足の診察を行う医者

「足の甲が痛い!」足をひねったとかぶつけたとか、明確な理由がある場合はともかくとして、原因が分からないのに足の甲が痛む場合には、思っても見なかった病気が潜んでいる可能性があります。今回は足の甲の痛みの原因・病気の可能性・対処方法・治療法をお伝えします。



この足の甲の痛みはなに?考えられる5大原因と対処方法


1)どんな痛み方が?足の甲の痛みの代表的な症状とは 

(1)ズキズキと痛む 

怪我や骨折が一般的ですが、病気による場合もあります。筋肉痛によるものの場合は2,3日で収まってきます。骨折の場合は骨がくっつくまでに2週間ほどかかります。 

(2)ピリピリと痛む 

虫さされや皮膚炎、植物にかぶれた場合などに起こります。 

(3)動かすと痛い 

やはり怪我や骨折が一般的ですが、病気による場合もあります。筋肉痛によるものの場合は2,3日で収まってきます。骨折の場合はリハビリも含めて1~2ヶ月かかることが多いです。 

(4)何もしていなくても痛い 

特に病気や皮膚疾患の場合に多く見られます。炎症を伴って腫れているような場合に見られます。 

2)なぜ痛むの?足の甲の痛みの5大原因 

(1)骨折 

足の中足骨を骨折するケースが多いです。特に第5中足骨(小指側の甲の骨)が一番折れやすく、「ゲタ骨折」などといったりします。 

(2)打撲 

上から落としたりした際に痛めます。骨折を伴わなければ、痛み自体は強くても比較的治るのは早いです。 

(3)捻挫 

足の甲にもショパール関節、リスフラン関節があり、外力が強く加わることによって靭帯や腱、筋肉を損傷します。 

(4)尿酸 

痛風の起きる時には、尿酸の結晶が患部にたまり、激甚な痛みを生じます。痛いなと思い始めてから24時間以内にピークを迎えることが多いです。 

(5)皮膚炎 

虫さされや植物によるかぶれ、皮膚炎やアレルギーなどで起こります。 

3)試せる処置はある?痛みへの対処方法とは 

(1)冷やす 

運動中に捻挫した時や、明らかな原因が分かっていて、ズキズキと脈打つように痛む場合はアイシングをします。通常は1,2日で温める治療に切り替えていきます。  

(2)圧迫 

痛みが出ている部分を包帯やサポーターで圧迫することで痛みを軽減することができます。 

(3)固定 

動かすと痛い場合で、固定すると楽なようであれば、包帯などを用いて固定します。 

(4)湿布 

炎症を起こして腫れに伴う痛みがあるような場合には、湿布で応急処置します。 

(5)水分をたくさん摂る 

痛風による発作の場合には水分を大量に摂取して、排尿を促します。 

※上に示した方法はいずれも「対処療法」なので、速やかに専門の機関を受診し、適切な治療を受けるようにしてください。 

Doctors have a discussion

4)治まらない場合は注意!痛みが続く場合に考えられる4種類の病気  

(1)通風 

足の甲の痛みで一番疑われる病気が痛風です。体内の尿酸値が上がると、結晶化した尿酸が患部に集まってきて、強烈な痛みを引き起こします。足の甲や親指の付け根に出ることが多いですが、膝の関節や足関節など、関節であればどこにでも出ます。また、アキレス腱に出るケースも見られます。 

(2)疲労骨折 

マラソンランナーなどに特に多いのがこの症状。継続的に負荷が掛かり続けることにより折れてしまう場合です。第2~第3中足骨によく見られます。 

(3)腱鞘炎 

運動や、足に合わない靴を長時間履いたりすることで起こります。足の甲全体に痛みが出ることが多いです。 

(4)皮膚炎 

足の甲の皮膚に炎症を起こすことで痛みやかゆみを生じます。 

5)気になる場合は専門家へ!試したい検査方法とは 

(1)超音波 

エコーといわれるもので、怪我をしている場所を特定します。整骨院などで見てもらえます。初診の場合、3割負担で1,000円前後のところが多いようです。 

(2)レントゲン 

骨折やヒビが入っていないかを検査します。整形外科で診てもらいます。初診の場合、3割負担で1,000円前後のところが多いようです。 

(3)血液検査 

痛風が疑われる場合には、血液検査で尿酸値や白血球の数値を調べます。痛風の場合は内科、皮膚炎の場合は皮膚科で診てもらいます。初診の場合で治療費とあわせて5,000円ほどかかるところが多いようです。 

Male medicine doctor hand holding stethoscope head

6)どんな治療が行われる?行われる可能性のある治療方法 

(1)投薬治療 

痛風や皮膚炎の場合は薬物療法を行ないます。期間や費用は治るまでにかかる日数によりまちまちです。痛風の場合は内科、皮膚炎の場合は皮膚科に行きます。  

(2)RICE 

R(est:休息)I(ce:冷やす)C(ompression:圧迫)E(levation:挙上)というのが整形外科や整骨院での代表的な治療法です。患部を冷やして心臓より上の位置におき、包帯やテーピング、サポーターなどで圧迫した後に、体を休めるという考え方です。初診の場合、3割負担で1,000円少々のところが多いようです。 

7)日常生活から整えよう!足の甲の痛みへの予防ポイント 

(1)休息 

特に部活動をしている児童に多いのが、痛みがなくなるとすぐに運動を再開してしまうことです。痛みがなくなった=完治ではないので、お医者さんの決めた期日まではしっかりと治療を続けることが大事です。 

(2)食習慣 

痛風の場合、食習慣が大きく影響します。アルコールや脂肪分の多い食事を控え、普段から水分をたくさん摂ることが大事です。 

(3)睡眠 

体を回復させるのに、睡眠に勝る休息はありません。しっかりと睡眠することで、怪我や不調が治るのに要する時間を短縮できます。 



今回のまとめ 

1)どんな痛み方が?足の甲の痛みの代表的な症状とは

2)なぜ痛むの?足の甲の痛みの5大原因

3)試せる処置はある?痛みへの対処方法とは

4)治まらない場合は注意!痛みが続く場合に考えられる4種類の病気

5)気になる場合は専門家へ!試したい検査方法とは

6)どんな治療が行われる?行われる可能性のある治療方法 

7)日常生活から整えよう!足の甲の痛みへの予防ポイント