頭をかかえる女性のドクター

突然、肺の痛みに襲われることや、息を吸うと肺が痛いなどということはないでしょうか。肺の痛みは軽度から重度まで様々な病気の原因にもつながり、比較的わかりやすい体の異変でもあります。

今回はその肺の痛みの原因・病気の可能性・対処方法をご紹介します。






肺の痛みの6大原因!5つの症状と対処方法


1) 肺の痛みの5つの代表的症状

(1)

空咳の回数が増えたり風邪の時のような重い音のした咳が長引くことがあります。咳をした際などに肺に痛みを生じることもあります。

(2) 痰がでる

咳と共に痰がでることがあります。痰が絡みやすくなったりと風邪に似たよう症状が続くことがあります。

(3) 背中の痛み

肺の痛みから背中の痛みなどの症状がでることがあります。肺が痛いのか背中が痛いのかわからない程の痛みに襲われることもあります。

(4) 発熱

微熱が続いたり、突然の高熱に襲われたりします。

(5) 息切れ

息が切れやすく呼吸がしずらいなどの症状が出ることがあります。少し歩いただけで息苦しくなったり、動いてなくても息苦しくなることがあります。

2) 肺の痛みの6大原因

(1) タバコ

酸素を取り込み二酸化炭素として出す肺にタバコを吸うことによって一酸化炭素という物質が取り込まれます。それにより肺に負担がかかります。そして肺がタバコの成分のニコチンやタールによって黒く汚れます。

(2) 精神的ストレス

精神的な負荷がかかることによって、肺の痛みが生じることがあります。

(3) 誤嚥

食べ物などが肺に入ることによって、肺の痛みを生じることがあります。嚥下障害の方などに多いです。

(4) 風邪の悪化

風邪が悪化することにより肺に痛みを生じることがあります。風邪だからと受診せず、市販薬で過ごしてる方に多い場合があります。

(5) 細菌感染

目には見えないですが、空気中にはたくさんの細菌がたくさん浮いています。免疫力が低下していたりするとその最近が肺に入り痛みを引き起こすことがあります。

(6) ウィルス感染

ウィルスに感染することにより肺の痛みを生じることがあります。

3) 肺の痛みの5つの対処法

(1) 風邪を悪化させない

風邪の症状が出たらすぐに近くの診療所などで診てもらうようにしましょう。自己判断で市販薬などで抑えたりするのはやめましょう。悪化し肺に痛みが生じたら危険な場合もあります。

(2) 保温

胸の部分に温シップを貼り様子を見みましょう。肺の痛みと骨の骨や筋肉の痛みなのかわからない場合など温めることによって痛みが軽減されます。息苦しさなどがでた場合は早急に受診しましょう。

(3) 安静

肺の痛みや息くるしさや息切れなどがでたら、少し上半身を起こした状態「30度~60度ファーラー位」で横になり安静にしましょう。仰向けで横になると気管が狭くなるため苦しさが増します。気をつけましょう。

(4) 携帯用酸素スプレー

肺の痛みにより、呼吸がしずらく息苦しい症状がでた場合など携帯用酸素スプレーなど使用して様子を見てみましょう。

なかなか普段持っている方はいないと思いますが、スポーツ選手などが使っているスプレー缶にマスクのようなものがついている物です。肺に酸素を送ってあげることにより肺の痛みが軽減されるでしょう。

(5) コーヒーを飲む

咳が続き肺に痛みを感じ呼吸がしずらくなってきた場合、コーヒーを飲んでみましょう。コーヒーには器官を広げる作用があるため、一時的ではありますが呼吸が楽になるでしょう。

Doctor talking to his female patient

4) 肺の痛みが続く場合に考えられる6種類の病気

(1) 喘息

気管支という肺とつながっている部分が狭くなり、肺に十分な酸素を送れなくなる病気です。咳や痰の症状がでたり、重度になれば呼吸困難で死亡する方もいる病気です。咳のしすぎなどで肺が痛くなることがあります。

(2) 肺気胸

肺に穴が開き、その穴から空気が漏れ肺が圧迫されることによって、呼吸をしても肺が膨らまない為息苦しさや胸の痛みを生じてしまう病気です。

(3) 肺炎

風邪の菌や細菌によって引き起こされる病気です。ウィルスや誤嚥によっても起きます。咳や痰、呼吸困難や肺の痛みなどの症状がでます。

(4) 結核

結核菌という細菌が体内に入り込み、感染して起こる病気です。咳や血痰など微熱が続いたり肺の痛みなどが症状としてあります。

昔は労咳と呼ばれていた死亡率の高い病気でしたが、今は医学の進歩などにより治療が可能な病気です。

(5) 肺血栓塞栓症

血管の中に血液の塊ができてしまい、その塊が肺の動脈へ飛び詰まってしまう病気です。呼吸困難や肺の痛みなど起こり、重度になるとショック状態を起こし死亡する危険な病気です。

(6) 肺がん

癌ですが、他の癌と違い転移もしやすく進行も早いといわれている生存率の低い病気です。咳や痰が長く続いたり肺の痛みなどが長く続きますので、早期発見の為受診をお勧めします。

5) 肺の痛みが気になる場合の5つの検査方法

(1) 聴診

小さい診療所でも行う検査です。聴診器という器具で、背中や胸などに当て呼吸音などを聴き取ります。息を吸った時や吐いた時の音で正常か異常かを聴き取り診断します。

(2) X線撮影

小さい診療所でも行う検査です。胸部レントゲンです。胸部レントゲンにて気管支や肺に異常はないか調べます。異常が見られる部分は白く影としてうつります。

気胸などの場合は黒く写ることがあります。微量ですが被ばくするため妊婦などは説明することをお勧めします。

(3) 胸部CT検査

胸部をCT検査し画像処理して異常などを調べる検査です。X線よりも細かく調べることができます。レントゲンと同じく、異常がある場合は白く写ります。

また造影剤など注入し検査することによって、血管なども調べることができます。微量ですが被ばくするため妊婦などは説明することをお勧めします。

(4) 肺シンチグラム

呼吸器内科や総合病院などで検査が行われます。呼吸機能や肺の血流障害などを調べる検査です。テクネシウムという製剤を注入し、正面、後ろ、斜めと撮影し画像処理した後に診断します。

血管が狭くなっていると注入した製剤が写らず、血流が悪い部分は薄い画像として異常が確認されます。薬物アレルギーの方などは事前に説明しましょう。

検査中なども気持ち悪くなったりなどしたら看護師などに言いましょう。

(5) 血液検査

小さい診療所でも可能です。血液検査などを行い、炎症反応がないかウィルス性のものかなど調べます。問診した後などに血液検査に移行します。

Doctor taking notes about patient

6) 肺の痛みが続く場合にすべき4つの治療方法

(1) 薬物療法

気管支拡張剤や抗生物質など、その症状に合わせ処方されます。用法容量を守り安静に過ごしましょう。何度か通院しますが、状態が安定してくれば医師の決断により通院しなくても大丈夫になるでしょう。

(2) 吸入

気管支拡張剤を入れた器具から出る白い煙を吸入することによって気管支を広げ呼吸を楽にする治療法です。喘息発作などがひどい場合などに行われます。

(3) 点滴

気管支拡張剤の点滴をすることにより、気管支を広げ呼吸を楽にする治療法です。また抗生剤なども点滴する場合などもあります。

(4) 手術

外科手術を行う場合があります。血栓などを取り除く手術などがあります。肺移植などの手術もありますが、提供者が見つからないとできない為待機時間が長くなります。

早期発見などの肺がんでは、片方の肺を摘出する術式や局部の腫瘍を除去する術式があります。

7) 肺の痛みへ未然にできる6つの予防ポイント

(1) タバコを控える

タバコは肺に大きなダメージを与え、肺疾患の原因になります。肺機能を低下させますので控えたり、禁煙外来などに足を運んでみましょう。

(2) 加湿

乾燥は、気管支や肺に悪影響な為気をつけましょう。部屋に加湿器を置くなどなどして湿度を一定に保ちましょう。

(3) 入浴

湯船につかるようにしましょう。半身浴などでも、湯気などが気管支や肺などに行きわたり呼吸が楽になるでしょう。

(4) 外出時にマスク

外出時や病院へ受診する時などにマスクを着用して出かけるようにしましょう。乾燥してる時期や花粉の時期、大気汚染などによっても、気管支や肺に影響がでますのでマスクを着用するようにしましょう。

(5) 在宅酸素

肺がんなどで、片方の肺を摘出した方などは在宅酸素にて生活を行います。医師や看護師、訪問看護など利用するなど相談し合い、酸素量などを調整してもらいながら日常生活を送りましょう。

(6) 有酸素運動

適度な有酸素運動などを行うことによって、肺が鍛えられることがあります。自分のペースに合わせ行うことが適切でしょう。






今回のまとめ

1) 肺の痛みの5つの代表的症状

2) 肺の痛みの6大原因

3) 肺の痛みの5つの対処法

4) 肺の痛みが続く場合に考えられる6種類の病気

5) 肺の痛みが気になる場合の5つの検査方法

6) 肺の痛みが続く場合にすべき4つの治療方法

7) 肺の痛みへ未然にできる6つの予防ポイント