男性患者の診察をしている医者

5本の指の中でも一番使用することの多い指といってもいい人差し指。そんな人差し指のしびれが続くのはどんな原因があるのでしょうか。継続してしびれが続く場合は、何らかの疾患の可能性が考えられます。今回は人差し指のしびれが続く原因・症状を紹介します。



人差し指のしびれが続く?気になる3大原因と病気とは


1)人差し指のしびれの代表的な症状とは?

(1)ぴりぴりした痛み

人差し指に電気が走るようなぴりぴりとした痛みを感じる症状になります。人差し指だけでなく、手のひらや手首にもぴりぴりとした痛みを感じることがあります。

(2)手の指全体がしびれる

手の指4本または親指も含む5本ともにしびれることがあります。この場合でも特に人差し指に強くしびれを感じることも多くあります。

(3)寝起きにしびれる

朝目覚めてすぐや、ずっと同じ体勢をとっていたあとにしびれることがあります。多くの場合人差し指に強くしびれを感じているだけで他の指や手のひらにも症状が出ていることがあります。

2)どうしてしびれが?しびれから考えられる3大原因とは

(1)ストレス

過度のストレスを感じていると、体の中では血管が傷つきやすくなっている為、ちょっとしたことで傷ついてしまいます。そのため、体は常に緊張した状態になってしまい、体の中を血液や酸素が運ばれにくい状態になってしまいます。血液や酸素が体の先端部分は特に運ばれにくい場所なので、指などにはしびれなどの症状が出やすいとされています。

(2)肩こり

姿勢が悪かったり、慢性的に肩こりになっている人は指にしびれが出やすいと言われています。デスクワークやパソコンを使う仕事をしていると肩や背中への負担が蓄積されてしまいます。そのため、手につながる神経が圧迫されてしまい、指にしびれなどの症状が出やすくなります。

(3)血流が悪い

毎日湯船につかっていなかったり、慢性的に冷えを感じやすい人はしびれが出やすくなってしまいます。手足が冷えすぎて眠れなかったりする人は血流が悪くてしびれている可能性があります。血流が悪い場合はセルフケアでよくなったりするので、まずはセルフケアで対処してみてもいいでしょう。

3)試せる応急処置とは?しびれの症状への対処方法とは

(1)湯船につかる

筋肉が凝り固まっていたり、血の巡りが悪くなっていると、人差し指にしびれの症状が出る場合があります。ゆっくり湯船につかることで、体全体を温め、筋肉をやわらげ、血流を良くすることで、症状が改善されることがあります。

(2)セルフマッサージ

腕の神経を通って、肩が凝っている場合が多いです。肩を自分でしっかりとマッサージすることは難しいですが、腕や肩甲骨を回すだけでも効果があります。

(3)ストレスの緩和

日々生活しているとどうしてもストレスを感じてしまうのは仕方のないことです。あまりにもしびれがひどい場合は、一度有給を使って一日ゆっくりしてみるだけでも変わってきます。

4)これって病気なの?病気かどうかのチェックと判断基準とは

(1)腕をあげるとしびれる

腕をあげようとしたり、あげるとしびれを感じたり、しびれが強まる場合には病気の可能性があります。また、腕をあげると、しびれだけでなく、腕や手の色が悪くなってきたりもします。

(2)朝起きたときにしびれや痛みが強い

人差し指のしびれを感じると思っていたら、中指にもしびれを感じてきたという症状に加えて、しびれる時間帯が明け方が多い場合には、病気の可能性があります。親指から薬指までの指にしびれを感じる場合には病気の可能性が高いです。

(3)首を後ろに曲げるとしびれる

片方の指だけしびれが強く、首を後ろにまげるとしびれの症状が強まる場合には病気の可能性があります。しびれるだけでなく、痛みや力が入らないなどといった症状を伴うこともあります。

Stethoscope in hands

5)症状が続く場合は注意!可能性のある3種類の病気とは

(1)胸郭出口症候群

神経の通り道が狭くなってしまい、血管や神経を圧迫してしまうために、手指にしびれなどの症状を起こします。なで肩の女性に多いと言われる病気ですが、実際には男性でも多く見られます。人差し指のしびれだけでなく、肩こり、手の冷え、だるさなどの症状がみられ、ひどい場合には耳鳴りやふらつきなども見られます。

(2)手根管症候群

突発的におこる病気と言われており、原因が特定されていません。更年期や妊娠、出産の時期や更年期の女性に多く生じると言われています。症状としては親指から薬指まで4本の指にしびれなどの症状が出てしまう病気になっています。

(3)変形性頸椎症

頸椎が何らかの原因で変形してしまい、肩や首周辺に痛みがでたり、手足のしびれが出てしまう状態のことをいいます。主な原因は加齢と言われており、椎間板が変性すると異常な頸椎の動きをきたすためと言われています。進行してしまうと、歩行障害などを引き起こすため、気付いた時点で治療など適切な処置をしないといけません。

6)専門家での検査を!痛みが気になる場合へ試したい検査・治療方法

(1)検査方法

・MRI

指のしびれのほとんどが神経系のものからくるものですので、ほとんどの場合MRIなどでどこの部位で神経を圧迫しているかなどを特定する必要があります。MRIを行う前にX線検査をする医療機関も多いですが、最終的にはMRIでの検査が必要になることが多いです。撮影する範囲にもよりますが、費用は8,000円程度で20分~30分ですぐに結果がわかります。

・反射チェック

初期のしびれの場合、まずは感覚や指の動きなどをチェックすることでどういった病気の可能性があるかを見ていきます。人差し指のしびれだけの症状の場合は、まず反射チェックによる検査を行う医療機関がほとんどです。費用は1,000円程度でその場でどういった病気の可能性があるのか教えてもらうことができます。

(2)治療方法

・保存療法

初期の症状の場合、ほとんどが湿布などで痛みをやわらげる治療方法になります。神経を圧迫している箇所や、筋肉が弱っている箇所にテーピングなどをして、様子を見ていきます。数ヶ月に1回程度診察が必要になり、1ヶ月に2,000円~3,000円程度の費用が相場になります。また、ゆったりとした経過観察が必要な治療方法になるため、2ヶ月~3ヶ月ぐらいのスパンで少し改善される程度になるでしょう。

・ブロック注射

しびれの症状が強かったり、他の部位への痛みなどの症状が出ている場合など、症状がひどい場合に利用される治療方法になります。神経を圧迫している箇所に直接鎮痛剤を注射をすることで、血流を改善し、痛みをやわらげることができます。

効果的に痛みを緩和してくれますが、くせになってしまったり、あまり効かない人もいるので、よく医師と相談すると良いでしょう。費用は2,000円程度になり、ブロック注射自体は安静時間も併せて40分程度になりますが、副作用のような状態が2時間程度続く場合もあります。

7)生活習慣から改善を!人差し指のしびれへの予防習慣とは

(1)体を冷やさない

指先など体の先端部分のしびれは血流が悪く体が冷えていることが原因となっている場合が多くあります。喫煙習慣のある人は、タバコは血流を悪くする作用があるので、一度禁煙してみるのもいいかもしれません。また、湯船につかる習慣のない人は時間をみつけて湯船にゆったりとつかるのも効果的です。

(2)ストレッチをする

ストレッチをすることで、凝り固まった筋肉をのばしてくれますし、体の中の循環をよくしてくれます。特にお風呂上りにストレッチをすることで、より一層効果的になるので、まずお風呂上りに少しでもストレッチをしてみるといいでしょう。

(3)筋肉をつける

筋肉量が多いと体が冷えにくいと言われています。運動不足が気になる人は有酸素運動もいいですが、軽く筋トレをしてみることも効果的でしょう。



今回のまとめ

1)人差し指のしびれの代表的な症状とは?

2)どうしてしびれが?しびれから考えられる3大原因とは

3)試せる応急処置とは?しびれの症状への対処方法とは

4)これって病気なの?病気かどうかのチェックと判断基準とは

5)症状が続く場合は注意!可能性のある3種類の病気とは

6)専門家での検査を!痛みが気になる場合へ試したい検査・治療方法

7)生活習慣から改善を!人差し指のしびれへの予防習慣とは