ソファに座って休んでいる女性

下半身の倦怠感というものを感じたことがある方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。倦怠感、いわゆるだるさになりますがどのような症状があり、どんなことが原因で症状が起こるかというや、病気の原因にはどんなものがあるかについてもみていきます。



下半身の倦怠感が続く?注意したい4大原因と対処方法とは


1)そもそも倦怠感とはなに?

簡潔に言えば心身の疲れによってだるく感じてしまうことです。十分な睡眠で回復が図れる場合には生理的な疲労であり、病的な疲労だとはいえませんが、十分な睡眠をとっているのにもかかわらず疲労が抜けないという場合や全身のだるさや倦怠感が長く続くときは、その背景に何らかの病気があるかもしれません。

2)症状をチェック!下半身の倦怠感の代表的な症状とは?

主な症状としては、下半身のだるさを感じたり、疲れやすくて痛みを感じたり、あしがむくんでしまうという症状になります。気をつけなければいけないのは症状が長く続くという事です。水分を取りすぎてしまった場合など、一時的に足がむくむという事はよくある事ですが、数日しても症状が改善しない場合や睡眠をとったのにもかかわらずむくみや疲労症状が抜けないという事は下肢静脈瘤の可能性もあります。

3)下半身の倦怠感の代表的な症状とは?症状への対処方法

(1)症状の傾向とは

下半身がだるかったり、むくんでしまたりという倦怠感の症状があらわれる可能性がある病気としては、下肢静脈瘤、肝機能異常症、心不全、腎不全といった病気が考えられます。特に下肢静脈瘤の場合には長年立ち仕事に就いていたり、肥満傾向、妊娠をしている女性に多く起こります。

(2)試せる処置とは

長時間立ちっぱなしや運動不足のせいで筋肉がうまく使われないために、下半身のふくらはぎの筋力が衰え、筋ポンプ作用(下肢の筋肉を使う事で心臓に血液を戻す作用)が衰えてしまうためです。解消をするための対処法としては、ふくらはぎを意識して足を動かす事や入浴後に足先から心臓方向に向かって軽くマッサージをしてあげるなどがあります。

4)病気の疑いも?病気かどうかのチェックと判断基準とは

下肢のむくみがどのくらい続くのかという事は一つの基準です。また、むくみの症状以外にどのような症状があるのかというのも病気のサインのひとつになります。原因がアルコールの摂取や水分の摂取のしすぎという事であれば、それ程長く下肢の倦怠感というのは続かないでしょう。しかし、別の病気が原因で足がむくんでいるような倦怠感がある場合にはむくみ症状や疲労症状以外にも症状が出ている可能性が高くありますので、医療機関を受診してみるのが良いでしょう。

5)病気かどうかのチェックと判断基準とは

(1)心身の状態

検査では異常がないのに症状が出るという場合には心身に負担がかかっていないかどうかをチェックします。心の疲れを放置しておくと身体が重くて鉛のようにだるいと感じてしまいます。十分な休息をとっても回復しない場合には病気の可能性もありますので、早めに医療機関を受診しましょう。

(2)食事内容

忙しいからといって毎日の食事がアンバランスになってしまうと疲労回復が出来ない場合がありあすので、食事内容に偏りがないか確かめましょう。とくにビタミンBの不足は倦怠感を引き起こしますので、ビタミンB群の不足がないかの確認やミネラルが豊富に含まれた食品の摂取などを積極的に行いましょう。

(3)感染症

インフルエンザなどの感染症や副鼻腔炎で倦怠感を起こすことがあります。その他に貧血や糖尿病、甲状腺低下症なども様々な病気とつながりますので、倦怠感以外にも体重減少や息切れ、発熱、不眠などその他の症状を伴う様であれば病気が潜んでいる可能性がありますので、医療機関を早めに受診する事をお勧めします。

Doctors who have medical records and doctors have a tablet

6)症状が続く場合は注意!可能性のある4種類の病気とは

(1)下肢静脈瘤

下肢に青筋の静脈が浮き出す病気です。心臓から送り出された血液は動脈を通って足先まで流れます。足で使われた血液は静脈を通って心臓に戻りますが、下肢静脈瘤の場合、一部の静脈で血液が足に逆流して戻ってしまいます。このために下肢では、むくむ・静脈が張っていたい・足がつる・足がだるい・足の湿疹が治らないなどの症状がでてきます。

(2)肝機能異常症

肝機能の症状の中では黄疸という皮膚や眼球が黄色くなる症状というものが出てきます。しかし、それ以外の症状としては疲労症状が出てきます。身体がだるいという症状、倦怠感や脱力感、微熱、過度の眠気、不眠といった症状も特徴でその他の症状としては食欲不振や吐き気、大樹減少、膨満感、肌荒れやシミが増えるという多岐にわたる症状がでますが肝臓そのものに痛みが現れにくく、気づきにくいというのは特徴になります。

(3)心不全

主な症状としては自覚症状から始まることが多く、動機や息切れ、呼吸困難やむくみといった症状が出てきます。初期症状としては坂道をあるいた時の息切れなどですが、進行が進むにつれて普通の道を歩いていても息切れや動悸の症状が出てきたリ、夜に息苦しさや咳が出て寝られなくなったり足にむくみが出たりします。

(4)腎不全

乏尿により尿が減少したり、そのために下腹部が張ることもあります。そんため、むくみが生じるほか食欲不振や全身の倦怠感といった症状も出てきます。尿検査では蛋白尿がでることもありますが、濁った尿が出るというのも特徴です。

7)専門家での検査を!症状が気になる場合へ試したい検査・治療方法

(1)検査方法

・静脈瘤

下肢の下垂による静脈瘤が立位でより著しくなるか、脚の挙上によって消えるという場合には一次性静脈瘤と考えられます。その他の検査方法としては、超音波法や静脈造営によって詳しい静脈瘤の部位と程度の診断があります。

・その他の疾患

問診やその他の所見について調べます。診察としては熱がないか、貧血の症状はないか、黄疸がないか、口内炎や潰瘍がないかなどをチェックして疾患があるのかないのかを調べます。

(2)治療方法

・静脈瘤

保存療法として、弾性ストッキングを利用して進行を予防したり、硬化療法として静脈瘤に薬を入れて固めてしまったり、手術により静脈を切除する方法があります。

・その他の疾患

疾患に応じた、対処方法が必要になりますので原因が何であるかを知ることで治療法がことなってきます。

8)生活習慣から改善を!下半身の倦怠感への予防習慣とは

(1)睡眠

心や身体にストレスがかかっていると、倦怠感を感じる事があります。身体や心にストレスを感じたら早めに寝るなどして良質の睡眠をとり回復を図るようにしましょう。

(2)栄養

栄養不足が倦怠感につながる可能性があります。ビタミンBの不足は疲労感を強くしますので、豚肉やレバー牛乳などを摂取するほかたんぱく質や炭水化物が不足している時も注意が必要になります。バランスの良い食事で疲労回復に努めましょう。



今回のまとめ

1)下半身の倦怠感が続く原因は4つ考えられる。

2)疲労回復につとめても回復しない場合には病気の可能性もある。

3)予防としては睡眠や栄養といった生活習慣が関係してくる。