喉をおさえている女性

異常に喉が乾く状況は様々な形で起こるでしょう。例えばスポーツで汗を乾いた時や緊張で唇や喉がカラカラになる、塩分を摂り過ぎるなど原因がはっきりしていれば対処もしやすいでしょうが、中には原因が定かでなく病気である可能性もあります。 



異常に喉が乾く原因って?要注意の5大原因と病気とは


1)異常に喉が乾くのはなぜ?症状の5大原因とは 

(1) スポーツ 

スポーツをして汗をかくと当然体内から水分が失われるので不足した水分を補おうと喉が乾きます。 

(2) 寝起き 

睡眠中に人はコップ2~4杯分の汗をかいているといいます。これは寒い暑いに関係なく起こっているといい寝起きの喉の乾きの原因となります。 

(3) 塩分/アルコールの摂取 

塩分やアルコールは摂取しすぎると体内から必要な水分を奪い脱水に近い喉の乾きを与えます。 

(4) 喉の炎症 

風邪やインフルエンザなどの病気により喉の腫れや痛みなど喉に炎症がおき熱を持ちます。その炎症を鎮めるために体内で水分を必要とするため喉が渇きます。 

(5)何らかの疾患の可能性

正しい水分補給をしても、喉の乾きが続くようであれば何かの病気・疾患の可能性が考えられます。下の項目、5)ので記しています。

2)正しい水分補給のポイントと注意点とは? 

(1) 性別・年齢別の1日の水分摂取量の目安とは 

私たちの身体は成人で60~65%、赤ちゃんに至っては75%が水で出来ているといいます。そして私たちの体から1日に出てしまう水分は最低でも2-3リットルだとされ、しかもこれはあくまで基礎代謝においてであり運動時の排出量はそれ以上だといいます。それでは1日に必要な水分はいったいどれ位なのかというと年齢や性別、基礎代謝などにより個人差があり一定ではありません。 

(年齢別必要量から目安を計算する方法) 

小児1歳 120~135ml×体重 

6歳 90~100ml×体重 

25歳~55歳   35ml×体重 

56歳~65歳   30ml×体重 

66歳以上   25ml×体重 

(2) 正しい水分補給のポイントとは 

喉が乾いたら飲むのは当然のことですが、それ以外にも水分補給のポイントがいくつかありますので下記にあげておきます。 

・朝の寝起き ・食間-小腹が空いた時 ・運動時 ・入浴前後 ・寝る前には特に水分補給が必要なタイミングとなります。

(3)水分補給の注意点とは 

水分補給は水分であれば何でもいいという訳ではありません。中には水分補給に適さない飲み物もあるので注意が必要です。 

・ビールやお酒などアルコール類 

・コーヒー、紅茶、緑茶などカフェインを含む飲料 

・ジュースやスポーツ飲料などの清涼飲料水 

※スポーツ飲料は運動時には適しますが普段の飲料としては糖分が高いので注意が必要です。 

3)試せる応急処置はあるの?症状への対処方法とは 

喉の乾きへの対処としては水分補給がもっとも適切な方法だといえます。しかし単に水分であればいいという訳ではなく出来れば純水が好ましいようです。またスポーツ時など場合によってはスポーツドリンクも適します。 

・水はコップ1杯ずつを時間を空けて何回も飲むようにしましょう。 

・寝起きには水分を多量に失っているので朝起きたら水を飲みましょう。 

・スポーツ時にはスポーツドリンクなどでの水分補給を心がけましょう。 

・入浴時や就寝前にも水を飲よう心がけましょう。 

※それでも喉の乾きが癒えないようであれば病院に行き診てもらいましょう。

診察中の医者 

4)これって病気?病気かどうかのチェック項目と判断基準とは 

下記の症状がみられる場合には病気の可能性もあるので病院に行き診察してもらうことをオススメします。 

喉に違和感や痛み ・咳や痰が酷い ・熱がある ・乾きが癒えない ・くしゃみ、鼻水 ・精神的に疲れている ・血圧が高い 

5)症状が続く場合は注意!考えられる4種類の病気とは 

(1) 喉に炎症を起こすような病気 

喉に炎症が起こると熱を持つために乾きが生じます。また炎症が起こるような病気の場合には体内も発熱する場合があるため余計に喉が乾きます。 

(以下=炎症、発熱がある主な病気) 

・風邪 ・インフルエンザ ・咽頭炎、上気道炎・気管支喘息 ・花粉症 ・扁桃腺炎・声帯ポリープ ・扁桃ポリープ ・副鼻腔炎・蓄膿症 ・咽頭がん ・ドライマウス 

(2) 糖尿病 

糖尿病になると血液中のブドウ糖濃度が高くなる高血糖の症状が起こりドロドロの血液を解消させようと身体が水分を求めるため喉に乾きが生じます。 

(3) シェーングレン症候群 

シェーングレン症候群は目や皮膚、口腔内や咽頭部、関節などの粘膜組織に強い炎症を起こします。口腔や気道粘膜に炎症を起こすことで風邪やインフルエンザのような強い喉の痛みと喉の渇きがでます。 

(4) 更年期障害/精神疾患 

ストレス障害,うつ病,不眠症など自律神経のバランスが崩れることで強い喉の渇きを覚えることが明らかにされています。 

6)治まらない場合は専門家へ!症状への検査・治療方法 

(1) 検査方法 

内科、耳鼻咽喉科、心療内科、精神科などを受診します。検査はレントゲン、CT、MRI、血液検査など症状に合わせて行われます。 

(2)治療方法 

・喉に炎症を起こす病気

風邪やインフルエンザによる炎症の場合には基本的には風邪やインフルエンザの回復と共に自然治癒します。しかし炎症が治らなかったり酷い場合には投薬や点滴による治療が行われます。またポリープや蓄膿症、咽頭がんにおいては手術が行われる場合もあります。 

・糖尿病

糖尿病の治療は主に食事療法、運動療法、薬物療法の3種類の方法を複合して行っていきます。生活習慣病である糖尿病に完治はありませんからそれぞれの治療法を駆使して上手に付き合っていかなければなりません。 

・シェーングレン症候群

シェーングレン症候群は原因や根本的な治療方が見つかっていない指定難病ですから治療法もドライマウスやドライアイなどそれぞれの症状に対する対処療法で症状を緩和させる程度しか行われないのが現状です。 

・更年期障害/精神疾患

心理療法、薬物療法、漢方、生活習慣の改善など様々な観点からの治療が行われていきます。 

7)生活習慣を改善しよう!異常に喉が乾く症状への予防習慣 

(1) 塩分を控える 

血液中の塩分濃度を脳が感知して喉の渇きを司令、伝達するので塩分の取りすぎは喉の渇きを強くする原因となります。 

(2) うがい・マスク 

特に冬の乾燥した時期には外出の際にマスクを着用したり、帰宅時にうがいをするなど喉を潤してあげることで喉の乾きや病気の予防にも繋がります。 

(3)アルコール・タバコを控える 

アルコールには利尿作用があるため摂取した水分以上に体外に排泄してしまう可能性があります。またタバコは喉を痛め炎症を起こしやすくなるのでアルコールやタバコは控えるようにしましょう。 

(4)ストレスを溜めない 

ストレスや緊張で喉に乾きが生じやすくなるので普段からストレスを溜め込まないような生活のサイクルを見つけましょう。 



今回のまとめ 

1)異常に喉が乾くのはなぜ?症状の4大原因とは 

2)正しい水分補給のポイントと注意点とは? 

3)試せる応急処置はあるの?痛みへの対処方法とは 

4)これって病気?病気かどうかのチェック項目と判断基準とは 

5)症状が続く場合は注意!考えられる4種類の病気とは 

6)治まらない場合は専門家へ!症状への検査・治療方法 

7)生活習慣を改善しよう!異常に喉が乾く症状への予防習慣