病気で熱を測る女性

血圧が低い症状は、高血圧と比べると重大な病気に繋がらない為、特に治療をしないと言う場合も多いです。低血圧の基準もそのため曖昧です。

ですが大切な健康のサインでもあります。今回は血圧が低い時に起こる症状対処方法をお伝えします。






血圧が低い4つの症状!5つの改善法とは


1)低血圧の数値・高血圧の数値

一口に低血圧、高血圧と言ってもそれぞれ違いがあります。以下に基準を解説していきます。

(1) 至適血圧

120mmhg未満 80mmhg未満

(2) 正常血圧

130mmhg未満 85mmhg未満

(3) 正常高値血圧

140mmhg未満 90mmhg未満

(4) 高血圧(軽症)

160mmhg未満 100mmhg未満

(5) 高血圧(中等症)

180mmhg未満 110mmhg未満

(6) 高血圧(重症)

180mmhg未満 110mmhg未満

2)低血圧の4つの種類とは

低血圧の基準は厳密に設けられていませんが、一般的に上の血圧が100mmhg未満だと低血圧と言われています。その低血圧にも、いくつかの種類があります。

(1) 本態性低血圧症

自覚症状はあるものの、低血圧である原因が特定出来ないものです。

(2) 二次性低血圧症

自律神経失調症、心臓や内分泌系疾患、降圧剤や精神薬の副作用によって引き起こされ、それが何らかの症状を伴うものです。

(3) 起立性低血圧症

自律神経の働きがうまくいかず、急に立ち上がった時や長時間立っている時などに低血圧の症状が起こるものです。

(4) 食事性低血圧症

食事をしている時に胃腸の逆流により、全身の血液循環が悪化することで低血圧を生じ何らかの症状を起こすものです。

3)低血圧の人の5つの症状

(1)頭痛がする

心臓から送りだす血液の循環が悪い、手足などから心臓に送り出す血液の循環の低下などによって脳への血流が低下し、頭痛が起きるという症状です。

(2)めまい・立ちくらみやふらつき

起立性低血圧の人によく起こる症状です。下半身にたまった血液が心臓に送り出す力が弱くなっている事が原因で脳に血液が回りにくくなりめまいや立ちくらみを起こします。

また血圧を調整する血圧調節中枢の遅れが原因となって立ちくらみやめまいを起こす事があります。

(3)朝起きるのが辛い

血液循環が悪くなり、身体全体に酸素不足の状態が起こります。

寝ている状態の時は血圧は低く、起きる時には上がりますが、低血圧の人は酸素不足の状態で起きる時に血圧が上昇しにくくなるため、朝起きるのが辛いという症状が起こります。

(4) 疲れやすい、身体がだるい

血液循環の低下によって、筋肉の酵素が不足しがちになります。

これによって熱やエネルギー作りの低下を起こし老廃物を体外に排出し辛くなるため、身体の疲れやだるさを起こしやすくなります。

(5) 貧血との違い

低血圧と貧血は身体の酵素の不足による症状が似ている為同じようにとらえられますが、原因に違いがあります。

貧血の人は血中のヘモグロビンが少なく、鉄分が不足している状態にあるため、低血圧とはまた違うのです。

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4)低血圧で起こり得る3つの病気

低血圧は高血圧症よりも危険視がされにくいですが、以下のような症状を起こす場合があります。

(1)様々な不快症状

本態性低血圧の場合は、原因がはっきりしないのに血圧が低い状態にある事を言います。

その為、頭痛やめまい、立ちくらみの他にも下痢や胃もたれ、吐き気や動悸、便秘など身体の不快症状が現れる事があります。

(2)自律神経失調症によるもの

起立性低血圧症の場合は、立ちくらみやめまいを起こしがちですが、下痢が酷く起きたり、急に立ち上がるなどした時に失神に至る場合もあります。

また、暑さに弱いという特徴もあります。自律神経失調症の根本的治療が必要です。

(3)二次性低血圧症の場合

何らかの病気が原因で起こる二次性低血圧症の場合、原因となる病気の治療が必要です。

病気により服用している薬によって副作用を起こすものです。

高血圧症の場合急激に血圧が低下すると心筋梗塞、うっ血性心不全を起こす可能性があり、慢性低血圧になる原因として、がんや白血病、肝硬変、結核などの重病が挙げられます。

5)低血圧になりやすい3つの生活習慣

(1)夜型の生活

低血圧の人には夜型の生活をしている場合が多いと言われています。夜更かしをしてしまい体内時計が狂う事で朝辛く、起きれなくなるといった症状が起こります。

なるべく早く起きるようにして、日の光を浴びるようにしましょう。

(2)食生活の乱れ

朝起き辛くなり、朝食を摂らずに出かけてしまうパターンも低血圧に陥りがちです。1日3食、ゆっくり食べるようにして、バランスの良い食事を心がけましょう。

(3)運動不足

低血圧の人は血圧が低い事を意識してか、運動不足になりがちです。ですが低血圧による不快症状を取り除く為にも軽めのウォーキングや体操から始めるのがよいでしょう。

6)低血圧の改善にオススメの3つの食材

それでは低血圧の為に日常生活をきたす場合、それを改善する食材にはどういうものがあるのでしょうか。

(1)タンパク質の多い食材

タンパク質は血液の元となるので多めに摂取するのが良いでしょう。主に鶏卵、魚介類、肉類や乳製品、豆類にはタンパク質が豊富です。

(2)塩分を多めにする

塩分の摂りすぎはかえって高血圧を招くのでいけませんが、低血圧で症状の酷い人はある程度塩分を意識して摂取することがおすすめです。

1日10g程度の摂取で普段と気にせず摂る事がよいでしょう。レモン汁や大根おろしなどを食品にかけると塩分の摂取効果に繋がります。

(3)滋養のある食品を摂る

玄米などの穀類、ニラやねぎ、ごぼう、もやしや小松菜、切り干し大根やにんじんなどの野菜類、ひじきなどは滋養のある食品です。

普段から取り入れると良いでしょう。

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7)低血圧の改善にオススメの3つの運動

低血圧症の場合は血液の循環作用が悪くなっているため、適度な運動が大切です。

(1)ウォーキング

身体に負担がかからないので一番オススメの方法です。

午前中が理想ですが、忙しいという人は夕方から夜になる時間にかけて、30分から1時間散歩を兼ねてウォーキングをしましょう。また昼間横になる事は避けましょう。

(2)スクワット

低血圧の場合下半身に血液が溜まり、心臓に送り返す事が出来なくなっているため、下半身の筋肉を動かす事は重要です。

立ってのスクワットは激しく、心拍数の上昇に繋がるため、仰向けになり太ももから直角に上げる動作を繰り返す、寝ながらのスクワットはオススメです。

(3)腹筋を鍛える

血液を心臓に送り返す循環を良くする為に、仰向けになって腹筋運動を毎日少しずつする事も効果があるのでオススメです。

8)低血圧を改善する5つのポイント

では低血圧による自覚症状を改善するために必要なポイントをまとめてみます。

(1)お酒・タバコを控える

血液の循環を悪くするばかりか、タバコは基礎代謝も悪くする為低血圧に繋がるので控えるようにしましょう。

(2)お風呂で浴槽にゆっくり浸かる

血行を良くし、基礎代謝を上げて低血圧の改善に繋がり、疲れや頭痛も取れる入浴はオススメです。夜寝る前にぬるめの温度で浸かると良いでしょう。

(3)適度な運動を心がける

運動不足は筋力が衰え、血液を送る血管の働きを低下させます。軽めのウォーキングやスクワットなどを毎日少しずつ行うのが良いでしょう。

(4)バランスの良い食事を心がける

1日3食摂るのはもちろん、タンパク質やミネラル、水分は十分に補給することが大切です。食事も決まった時間に正しく摂るようにしましょう。

(5)生活リズムを整える

夜、決まった時間に十分な休息として睡眠を取る事、昼間に寝たりすることを避けるのが大切です。

夜型の場合は朝方に切り替えるようにしましょう。






今回のまとめ

1)低血圧は自覚症状がある場合、改善が必要です。

2)低血圧の種類には4つあり、それぞれ症状の特徴があります。

3)夜型の生活を朝型に改善する事が低血圧症に有効です。

4)バランスの良い食事をするように心がけましょう。

5)適度な運動も低血圧症には有効です。