タブレットを確認する女性の患者

疲れやすい、朝なかなか起きられない、原因は低血圧かもしれません。「高血圧」と聞くと、薬を飲んだり食生活に気をつけている人も多いでしょう。

では「低血圧」はどうでしょう。今回は、実は怖い「低血圧」の血圧が低い原因対処法をお伝えします。






血圧が低い3つの原因!対処の4つのツボ


1) 血圧の数値とは

血圧とは「血液が血管の中を流れるときに生じる圧力を数値で表したもの」です。

(1)低血圧症とは

低血圧症とは、日本では「収縮期血圧(最も高い血圧値)が100mmHg未満」を目安としている病院が多く、国際的な診断基準がありません。

(2)血圧は昼が高くて夜が低い

1日の中で血圧の変化を見てみると、朝起床前から活動に備えて上昇し始め、日中活動している時間帯では高くなり、夕方から夜に活動しなくなると下がり、睡眠中はさらに下がります。

一般に、活動が活発な昼間は高くなりますが、朝高い人もいれば夜高い人もいます。活動している間でも、運動やストレスなどによって高くなる場合もあります。

2)血圧が低い場合の5つの症状

(1) 全身の倦怠感

疲れやすく、朝なかなかおきられない、午前中は元気が出ないなどの症状がみられる。

(2) めまい・ふらつき・頭痛

日常的にこのような症状がみられる。

(3) 失神

一時的に目の前が暗くなる、気が遠くなりひどい時には失神してしまう。

(4) 食欲不振

食欲が出ない、吐き気がする他、下痢や便秘の症状がみられる。

(5) 肩こり

慢性的に肩こりがする、肩こりに伴う眼精疲労の症状がみられる。

3) 血圧が低い人に共通する3つの原因

(1) 体質

病気など特定の原因もなく、本人の体質による。遺伝である場合もある。

(2) 食生活の乱れ

無理なダイエットによる栄養不足や、味の濃いものばかり食べて偏りがある。

(3) ストレス

仕事のプレッシャーや人間関係によるストレスを受けている。

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4) 低血圧を放っておく3つのリスク

(1) 心疾患

低血圧を治療しないでおくと、若くして心不全・心臓発作・突発性心臓死などを起こすリスクが高くなります。

(2) 脳卒中

血圧が下がりすぎた場合、重力に逆らって血液を供給しなければならず体の一番高い位置にある脳に血液を送ることが難しくなります。

(3) 怪我

めまいや立ちくらみ、失神した場合に転倒して大怪我をおうリスクがあります。

5) 血圧を基準値に戻すために効果的な6つの食べ物

(1) タンパク質

タンパク質は血になるので肉類(牛肉・豚肉・鶏肉)、魚類(魚の丸干し・うなぎ・ぶり)、大豆食品(大豆製品全般・納豆・高野豆腐)などで良質のたんぱく質を摂ると良いです。

(2) 梅干し

低血圧の人は一般に疲れやすいので、塩分とクエン酸(疲労回復に効果がある)が多い梅干しを摂ると良いです。

(3) チェダーチーズ

チェダーチーズに含まれるチラミンという物質が血圧を上げてくれるので、症状の緩和に効果があります。

(4) お茶

カフェインが低血圧に良いとされているので、コーヒー・紅茶・日本茶を食後に摂ると良いです。

(5) にんにく

新陳代謝が活発になり疲労回復に効果があります。

(6) しょうが

身体を温めて血行を良くしたり、消化液の分泌を促して食欲増進に効果があります。

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6) 低血圧の改善におススメの4つのツボ

(1) 風池(ふうち)

血圧をコントロールする役割の自律神経の働きを促します。頭痛・肩こり・目の疲れなどに効果があります。

頭の後ろ、頭と首のつなぎ目のところにある大きなへこみの場所を親指で指圧します。5秒押してはなす、また5秒押してはなすを1分間くらい繰り返します。

低血圧の人の悩みの一つに冷えがあります。血行を良くして低血圧体質と手足の冷えを改善するツボを紹介します。

(2)合谷(ごうこく)

掌の親指と人差し指の間にあり、この2本の指の付け根の合わさるくぼみを刺激します。少し痛いと感じる程度で5秒押してはなすを5分くらい繰り返します。

(3)陽池(ようち)

手首にあるツボで、中指と薬指の間から手首に向かって真っすぐおろし、手首と交わるあたりのくぼみを刺激します。少し痛いと感じる程度で5秒押してはなすを5分くらい繰り返します。

(4) 足心(そくしん)

土踏まずの中央にあるツボです。ビール瓶で叩いて刺激します。お風呂上りなどに心地いい痛みを感じるくらいの強さで、ゆっくりと50回くらい叩きます。

7)血圧を基準値に戻す為にできる6つの対処法

(1) 規則正しい生活を送る

早寝早起きを心がけ、寝不足を避けましょう。朝起きたらカーテンを開けて朝の光を浴びるのも良いです。

(2) 規則正しい食事

1日3食、量は多くなくても良いので規則正しい食事の習慣をつけましょう。

(3) ストレスを溜めない

過労や無理なダイエットなどを避け、ストレスを溜めない生活を心がけましょう。

(4) アルコールを控える

できるだけ飲酒は控えましょう。

(5) 禁煙する

(6) ウォーキングする

足の血液の循環を良くするには、ふくらはぎの筋肉を鍛える運動が効果的です。早歩きをすると動悸や息切れを起こす人もいますので、無理をせずゆっくりと散歩のつもりで歩きましょう。

疲れすぎない程度に自分のできる範囲で歩きましょう。






今回のまとめ

1) 一般住民の1〜2%は低血圧である

2) 体に出ている症状の原因は、実は低血圧かもしれない

3) 低血圧は、体質や普段の生活習慣から起こる

4) 低血圧を放置していると重大な病気や怪我の引き金になる

5) 低血圧は食事で改善することができる

6) ツボ治療で血行促進すると低血圧改善に効果的

7) 規則正しい生活を送ることで低血圧は改善される