

(2)家庭での血圧測定

135/85Hg

これらの数値より高いと高血圧と判断されます。ただし高齢者の場合は、これよりも高めに設定されています。また糖尿病患者などはこれよりも低い数値に設定されています。

2)血圧が高い場合の症状

高血圧であった場合、どのような症状が出るのでしょうか。

(1)自覚症状がほとんど現れない

実は高血圧にはこれといった自覚症状が現れません。あえて挙げれば頭痛になりやすいというものがありますが、この頭痛の原因は高血圧にあるのではなく、ストレスや寝不足などから来るものです。

しかし逆にいえば、それが高血圧の恐ろしさなのです。自覚症状がないだけに医師の診断を受けることなく長い間放置してしまうことになってしまいやすいからです。

(2)高血圧そのものが問題ではなく習慣の問題

血圧が高い、という数値だけですぐに問題になるとは限らないのが問題なのです。例えば走った後すぐに血圧を測定したら鼓動が速まっているので高い血圧を示しますが、それは人体の正常な反応にすぎません。

このように人体は元々高血圧になった状態が想定されているので、高血圧そのものでは異変が出てこないのです。

ここで問題になるのは高血圧そのものではなく、高血圧になってからの「後」の方なのです。

3)血圧が高い2つの原因

高血圧は自覚症状がなく、測定しない限り判明することはほとんどありません。高血圧の原因とはなんでしょう。

実は高血圧の原因のその90%は不明なのです。高血圧はその原因により「一次高血圧」と「二次高血圧」に分けられます。

(1)一次高血圧

身体にこれといった異常が見られないのに高血圧だった場合、こちらに分類されます。高血圧の場合、90%がこちらに当たります。

(2)二次高血圧

腎臓病やホルモン異常など原因がわかっている場合はこちらに分類されます。高血圧は上述したように、自覚症状がなく痛みなどが発生するわけではありません。二次高血圧のように原因がわかっているならその病気を治療すれば血圧は戻ります。

原因不明の場合は、特に不都合がないように思われてきます。高血圧だけを問題にするならその通りでしょう。

ところが、高血圧の問題はそこではありません。高血圧の状態が長期間に続くと動脈硬化を引き起こします。高圧の血流に耐えるために血管の壁が厚くなり、血の流れる道が細くなってしまうのです。

高血圧の本当の恐ろしさは、この動脈硬化による合併症が起こりやすくなることです。脳や心臓などの箇所で動脈硬化が起これば、脳梗塞、脳出血、狭心症、心筋梗塞、腎障害などの命にかかわるような病の元になってしまうのです。

だからこそ高血圧は問題視されているのです。

Doctors and nurses discussing together

4)血圧が高い人に共通する8つの生活習慣

高血圧の原因の90%は不明です。こう書くと対処不能の恐ろしいもののように見えてきますが、実は高血圧になりやすい遺伝や生活習慣は判明しているのです。以下に挙げることに思い当たることはありませんでしょうか。

(1)食塩の摂り過ぎ

(2)加齢による血管の老化

(3)ストレス

(4)過労

(5)運動不足

(6)肥満

(7)遺伝

(8)なんらかの血圧が高くなる病気にかかっている

5)血圧を下げる為にオススメの5つの食事

高血圧を改善するための食事の条件はどのようなものでしょう。血圧と食事は密接な関係があるので特に注意が必要です。

(1)規則正しい食事習慣

(2)間食をしない

(3)毎食腹8分目を心がける

(4)塩分を控える(1日6g未満)

(5)血圧を下げる効果のあるものを食べる

まず大事にして欲しいのは、食事に神経を使い過ぎないように、ということです。

そうすると好きなものが食べられないストレスがたまってしまい、高血圧の原因になってしまいます。それより怖いのはストレスがたまった反動でバカ食いなどをしてしまうことです。これではせっかくの血圧を下げる努力が水の泡です。

食事の基本は塩分を少なくし、野菜類を多めに摂って栄養のバランスを良くすることです。

高血圧の原因を遠ざける効果のある野菜には下記の食品が挙げられます。

・にんにく

・オリーブオイル

・貝類

・ごぼう

・酢の物

などあります。積極的に食事に取り入れましょう。

しかしそれでも塩分の高いものやカロリーの高いものが食べたくなることもあるでしょう。そういう時は思い切って食べましょう。ただし、半分だけにするとかラーメンを食べてもスープは残すなど、摂取する量を調節するのです。

そうやって工夫し、高血圧に効果のある食事を続けましょう。食べたいものが食べたいというストレスも大敵になります。

Doctor woman near shopping cart with food.

6)血圧を下げる為にできる対処法

血圧測定の時、高血圧だった場合、なにか運動などの血圧が上がることをしていなかったか思い返してみましょう。

もしくは血圧が上がる薬の飲んでいたためという可能性もあります。血圧は日常生活の些細なことで上下します。夏と冬の季節の違いでも血圧は変わります。

血圧検査前にはできるだけ平静さを保ち、落ち着いた状態で検査を受けましょう。計り直せば、正常の範囲内ということになるかもしれません。

カリウムを飲めば血圧が下がりますが、そもそも高血圧というのは日頃の生活が原因となっているので一時的に血圧を下げたところで意味はありません。

しかしカリウムを多く含んだ野菜、ほうれん草、じゃがいも、わかめ、アボカドを日常的に食事に取り入れるのは体質改善のために大いに役立ちます。

7)日常生活から高血圧予防の3つのポイント

高血圧を避けるために、日常にできることには以下のものがあります。

(1)ウォーキングなどの有酸素運動

(2)一時的に力を込める無酸素運動は避ける

(3)塩分控えめの食生活を送る

ここで注意して欲しいのはくれぐれも適度な運動を行い、決して無理はしないということです。特に高血圧の方が無理な運動をすると高血圧が悪化してしまいます。

2日に1度の頻度で結構ですから自分の生活のリズムに合わせて、適切な運動を行いましょう。






今回のまとめ

1)高血圧かどうかは個人差が大きい

2)高血圧は合併症を引き起しやすい

3)高血圧の予防には塩分を控えめの食事にする

4)高血圧の予防には無理のない適度な運動が望ましい

高血圧そのものは恐ろしいものではありません。血圧はその人の置かれている環境によって簡単に上下するからです。しかし慢性的な高血圧になると動脈硬化を起こし、さまざまな恐ろしい合併症の原因となります。

高血圧と診断された方は今はなんの異常を感じなくても、高血圧の改善のための健康的な生活を送るようにしましょう。