足の指を抑えている女性

怪我をしたわけでもないのに、足の小指がしびれている。実は意外と足の小指の症状が出る人は多くいます。足の痺れは腰の不調や神経痛から、脳の障害まで様々な原因が考えられます。症状をしっかりと見極めたいものですね。今回はそんな小指のしびれについてご紹介します。



足の小指がしびれて痛い?気になる4つの病気と対処方法


1)症状の解説!足の小指のしびれ3つの種類と特徴の違い

(1)ジーンと痛む

何もしていないのにジーンと痛む場合があります。正座後のようなしびれがあり、寝ていても起きてしまう場合があるようです。

(2)感覚がなくなる

触感や温感がなくなってしまいます。触られたり、お湯、水などの感覚がなくなります。

(3)力が入らない

たとえば電車に乗っていてふらついた時に、足の指に力を入れたりしますよね。そんな具合に力を入れようとしても力が入らなくなってしまいます。

2)なぜしびれるの?足の小指がしびれる3大原因とは

(1)腰の疲労

この後にも紹介しますが、足の指と腰は深く関係していて、手足の先端は末梢神経が反応しやすいため、身体の不調を表すサインでもあります。足の小指がしびれる場合は頸椎椎間板ヘルニアなども疑われます。腰の疲労は下半身に症状が出る為、手足の先端である足の小指にしびれなどの症状が出ることもあるようです。

(2)神経の圧迫

長時間足の神経を圧迫すると、足の先端が麻痺してしまうと言われています。女性であればヒールなどを履く機会が多い為、重心が前に移り足の甲の部分が圧迫されるため、麻痺してしまうと考えられています。

(3)ホルモンバランスの乱れ

ホルモンバランスが乱れると足の小指がしびれてしまうと言われています。更年期、過剰なダイエット、過度のストレスなどによりホルモンバランスが乱れてしまいます。

Men are undergoing medical examination

3)応急処置を試そう!しびれる症状への対処方法

(1)姿勢を正して安静に

腰の疲労だけでなく、骨盤のズレやゆがみも足の小指のしびれの原因と言われています。座りっぱなし、立ちっぱなし、重労働などの職場環境の人は、まず自分の姿勢を正してみると症状が改善される場合があります。長時間意識するのは難しいかもしれませんが、背筋を正して腹筋に力を入れる姿勢を意識してみましょう。

(2)食生活を見直す

ビタミンB1やB2は血行促進の効果があるため、足の小指のしびれを改善してくれることがあります。豚肉、きな粉、大根、鶏卵、焼きのり、ごまなどがあり、どれも手軽に食べれる食材ばかりなので、少々の痛みであれば、積極的に摂ってみて改善されるか見てみましょう。

(3)ヒールをやめる

毎日ヒールを履いている人はヒールを少しやめてみるだけでも改善されることがあります。仕事でヒールが絶対必要な人は、ウェッジソールのようなものや、会社にヒールを置いておいて通勤時はぺたんこ靴を着用するといいでしょう。また、立ち仕事の人はインソールなどで重心を一定にしてあげるのも効果的です。足の小指の症状は軽視されがちですが、症状が続く場合重大な疾患が隠れている場合もあります。大丈夫と自己判断せず、続くようであれば医療機関の受診をおすすめします。

4)症状が続く場合に・・!考えられる4種類の病気とは

(1)腰椎椎間板ヘルニア

最近ではよく耳にするようになった椎間板ヘルニア。椎間板は背骨の間と間をクッションする役割があります。その椎間板が何らかの原因で外に出てしまった状態を椎間板ヘルニアと呼びます。背骨は32~34の小さな骨で成り立っていて、その間に椎間板が一つずつ存在しています。腰椎は腰の部分にある5個の骨のことをいい、その間にある椎間板が飛び出してくる病気です。そのため、下半身に症状が起こり、そのなかの一つとして足のしびれがあると考えられています。

(2)痛風

尿酸が身体の中にたまり、それが結晶になり、関節炎を伴う症状がでる病気です。足の小指のしびれが痛風の初期症状という場合もあります。痛風は尿酸値の高い人が発症しやすいとされていて、血液検査などで尿酸が高いと言われたことがあれば要注意です。足の小指のしびれだけでなく関節も痛む場合は痛風を疑ってもいいでしょう。

(3)糖尿病

糖尿病は血糖値(血液中のグルコース濃度)が病的に高い状態をさします。糖尿病になると様々な症状が出るとされていて、そのなかに神経障害というものがあります。自覚症状のない人もいますが、ソルビトールという物質が大量に生成されることが原因といわれています。

(4)モートン病

足の裏のしびれ、疼痛などの神経症状がでます。これは中腰での作業、ハイヒールの常用で趾の付け根の関節でつま先立ちをすることにより神経が連結する靱帯と地面の間で圧迫されて生じる神経障害です。中年以降の女性に多く発症されると言われています。

5)専門家での検査を!しびれが気になる場合に試したい検査方法

(1)尿検査

尿検査をすると尿糖などの値で糖尿病でないかどうかがわかります。すぐにわかる為、足の小指のしびれを訴えると、まずは尿検査と血液検査を行う医療機関がほとんどでしょう。費用は100円程度になります。

(2)血液検査

痛風や糖尿病が疑われる場合、血液検査によってどちらかの病気の可能性があるかどうかがわかります。また、痛風や糖尿病が疑われる場合、空腹時検査を行うことをおすすめします。食後であると、中性脂肪などの値が高くなってしまう為、正常の値がわからない場合があります。2週間程度と言われるところがほとんどですが、急の場合はもう少し早くわかる場合もあるようです。費用は3,000円程度になります。

(3)レントゲン検査

X線での撮影により、腰椎や足指の骨などに異常がないかどうかを確認します。ただし、レントゲン検査のみでは椎間板は写らない為、椎間板ヘルニアかどうかを判断するのは難しいといわれています。疑われる場合は詳細なMRIでの検査などが必要になります。すぐにわかりますし、費用は3,000円~4,000円程度になります。

Male medicine doctor hand holding stethoscope head

6)病気の場合には?専門家で行われる可能性のある治療方法

(1)食事療法

痛風や糖尿病の場合には、まず食生活の見直しを指摘されるでしょう。医師の指導のもとであれば、厳しい制限がかかるでしょうが、地道な努力が必要となってきます。1ヶ月に1回の診察、検査が必要となり、長期間かかることになります。症状がひどい場合にはインスリン療法などもありますが、まずは食事療法からが多いようです。1ヶ月に1回の診察で費用は3,000円程度になります。

(2)ブロック注射

椎間板ヘルニアと診断された場合、痛みがひどい時には神経やその周辺に局所麻酔を注入して炎症をおさえて痛みをなくす治療方法があります。ブロック注射を行うのは椎間板ヘルニアに効果的と言われている消炎鎮痛剤などが効果が薄い場合に限られています。椎間板ヘルニアの治療法はさまざまな種類が出てきており、また、手術をしなくても80~85%の人は自然に軽快すると言われています。できるだけ身体に負担のない方法で治療を行うのがいいでしょう。注射する場所にもよりますが、費用は5,000円程度になります。

(3)外科手術

椎間板ヘルニアでブロック注射が効果ない場合、手術を勧められることが多いようです。神経を圧迫しているヘルニアを切除、摘出します。ただし、手術をしたとしても一定の割合で再発してしまうとも言われています。入院も合わせると費用はおよそ30万円程度になります。

7)生活習慣から予防を!足の小指のしびれへの3つの予防習慣

(1)姿勢を意識する

最近では若い世代でもヘルニアになりやすいと言われており、姿勢の悪さが影響していると考えられています。姿勢を意識しているといつのまにか無意識で良い姿勢を保つことができるようになります。常に意識するのは大変ですが気付いた時に姿勢を正すだけでも効果があります。腹筋に力をいれ、背筋をピンと伸ばすように心がけてみましょう。

(2)食生活を見直す

食生活が乱れるとホルモンバランスだけでなく、血液の濃度などが変化したりしてしまいます。食生活は足の小指のしびれだけでなく、他の病気につながる可能性が高くなってしまいます。食生活に自信がない人は、一度自分の食生活を見直してみると良いでしょう。

(3)適度に運動する

適度な運動はストレス解消や筋肉減退にも効果があります。ジョギングをしなくても、朝のウォーキングをするだけで全然違ってきます。自分のできる無理のない範囲でちょっとした運動習慣を身に着けると良いでしょう。



今回のまとめ

1)症状の解説!足の小指のしびれ3つの種類と特徴の違い

2)なぜしびれるの?足の小指がしびれる3大原因とは

3)応急処置を試そう!しびれる症状への対処方法

4)症状が続く場合に・・!考えられる4種類の病気とは

5)専門家での検査を!しびれが気になる場合への検査方法

6)病気の場合には?専門家で行われる可能性のある治療方法

7)生活習慣から予防を!足の小指のしびれへの3つの予防習慣