レントゲン写真を確認する医者と患者

唾液腺が腫れる、唾液腺が腫れ、かつ痛みや熱感もある、見た目で明らかに唾液腺が腫れているのがわかり心配・・。そんな方は放置せず、はやめに病院受診した方が良いかもしれません。今回は唾液腺が腫れる症状・原因・対処法についてお伝えします。



唾液腺が腫れる3大原因!5種類の病気の可能性とは


1)唾液腺の腫れる症状の5つの種類と特徴

(1)唾液腺の腫れに加えて、痛みを生じている

(2)唾液腺の腫れと痛みに加えて、発熱がある

(3)唾液腺が腫れと併せて、口の中が強く乾燥している

(3)唾液腺が腫れて、唾液の量が少なくなっているように感じる

(4)唾液腺が口の中で目立つ程腫れていて、食べたり会話することに困難を感じる

2)唾液腺が腫れる3大原因

(1)口の中の強い乾燥

口の中の乾燥が強いと、唾液腺が腫れる原因となる場合があります。口の中の乾燥が強くて唾液腺が腫れると、その後病気を発症する場合があり、注意が必要です。

(2)過食の繰り返しと嘔吐の繰り返し

過食を繰り返す、過食とあわせて嘔吐も繰り返していると、唾液腺が過剰に刺激され、唾液腺が腫れる原因となる場合があります。

(3)病気

既に何か病気を発症して、唾液腺が腫れている可能性があります。病気によっては放置しておくと重症化し、生命の危機にさらされることもあります。

また唾液腺の腫れだと思っていたら、唾液腺の近くにあるリンパ節の腫れとまちがえてしまうこともあります。リンパ節の腫れは、これも重症化する病気の可能性があり注意が必要です。

3)唾液腺の腫れへの対処方法とは

(1)食べる事を控える

食べる事を控えることは、唾液腺の腫れの様々な原因への対処方法になります。食べる事を控えて、唾液腺を必要以上に刺激しないようにします。

(2)病院へ受診をする

唾液腺の腫れの原因をハッキリさせて適切に対処するためには、病院受診することが何よりの対処方法です。病気の発症が原因で

唾液腺が腫れていると、その病気によっては重症化する(すでに重症化している)場合もあるので早めの病院受診をお勧めします。

なお、症状によっては温めたり、反対に冷やしたり、下あごや首の周りにシップを貼る対処方法もありますが、原因がハッキリせずに自己判断で行うと症状がかえって悪化する場合があります。注意しましょう。

診察を受ける患者

4)症状が続く場合に考えられる5種類の病気

(1)細菌性唾液腺炎

口の中に常在する細菌が、唾液腺の中に入り炎症を引き起こす病気です。唾液腺の腫れに加えて痛みを感じたり、唾液の量が低下する場合があります。唾液腺から膿が出る場合もあります。痛みを発症する病気です。

(2)ウイルス性唾液腺炎

細菌とは違ったウィルスが、唾液腺の中に入り炎症を引き起こす病気です。代表的なものは流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)です。唾液腺の腫れ、痛み、発熱などが症状として出ます。

(3)唾石症

唾液腺の中に固まり(石)ができる病気です。唾液腺の腫れに加えて痛みをともないます。固まり(石)の大きさは1ミリにも満たない小さなものから、1センチを超える大きなものまで

差があります。原因は、唾液腺そのものや導管の炎症、唾液の量の減少、唾液の性質の変化などによるものと考えられています。

(4)シェーグレン症候群

口の中の乾燥を主な症状としながら、合併症としてリウマチ性関節炎、進行性全身性硬化症、多発性筋炎などの全身に影響する病気を発症すると言われています。

唾液腺が萎縮してしまい、唾液の量が低下し、食事摂取や味覚に障害を生じたり、会話に障害を生じたりします。

(5)唾液腺腫瘍

良性のものと悪性のものがあり、悪性のものはガンです。唾液腺の部位も細かく分かれており、悪性腫瘍ができる場所(部位)によって病名が細かく分かれます。

5)気になる場合にすべき検査方法とは

診療科目の選び方は、唾液腺の腫れ方にもよりますが、腫れが小さいようなら初診は内科でもかまわないでしょう。

腫れが大きいようなら口腔外科を選択すると良いでしょう。ただし、口腔外科を設けてる病院は少ないので近所にかかりつけの内科系クリニックがある方は、一旦かかりつけ医を受診し、かかりつけ医に専門的な病院を紹介してもらうのも有効です(紹介状が発行されると思われます)。

(1)血液検査

唾液腺の腫れの原因は、血液検査でしぼりこむことができます。血液検査の炎症反応を示す項目など、特定の項目の数値の高低で、唾液腺の腫れの原因をしぼりこみます。

(2)造影剤を用いたレントゲン(X線)撮影検査

唾液腺の管より造影剤を入れて、唾液腺や管がレントゲン(X線)で撮影できる状態にします。唾石症や唾液腺腫瘍が疑われる場合に用いられる場合があります。

empty nurses station

6)気になる場合にすべき治療方法とは

(1)薬物療法

内服薬や外用薬を用いて、唾液腺の腫れの軽減を図る治療方法です。唾液腺の原因がハッキリすれば、医師は原因に見合う薬を処方します。病状によっては注射や点滴が用いられる場合もあります。

(2)手術

唾液腺の腫れの状態が重症な場合、手術する場合があります。手術にともなう入院期間や費用は、その病状によっても違います。医師の説明をよく聞き、疑問や手術で起こる可能性のあるリスクなどを確認しておくようにしましょう。

7)唾液腺が腫れへの3つの予防ポイント

(1)過食しない

唾液腺の腫れの原因にもよりますが、過食は唾液腺に負担をかけ、さらに過食の繰り返しや嘔吐をともなうと唾液腺にますます負担をかけます。過食しないことは唾液腺の腫れへの予防ポイントと言えます。

(2)休養を十分に取る

休養を十分に取り、抵抗力をつけて、唾液腺が細菌やウィルスに感染しにくい健康状態をつくることは唾液腺の腫れへの予防ポイントと言えます。

(3)バランスの良い食事を心がける

バランスの良い食事を心がけることで、唾液腺への負担を少なくすることができます。またバランスの良い食事は、身体の抵抗力を高めることにも結びつきます。唾液腺の腫れへの予防ポイントと言えます。



今回のまとめ

1)唾液腺の腫れる症状の5つの種類と特徴

2)唾液腺が腫れる3大原因

3)唾液腺の腫れへの対処方法とは

4)症状が続く場合に考えられる5種類の病気

5)気になる場合にすべき検査方法とは

6)気になる場合にすべき治療方法とは

7)唾液腺が腫れへの3つの予防ポイント